【 効果実証済 】中性脂肪数値が半分以下に落ちる食事

アーユルヴェーダと出逢い、食事への概念が 180度変わった我が家でのある出来事をシェアします。

始めのうちは、その方が身体がラクだから とか 長い目で見て健康になっていきたいという理由からでしたが、続ける最中で実際に体と心の変容を多く経験しています。



1年後、中性脂肪値数値が半分以下に

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あるとき、彼が「 いい知らせがあるよ 」と健康診断書を見せてくれました。

「 ここ 」と、中性脂肪の数値欄を見ると
一年前と比べて半分以下にまで落ちていました!

中性脂肪 52 122

彼の場合 この 1 年で身長 / 体重は一切変動がなく、中性脂肪数値だけが下がっていました。

これは体内の不要な毒素・中性脂肪だけがするりと落ち、その分良質な脂肪や筋肉が増えたということになります。

これまでもアーユルヴェーダの原理を取り入れた食事内容により便通寝起きが快調なのを体感していましたが、こうした数値化されたものを見ると改めて食事が身体に与える影響が分かります。

中性脂肪とは

そもそも中性脂肪とは・・・
アーユルヴェーダでは、体内で消化しきれずに残った未消化物が過剰になることで毒素がうまれ血をどろどろにし、不要な脂肪として蓄積されると解釈します
これが中性脂肪です

良質な脂肪は安定した組織に必要ですが、このように未消化物や毒素から蓄積した脂肪は病気の素となります

未消化物が体内で固執・蓄積されるということは本人の消化力・代謝機能が万全でないことが前提にあります


〔 中性脂肪の平均値 〕
正常値:30 ~ 149 mg/ dl
異常値:29 mg / dl 以下、または 150 mg / dl 以上



蓄積していた毒素が溶け出す

実際にこの一年でなにを、どのように変えていったか、
日々の食事内容とその緩和過程について記載します


我が家での食事内容が大きく変わったのは 2016 年のことです。

私自身がヨガ留学でアーユルヴェティックな食事を経験したことがきっかけでした。

食べた後で感じられる体のラクさ、心地よさ。

心に充足する軽さを体感したその食事の原理を、帰国してからも続けたいと直感的に思ったのが始まりでした。

その頃 彼は以前から変わらず仕事が忙しく、一日中ほとんど食事を摂らないままに仕事に没頭し、深夜に帰宅してからようやくきちんとした食事を摂る、というサイクルが常でした。

【 それまでの食生活について 】

それまでの彼の主な食生活について記述します・朝の起きがけに冷蔵庫から取り出した水を飲む
・続けて冷たいコーヒーを飲む
・一日を通して水分補給のほとんどがコーヒーまたは水
・昼食は摂ったり摂らなかったり、毎日不規則な食事リズム
・夜ご飯は平均的に 22 時以降、白ご飯に肉野菜炒め等
・日によってコンビニ食、ロコモコ丼や親子丼などのどんぶり系
・食後 30 分前後で就寝

私もですが、元々ジャンクフード等を過剰に食べることはなかったものの、食事内容や食べ方、暮らしの全体で 無意識な部分がとても多く、それによって未消化物や毒素が蓄積した状態で、長年にわたって緩和・解消できていないことが前提にありました。

アーユルヴェーダでも消化力にとって大切とされている「 できたての鮮度溢れる食事を食べること 」「 毎日同じ時間に、規則正しく食べる 」が当時ほとんどできていなかった時点で、体がとても元気に、毒素を溜めることなく循環するのは難しいことだったのです。



【 効果実証済 】
中性脂肪が半分以下に落ちた
食事内容 ポイント3つ

我が家の場合、彼が仕事が忙しいことが常であったために「 元気を温存してほしい 」という想いでこれらのことを取り入れ始めました。

体型的にはダイエットの必要性も全くなかったため、意図して中性脂肪数値を減らそうとしたわけではありませんでしたが「 体も心に元気になってもらいたい 」が、結果として「 中性脂肪数値が落ちた 」= 毒素が抜けることになったのでした。

