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今の気分から原因と結果をつないでください
アーユルヴェーダでのプラクティス時、匠マイラは云いました
プラクティス終盤では
健康や幸福の実践において
あなたたちはそれを可能にする力がある
けれど、
古い考えやしきたり、習慣あると それは難しい
そうも云いました
新しいことシにフトしていく過程では
同時に古い事柄への受容と解放をも経験する必要があるのです
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様々な不調と病気の素となる
「アーマ」ama
身体に入った食べ物等が 正常に消化されず体内で残った場合、その未消化物をアーユルヴェーダでは「アーマ」といいます
古典には
アグニが正常に働かないとアーマ(未消化物, 毒素)が生成され、排泄に異変が起きる。
アーマは粘着性が強く、体内のスロータス(経路、通路)を閉塞させて病気を引き起こす
とあります
一般的には、アーマの蓄積によって浮腫みや良質でない脂肪の形成、血液中の濁り、
便秘や下痢などが起こります
アーマは 未消化物ですが、蓄積すると頑固な毒素になります
これにより消化力(アグニ)はさらに低下し、ますますアーマがつくられやすい体になります
アーマ・毒素が蔓延した体内ではまず腸内環境が乱れてカンジダ菌が異常繁殖し、ホルモンバランスを崩したり免疫力が奪われます
活力や代謝能力そのものも妨げられるので、普段から疲れやすかったり、風邪を引きやすかったり病気にかかりやすい体になります
アーマは口に取り入れた飲食物だけでなく
心と脳で経験している人生での出来事からも形成されることがあります
これが精神的な不安定感や著しい恐怖心、怒りなどとなって蓄積します
「○○恐怖症」や「癇癪」、ほか精神がある場面によって激しく乱れる場合、消化しきれていない過去の残像や経験が蓄積していることが分かります
感情の未消化物、情報の未消化物
そのどちらもが 溜まりすぎることなく、順次経験を経て消化できることが本来大切だとアーユルヴェーダはいいます
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知らぬ間に蓄積しているかもしれない
アーマ ( 未消化物 ) をつくりだす 11 の習慣日常の様々なシーンで起こりうる、未消化物・毒素をつくりだす 11 の習慣についてピックアップしました
1 , 冷えた食べ物や飲み物の常食 2 , 精製・加工された鮮度が低い食品の常食 3 , カフェイン過剰摂取 4 , アルコール過剰摂取 5 , 五感を使いすぎる、または使わなすぎること 6 , 満腹を越えるまで食べること 7 , 不規則な食事リズム 8 , 食後間もなく横になること、昼寝等 9 , キャパシティ以上の情報量、考え、感情 10 , 自分自身を認めないこと |
時々なら大丈夫 … そう思ってはいても、正常に消化されなかったことは次なる未消化を助長することがあります
これらの事柄が習慣化している場合、後に深刻化した症状として現れることもあるので気が付いたら徐々にでも意識してその頻度を減らしたり、ほかの良い習慣に換えるなどしていくことが大切です
新しいことを探して取り入れようとするよりも
今すでにしていることに意識を向ける
アーユルヴェーダは実生活に根差した生命の科学です
健康を深めたい、
幸福を実践したい、
そう思う傍ら、日々の習慣によって知らず知らずのうちに毒素を溜め込んでいるとしたら、
なんだかもったいないことだと思います
健康や幸福は “叶えること” というよりも、“ 意識的であること ” によって得る 「状態」を表します
なぜ健康になりたいのか、なぜ幸福感を増したいのかという、健康法の先にある自分自身の人生を受け入れることが重要なのです
新しいやり方を取り入れる前に、今すでにしている習慣、しきたりのなかから未消化物を溜め込んでいるような事柄と少しずつでも さようならしてみましょう
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i