アーユルヴェーダやヨガは、必要です。
現代社会で頑張る人、
仕事で忙しくしている人、
乱れやすかったり、慢性的な不調を抱える人。
今よりもフィーリングを良くしていきたい
と思う人にとってとても有益な糧になります。
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一方で、アーユルヴェーダもヨガも
「 要らない人 」も居ます。
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ヨガもアーユルヴェーダもなしに健康を維持し、
幸せな人がいます。
なぜでしょう?
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その人は、
ヨガマットに何時間も立ち続けなくとも、
アーユルヴェーダのスパイスを何百と暗記しなくとも、
人生の毎瞬で「 経験 」を積み、
「 愛情 」を養って生きているようです。
感謝の念とともに自分への過信がなく、
それでいて信頼を自分自身と築いているので、
五感を誤って用いることも、
ラジャスやタマスにいちいち振り回されることもありません。
( たまにはあるんだろうけれど、自然と修正される )
心の声、直観力が研ぎ澄まされているので
日常の中で「 サットヴァ 」を実践して生きています。
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それでも
私たち人間はとても微細な生き物で、
日々あらゆる環境からの影響を受けて生きています。
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時代 – 人生は常に変わり目にあり、
早くいて、不規則でもあります。
そんな中で私たちにとって
体と心の結びつきについて
〝 気づきにくくなる 〟場面が往々にしてあります。
生きるための智慧を養い、
安易に “ 繋がり合える ”よう
ゆるぎない土台を築き上げるために、
アーユルヴェーダやヨガの実践が大いに役に立つのです。
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「 アーユルヴェーダもヨガも要らない人 」
アーユルヴェーダやヨガを実践する人の多くの終着点は、ここではないでしょうか。
そうして新たに、
自分の人生の「 始点 」に立つわけです。
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アーユルヴェーダやヨガをすると
アーユルヴェーダもヨガも要らなくなる
皆さんはなぜアーユルヴェーダやヨガを実践しますか?
健康には「 美 」という側面がありますが
それだけではないですね。
幸福感にもまたそのような側面をみることがありますが、
“ それだけ ” ではないのです。
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アーユルヴェーダやヨガの実践を続けると、
それらはやがて要らなくなります。
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ヨガは心の制御 – コントロール – 統制であり、
アーユルヴェーダは日常を生きるうえでの知恵です。
初めのうちそれは “ 習い事 ” として
修得されるかもしれませんが、
やがて日常の一部として溶け込みます。
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それに要する時間・手立てはその人次第だからこそ、
「 皆それぞれ違う 」のです。
体 ( 自分自身 ) にすっぽり入るという仕組みを一度知ると、それは日常生活のなかで活きていきます。
その知恵を有すことで、その人 ( その身体や心 ) は、立っているとき、座っているときにも、“ 原則 ”につき従うようになります。
ヨガは、アサナのために何時間もマットへ立ち続けなさいとはいいません。
自然の原理原則を理解すると、
いつ – どこで – 自分をどのように扱うと良いかが分かるようになります。
これがヨガそのものでもあり、
アーユルヴェーダにも通ずるものがあります。
生活全体、人生全体が〝 調理 〟となり、
何をどのくらいブレンドしたら
〝 美味しく仕上がるか 〟が直感的に分かるようになります。
アーユルヴェーダをマスターするために
何時間もキッチンに立たなければならない、ということでもないということ。
むしろ、本質的な実践があれば
その時間自体はとても短縮されるかもしれません。
何百種ものスパイスを暗記することや、
必ずしも厳格なヴィーガンになることもないのです。
そんな生きた「 実践 」は、
日常生活でその人自身の知恵となり、
健やかさと幸福感を当然に飛躍させます。・
アーユルヴェーダやヨガを通して ( 健康や至福を追い求めて )
今、もし自分が深刻になりすぎているなと感じるなら、
またはかえって混乱を感じるとき、
それは「 タパス ( 燃やす ) 」の過程であり、前段階だということです。
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私たちは皆、
変容の途中でそのような事が当然に起こります。
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アーユルヴェーダとヨガの匠マイラは
「 変化のときはとっ散らかるもの
けれど他からは大して気づかないものです 」
といいました。
私たちは根本からの変化を恐れつつ、
ヨガやアーユルヴェーダの実践
= 健康や幸せ〝 だけ 〟がそこに在ると思いがちです。
確かにそれらの実践はサットヴァに根差していますが、
同時に「 タパス 」の行いでもあります。
古くからの自分を洗い出したり、
新しい進路方向を改めて見つめ直す機会にもなります。
執着や切望を捨てて、
全容的に生きていくための基盤をつくるのです。
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決意をもって、覚悟する、委ねること
自分自身から逃げずに
何があってもしっかり受け止めて、
さらに踏み込んでいくだけの勇気やオープンマインドがあれば、
私たち自身に健康や幸福は沁み込みます。
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i