やってみて、実際に中性脂肪を減らしたいと思う方にお薦めしたい食事内容が確かにあります。

まずは「 夜ご飯の内容を見直すこと 」と「 朝一の飲み物を見直すこと 」です。
加えて「 調味料を変えること 」についても言及します。

生活全体、一日全体でなく、まず肝心なのは “ 始まり ” と “ 終わり ” です。

食事に関しては、まず「 夜ご飯だけ 」を意識したらよいわけですから、それによって 1 年後、中性脂肪数値が劇的に落ちているのでこんなサプライズはないと思います。

変化は時間をかけてゆっくりと、できることから始めるのが賢明です。
その方が身体にとっても負担がなく、かつ長期的に根付いていくので習慣化もしやすいと思います。


1「 夜ご飯の内容を見直す 」

夜は特に消化にやさしいものを食べるのが鉄則

夜の食事は特にダイレクトに消化力を左右します。

22 時以降は、アーユルヴェーダでは「一日のエネルギーを変換処理する時間帯」とされ、このタイミングで食事が体内に残っているとうまくその作業が行われず、寝ている間に食べているものが小腸で発酵して中性脂肪や他の消化トラブルの元となります。


できれば早くに夜の食事は済ませたいけれどどうしても帰りが遅くなる…
そんな彼の食事では、消化にやさしくなるよう大きく 2 つのことを取り入れるようにしました。

・穀物と野菜を中心としたやさしいアーユルヴェーダ料理
・キッチャリーを取り入れた献立

比較的消化に時間とエネルギーを要さないよう野菜を多めに、穀物を少々、調理は水分と油分を含んだスーピーな食事にシフトしました。

揚げ物や焼きものではなく蒸したものやソテーしたもの、ご飯のポジションにアーユルヴェーダのお粥「キッチャリー」を取り入れることが増えました。

そしてどれもなるべく出来立てで、食物のプラーナを感じるよう作り置きやコンビニ食はまず排除していきました。

これらのことを取り入れるだけでも、
夜の間 体は未消化物を体に溜め込むことがなくなり、変換処理・排出作業に必要なエネルギーを費やせるので翌朝は寝起きもスッキリします。


2「 朝一の飲み物を見直す 」

目覚めの一杯は内臓をやさしく呼び覚ますものにする

朝起きたときの体は「夜の断食状態」から抜け出すタイミングにあります。
ここで、冷たい飲み物や刺激物を取り入れることは内臓の働きをさらに鈍らせる結果になります。

朝はまず 1 杯の白湯に始まり、ゆっくりと内臓を呼び起こしていくと良いです。
一日を通して天然でない飲み物をなるべく減らしていくことも大切です。
人工的に作られた様々な飲料には依存性や中毒性もあり、飲み続けることは内臓の働きに影響し消化力を妨げて毒素を溜めやすい体になります。

代わりに、アーユルヴェーダの提案するサトヴィックな飲み物、ホットミルクリハイドレーションドリンクハーブティ等を定番化すると長期的にサイクルの良い体内組織が出来上がっていきます。


3「 調味料・調理法を変える 」

食事内容とも通ずることですが、
日々調理の際に使う調味料・油もそれまであったものからガラっと変えて生きました。

体の治癒力を高め、
消化力を緩和・回復させていくのに
スパイスや良質な油を使うことはマストです。

スパイスはたくさんではなく 2 – 3 種で、
油は特にギーを常用できると素晴らしい効果が期待できます。

体に入って消化がしにくいもの、
低品質で長期的な健康寿命を害すものは徐々に排除していき、
なるべく品質の良いものをちょっとずつ使って調理し、
食材の味を引き出すような料理にしていきました。

調味料や調理法を見直すことは
= 食べる張本人の味覚を正すことにもなります。

強い味・匂いによって感覚が舌や鼻がマヒ状態になると、
日々無意識のうちに刺激物を欲し食べるようになります。

夜ご飯だけでも、
繊細な味付けを意識した食事をすることによって
味覚・嗅覚という五感の一部が休まり、体に休息をもたらすことに繋がります。


夜ご飯と飲み物。
小さなことから大きな変化は起きました。

彼本人は
・朝起きたときの頭の感覚がスッキリしてる
・身体も気持ち悪いとか重いとかがない
・外で食べても味とか匂いとかに敏感に気づくようになった
・前はほぼ抜いていた昼食をとるようになった(おにぎり屋さんに行くようになった – ヴァータに〇)

などの変化を体感しているようです。

朝からのエネルギーがより充実して使えるようなって生産性も上がるからか、必然的に夜は早くに帰ってくるようにもなりました。

なので早くに夕食を食べれるようになって、
さらに日々アグニの調子が良くなっています。

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体は日々積み重ねの産物です。

一日を通して仕事に励んだ後、「なにで」「どのように」体を癒すかは大切です。

夜ご飯で体を休め、朝の飲み物で内臓をやさしく呼び起こして、
次第に中性脂肪やほか毒素が溶けだしていくよう習慣化してみてはいかがでしょうか。

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いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
k a o r i

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