未消化物・アーマを生む 11 の習慣

今の気分から原因と結果をつないでください

アーユルヴェーダでのプラクティス時、匠マイラは云いました23561672_849886795180058_6134943093807939420_n

プラクティス終盤では

健康や幸福の実践において
あなたたちはそれを可能にする力がある

けれど、
古い考えやしきたり、習慣あると それは難しい

そうも云いました

新しいことシにフトしていく過程では
同時に古い事柄への受容と解放をも経験する必要があるのです



様々な不調と病気の素となる
「アーマ」ama

身体に入った食べ物等が 正常に消化されず体内で残った場合、その未消化物をアーユルヴェーダでは「アーマ」といいます

古典には
アグニが正常に働かないとアーマ(未消化物, 毒素)が生成され、排泄に異変が起きる。
アーマは粘着性が強く、体内のスロータス(経路、通路)を閉塞させて病気を引き起こす

とあります

一般的には、アーマの蓄積によって浮腫みや良質でない脂肪の形成、血液中の濁り、
便秘や下痢などが起こります

アーマは 未消化物ですが、蓄積すると頑固な毒素になります

これにより消化力(アグニ)はさらに低下し、ますますアーマがつくられやすい体になります

アーマ・毒素が蔓延した体内ではまず腸内環境が乱れてカンジダ菌が異常繁殖し、ホルモンバランスを崩したり免疫力が奪われます

活力や代謝能力そのものも妨げられるので、普段から疲れやすかったり、風邪を引きやすかったり病気にかかりやすい体になります

アーマは口に取り入れた飲食物だけでなく
心と脳で経験している人生での出来事からも形成されることがあります

これが精神的な不安定感や著しい恐怖心、怒りなどとなって蓄積します
「○○恐怖症」や「癇癪」、ほか精神がある場面によって激しく乱れる場合、消化しきれていない過去の残像や経験が蓄積していることが分かります

感情の未消化物、情報の未消化物

そのどちらもが 溜まりすぎることなく、順次経験を経て消化できることが本来大切だとアーユルヴェーダはいいます



知らぬ間に蓄積しているかもしれない

アーマ ( 未消化物 ) をつくりだす 11 の習慣dsc_97261528310320.jpg日常の様々なシーンで起こりうる、未消化物・毒素をつくりだす 11 の習慣についてピックアップしました

1・冷たい飲み物や食べ物を頻繁に食べる
2・精製された食品・砂糖を常食する
3・カフェインの過剰摂取
4・アルコールの過剰摂取
5・大音量で音を聴きすぎる
6・喋り過ぎる、動き過ぎる
7・毎日毎食満腹まで食べる
8・毎日間食をする
9・毎日電子機器に長時間触れる
10・食後すぐに横になる、寝る
11・自分や他人を評価する

これらは、時々なら大丈夫 … そう思っていても、体の免疫状態等によっては 正常に消化が行われません

これらの事柄が習慣化していると、後に深刻化した症状として現れることもあるので気が付いたら徐々に意識して頻度を減らしたり、ほかの良い習慣に換えるなどしていくことが大切です

1・冷たい飲み物や食べ物を日常的に口にする内臓は温かいので、冷たいものを好みません
冷たい食べ物や飲み物を口にするたび、消化力を弱める原因となります

夏場などのピッタ増大時では、クーリング作用のあるスパイスやハーブ(パクチーやカルダモン、フェンネルなど)、夏野菜や食果実材を取り入れることで純粋な意味で “ 冷まし効果 ” を得られます


2・精製された砂糖を日常的に口にする

白砂糖など精製された食材の多くは短時間で脳に刺激を与えることができ、それを満足感や快感と解釈し常食するケースが多いです
作られた甘味や刺激性は一瞬の心の栄養にはなるものの、中毒・依存性を起こしやすく、未消化物・毒素を形成します
味蕾を過度に刺激するほか、消化も難しく体を冷やします


3・カフェインの多量摂取

カフェインのメリットをみると「覚醒作用」「利尿作用」など、浮腫みを緩和させたり排泄を促す作用があります
解熱・鎮痛剤として風邪薬にも入っているカフェインは= 強壮作用もあるのですが、カフェインは摂取した際に胃酸が発生します
消化力の弱いときや過剰にカフェインを摂取すると、この胃酸が出すぎることになり、胃が荒れたり結腸での脱水症状が起こります
またコーヒーに含まれる「苦味」「渋味」は、マインドに対し “現実を直視すること” を促す故、仕事時にコーヒーを欠かせないというケースが多いのです
常用すること、過剰な摂取は年齢を重ねるごとに体内を老けさせ、問題が深刻化します
飲むのであれば 1 日 1 杯が適量で、胃が弱いとき、体調が万全でないときは控えるのがベターです(妊娠中・授乳中も)


