【ピッタ・火の性質】

3 つのドーシャのなかで最も情熱的で勇敢なエネルギー「ピッタ」

自然界の五大元素のうち主に「火」、そして「水」の性質から成るピッタは、変換や処理を司り流動的な働きをします。
物事を計画したり順序立てたり、整理整頓や時間管理に長けている一方、「火」は燃えすぎると手がつけられない状態になります。20171108_0625049062145365604.jpg

大きな炎はすべてを燃やし尽くし、自らも消耗してしまうからです。

ピッタには常に程よいクーリング、リラックスが肝心で、それがピッタの艶やかな輝きを高めます。

生きとし生けるものが活動する、太陽が最も高くに昇る 10 – 14 時の時間帯はピッタのエネルギーが盛んで、この間は消化力(アグニ)も最も強く可動します。
ピッタのバランスが良いと快食快便で、人生での経験もうまく消化できるようになります。

ピッタの働き、バランスとアンバランスとの状態・特徴をお伝えします。



ピッタ優勢な人の体質と
その特徴について

1〔 ピッタの性質 〕
2〔 ピッタ優勢な人(時)の見た目 〕
3〔 ピッタ優勢な人(時)の心 〕
4〔 ピッタ優勢な人(時)の動き 〕
5〔 ピッタ優勢な人(時)に適した食事 〕
6〔 ピッタ優勢な人(時)の適したライフスタイル 〕

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性質 火 ・ 水 ・ 鋭 ・ 油 ・ 熱 ・ 液
見た目 ピッタ体質の心身の特徴は、熱性と鋭さ、強烈さです。体格は中肉中背でスタイルがよく
皮膚は暖かくて柔らかく、黄色みがかっています
髪も細くて軟らかで、関節も柔軟です
元来、体内に熱が多いため、寒さに強いが暑さに弱く、汗をかきやすい人です
滅多に便秘することはありません
むしろ下痢をすることが多くあります
目つきは知性を象徴して鋭く、闘志や敵対心にあふれています
たいていは快食で、快便です体も柔らかくて、皮膚も輝いています。
皮膚は日焼けしやすいため小麦色の肌をしていることがあります。
これらは長所でしょう。– アンバランス時 –
ピッタのバランスが崩れると、肉体的には以上に汗っかきになり、皮膚が弱くて赤い湿疹やじんま疹などができてきます。
肝臓や胆嚢、胃腸の病気を発症して、胸やけがでてきます。すぐに目が充血します。
口臭や体臭、若はげ、白髪が目立つようになります。
心の面では、サットヴァ(純性)が増えてピッタがバランスしている状態では、情熱的で知的です。
知性の働きは火の作用によるものですから、ピッタ体質の人は知性的なのです。ピッタのバランスが崩れるとイライラ、恐れ、批判的になります。怒りっぽくなって凶暴化します。
目標達成に向けて動いていたはずが競争心・闘争心が前面に出すぎて鋭くなります。
動き 勇敢で機転がきいています。チャレンジ精神が旺盛です。また集中力もよいものです。行動や話にむだがなくリーダーに最適な人です。
また、見た目を誇示する傾向があり、高級品を好みます。


– アンバランスしやすい季節、年齢、行動と傾向、病気との関係 –

〈 精神的傾向 〉怒り、攻撃性
〈 行動傾向 〉A型行動(闘争心)
〈 アンバランスになりやすい季節・年齢 〉
夏~秋、壮年(25~44歳)
〈 かかりやすい病気 〉
胃・十二指腸疾患、肝・胆・膵疾患、アルコール依存症、心疾患(心筋疾患)、皮膚病

その他
ピッタがアンバランスすると、慢性的な下痢になることがあります。

食事 ピッタ過剰を鎮めるには、冷ます作用のあるもの、液状のものがすすめられます。食事に含まれる水分は多めがマストです。
ギーを食事に加えるととても良いです。
果汁や白湯も良いです。
甘草やバラ、コリアンダー、カルダモン等がよいでしょう。

● 適していないもの
ピッタが過剰になると同じ性質である“刺激的なもの”を欲しがります。(辛い・酸っぱい・塩気が強いものなど)
これらはさらにピッタを過剰にします。
また食欲が旺盛なので食べ過ぎに注意します。肉や魚のとりすぎはピッタのマインドを凶暴化させます。
一度に最低20回は噛み、消化のサイクルによい食事時間は20分前後です。ピッタは軟便になりがちです。
慢性的な下痢や便秘の場合にはハーブティがすすめられます。
1日に1~2杯飲むことでドーシャを鎮めて症状の解消が期待されます。

◇ 朝食
軽く、液状のもの

◇ 昼食
一日のメインの食事とし、冷、重、油性の食物
甘味、苦味、渋味を含む食事を多めにとる

◇ 夕食
一日の最後の食事は軽めに、早い時間帯に食べ終える
冷、重、油性の食物
甘味、苦味、渋味を含む食事を多めにとる

◇ 夜
ホットミルク(ギーなどを混ぜて)が神経系を穏やかにしてよく眠れます

暮らし 「消化・変換」ことがピッタの性質なので、過剰なときは熱が過剰になります。その逆のことを取り入れることがポイントです。
落ち着いた動作を心がけて、工程ひとつひとつを「味わい」ます。一度にひとつのことへ手をつけます。
心と体が燃えやすく炎症系のトラブルを引き起こしやすいため、良い油分・水分を含む食べ物を中心に。体を冷ますようぬるめの白湯を飲むなど配慮を。(ピッタとヴァータ両方が高いときは冷ましすぎに注意)
ピッタ過剰なときには特に目が充血しやすいので、良質な万能オイル「ギー」を目へ1滴入れるとPCや太陽の光による刺激から目を守り神経を修復します。運動はスローな動きのものがすすめられます。ウオーキングやサイクリング、水泳など‥
ヨガのアサナでは特にツイストのポーズがピッタが沈静します。(通常、ピッタ過剰時にはツイストが難しく感じられます)
下半身をカベに上げてそのまま10分~30分おくのも効果的です。702

参考文献:インドの生命科学 アーユルヴェーダ

ピッタを整えバランスさせることで、体と心の両面で消化が安定します。
特に仕事などで思考や体がオーバーヒートしそうなとき、早めに鎮静し労わることが大切です。

>> ピッタのための食事献立表



アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i

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