アーユルヴェーダ実践のヒント / 現代社会に生きる私たち

あなたたちの帰国後、
自身の生活に取り入れたいものとそうでないものがあるでしょう

ヨガとアーユルヴェーダの実践者であり恩師のマイラから、プラクティス終盤時にそのようなことが伝えれました。

帰国して改めて感じていることは、
現代社会に生きるからこそアーユルヴェーダの実践が必要だということです。

私たちは日々膨大な量の情報に触れ、
様々な広告を目にし、多様な関わりをもって生きています。

スピードが最優先されていつも何かを同時に “ しながら ” 過ごしていると、ほとんどの場合心と体の “ 本当の部分 ” が求めていることを聞けていません。

そこからちょっとした不調やマインドの波、曇りがあるとき。
“ 少し立ち止まって聞いて ” という身体と心からのサインだったりします。


アーユルヴェーダの実践で
“ 自分に向かう ”

2016年のハワイカウアイ島ヨガ留学から帰国後、自分にできることとして日々食卓にアーユルヴェーダに基づく料理を取り入れています。

私もパートナーも、もともと脂っこいものやジャンクフードなどを好んで口にすることはありませんでしたが、つい 2 年ほど前まではコンビニ食や外食に対して特別抵抗もなく(何も知識がなく)、時間がないときなんかはごく当たり前に利用してました。

アーユルヴェーダを学び、取り入れるようになってからは “ なんとなく ” で食べていたものは選ばなくなりました。

彼からも
「こういう食事はどうなの?」とか
「こういう場合って、アーユルヴェーダでいうあれよね?」
みたいな具合にアーユルヴェーダについて関心を持つようになっています。

食と体と心のつながりについて、それまでほとんど何も知らないままに無意識でそれを選んで口にしていたことが分かります。

同じように、その時の気分や流行に乗って “ 飾られた食 ” を気ままに選び、食べているという人はとても多いと思います。

食後の膨張感や翌朝の寝起き、3 , 4 日後の消化状態に関心や理解がないために、身体から発されるあらゆるサインを見逃していることもあり得ます。

そんな現代社会で育って生きてきた私たちに、アーユルヴェーダは大いなる癒しを与えてくれます。

しかし、どんなにそれが素晴らしいからと「では、今日から一生ベジタリアン!」という風にはいきませんし、極端な変化はやはりあまりすすめられません。

一歩ずつ自分と向き合い、知り、そのうえで選ぶ。

これまで習慣的に行っていたことや執着していたものを一気に手放そうとするかわりに、よいものを取り入れるからね、と自分自身に教えてあげることが大切です。


アーユルヴェーダ食による
体調、マインドの変化
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日々の食事を変えるとまず体調面での変化が現れます
続けていくことで、次第にマインドに影響していくことを実感しました

:継続 1 年ほどで体感した変化


1.  浮腫みやすさがなくなった
2.  ひどかった腰痛が軽減された
3.  肌つやがよくなりファンデーション要らずになった
4.  寝つきがよくなった
5.  気分の波が少なくなった

1.  時々下痢気味になることがなくなった

2.  しっかりした便が出るようになった
3.  朝の寝起きが劇的に良くなった
4.  食材の細かい味がわかるようになった
5.  コーヒーを飲む量が減り、他飲料のセレクトも変わった

我が家の食卓に並ぶ食事のほとんどが今はアーユルヴェーダ食です
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休日にはパン屋さんからパンを調達したり、日々のメニューの中に納豆が並んだり、ごく時々お肉料理を作ったり好きなものを以前のように食べることもあります。

調達したパンならギーやスパイスとかけあわせたり、納豆ならひきわりタイプにして刻んだパクチーとあわせて食べるのが好きです。

普段の料理ではギー、スパイス、岩塩がお決まりで、ときどきお醤油と味噌、という具合です。

お醤油は有機しょうゆで賞味期限が短いものを、お味噌は無添加、減塩のものを選ぶようになりました。

なるべく、体に入れるものが “ 栄養になるか ” の観点で考えるようになりました。

もちろん、なんであれ美味しくいただくことは大前提ですが、自分の手でできることは意識的に選ぶようになりました。

誰かの作ってくれるご飯はその届けてくれた手に感謝して美味しくいただきます。sketch-1493618407371
とある家族会のときの食事です。

自分でも意外なほど、肉や魚への欲求は自然となくなっていき、過去ほとんど食べていなかった野菜や豆を多く食べるようになりました。


自分の体・心は自分で癒す

アーユルヴェーダから派生しているものは様々あり、(ハーブ、アロマテラピー、ヨガなど) そのどれもが私たちに癒しと生命力を与えるものです。

5000年以上も昔から伝わってきた伝統医学アーユルヴェーダは、私たちの体の仕組みを理解のもと、そのうえで私たち人間にとって幸福とは何か?を深く見つめてきました。

たくさんのお金があれば他者の手を借りることで得る健康や幸福もあるかもしれません(そういう考えもあるかもしれません)。

ときに時間を有効的に使い、プロの施術を受けるのも良い機会になり得るとは思います。

ですがそれは持続可能で毎日できることとは違いますので、結局は日々自分で自分のことを知り、探求を経て癒していくことが日々の健康と幸福を創造するのです。


幸福  = 健康ということ

アーユルヴェーダの智慧は幸福と健康が切り離せないという考えに基づいています。

痛みのある体では、幸福はどこか悲しいです。
痛みのない体なら、命を存分に楽しむことができます。

体も心も健康であるとき、
(サットヴァで満ちているとき)

私たちは人から与えられるものを
よろこんで受け取ることができます。

自らも進んで人へ与えることができます、
それも いつでも。

健康を育むということは幸福を育むということなんですね。

これからも終わらない探求を続けていきます。


いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori

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