4・アルコールの多量摂取

アルコールは、非油性の飲料で「辛味」「乾燥」の性質を持っています
身体に熱がこもっている人、神経が過敏になっている人がアルコールを摂取したり、普段からも 誤った飲み方でアルコールを摂取すると脳や器官の働きを妨げる結果となります
アーユルヴェーダでは、お酒を飲むのは心が安定にあり体が整っているときだとしています
そうでない場合、アルコールは消化管にとっても強い作用を生じさせ、一時的快楽こそ与える物のその人自身を現実に根差すことから引き離します


5・大音量の音楽

アーユルヴェーダでは、五感の使い方・器官の誤った使い方が病気の原因になると考えます
耳だけを駆使する「大音量の音楽」では、聴覚=ヴァータを増悪させます
注意散漫、物忘れ、記憶障害、耳鳴り、神経過敏などと関係していきます
自然音などの心安らぐ音楽を適温量で聴くのはマインドの沈静にも役立ちますが、刺激的な音を大音量で聴き続けることはラジャス増大によりピッタも刺激されます
身体が極端な興奮状態を続けることは、脳内での活動が多すぎることとなり、行動や思考の切り替えがうまくできなくなります


6・喋り過ぎる、動き過ぎる

必要以上に喋り過ぎることや過剰な動きはプラーナを消耗し、ヴァ―タを増悪させます


7・毎日満腹まで食べる

胃の中に適切な空間が保たれていないと、消化が遅くなりアグニのはたらきを鈍らせます
満腹まで食べることは“ タマス ”をもたらし、心と体を重く、鈍くします
過食や拒食は、現実から逃避したい気持ちの現れであると考えます
自分の意志がそのような方向に向かう根本的な原因が何かを洗い出すことが肝心です
自分自身を思いやり、毎日適度適量に食事(暮らし)を取り入れることが大切です


8・毎日間食をする

間食が必要なのは主に子どもや妊婦さんです
毎日過剰に間食をしていると消化に十分な時間が当てられず、臓器・組織の形成過程で未消化物をつくり出します
結果、アグニを低下させ良い臓器が作られなくなります


9・毎日長時間電子機器に触れる

長時間電子機器に触れることは目の筋肉を駆使し、首、背中、腰を硬直させます
またその際に目にする情報量は膨大で、この印象の形成が過剰だと脳はマヒした状態になります
呼吸が浅くなりがちでもあることから、上半身~下半身の巡りが低下します


10・食後すぐに横になる、寝る

食後、消化が終わらないうちに寝ると消化に必要な活動が妨げられ、胃腸で食物が発酵し始め未消化物として蓄積されます
これが続くとやがて固執した毒素になり、浮腫みや便秘、脂肪蓄積へと姿を変えていきます
食後は少なくとも 5 分ほどそのまま真っ直ぐ座り、そのあとに片付けや散歩などをして軽く身体を動かし、就寝する場合は食後 3 時間以上空けるのが適切です


11・自分や他人を評価する

思考が、心が常に評価や批判を繰り返す、
このような習慣は自分自身に対しても他の物事・人に対しても無意識のうちに繰り返しているケースが多いですが、印象や記憶の蓄積は一つ一つ手放さない限り 未消化物として毒素になります
目の前にあるものに、100%意識を向けて感じ切る、何の決めつけもなしに、…
このことは心と脳の荷物を減らすことにつながります

新しいことを探すよりも
今すでにしていることに意識を向ける15226425716961281606741.jpg

アーユルヴェーダは実生活に根差した生命の科学です

健康を深めたい、
幸福を実践したい、

そう思う傍ら、日々の習慣によって知らず知らずのうちに毒素を溜め込んでいるとしたら、

なんだかもったいないことだと思います

健康や幸福は “叶えること” というよりも、“ 意識的であること ” によって得る 「状態」を表します

なぜ健康になりたいのか、なぜ幸福感を増したいのかという、健康法の先にある自分自身の人生を受け入れることが重要なのです

新しいやり方を取り入れる前に、今すでにしている習慣、しきたりのなかから未消化物を溜め込んでいるような事柄と少しずつでも さようならしてみましょう

– 真の美しさを養う –
オージャスを増やす10の習慣
はこちら


体と心を癒し整える
シンプルで美味しいアーユルヴェーダ料理を
季節ごとのテーマに沿ってお伝えしています
 Ayurveda cooking

アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i

関 連

  1. どんな風にして自分の機嫌をとりますか?

  2. 【カパ・地の性質】

  3. サットヴァをこめて、サットヴァご飯のお届け

  4. アーユルヴェーダが教えてくれる冬の過ごし方

  5. 【アーユルヴェーダお便り】全テキスト&動画配信開始のお知らせ…

  6. 健康を損なわずに幸福を増大させる / 外食で工夫できること

最新記事 おすすめ

ブログ 購読

ツールバーへスキップ