2018 / 12 / 1 (土)【Ayurvedaお料理教室】冬を乗り切るアーユルヴェーダレシピと暮らし

12 / 1 (土) Ayurveda お料理教室
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました

12月の初日、素晴らしい一日となりました


冬を乗り切るアーユルヴェーダ
「レシピと暮らし」Screenshot_20181203-105106.png

冷え、乾燥、
これらが増大することで起こる不調は数知れず、…

アーユルヴェーダでは
ヴァ―タ」の増悪によって引き起こされる不調や病が
最も多いとされているのですが、
逆に言えば
「ヴァ―タのケアが習慣化」さえすれば
あらゆる不調の源は緩和され、
私たちはより元気に、日々を生きやすく過ごせるのです

この日のアーユルヴェーダお料理教室でも、
そのためのツールに多く触れながら
バランスをもたらすための食事と暮らしについて
参加者の皆さまにご体感いただけたかと思います

A nanda のお料理では
ヨガとアーユルヴェーダのスペシャリストである
恩師マイラ・リューインより授けられた学びをもとに、
アーユルヴェーダの原理原則を取り入れた
「シンプルでバランスをもたらす食事」を提案しています

これらは特別で複雑なものではなく
普遍的でシンプルな概念に沿った、毎日実践できる内容です

12 / 1 (土) Ayurvedaお料理教室
ランチメニュー
Screenshot_20181203-105423.png

・ササニシキの有機玄米とバスマティライス
・濃厚ひきわりムング豆とアマランサス
・サツマイモとクルミのコトコトバジル煮
・春菊とホウレンソウの
モイスチャージンジャーサラダ

・生姜のアペタイザー
・アーユルヴェーダサトヴィッククッキー

すべてがとても美味しく仕上がりました
特に「サツマイモとクルミのコトコトバジル煮」が人気だったようです^^

お米の食感や葉野菜の素材の味の強さ、
豆のなめらかさなど、

…それぞれが全く違った役割を秘めて出来上がりましたので、
全体を通してバランスのよいワンプレートになりました

調理中の様子とポイントなど

ササニシキの有機玄米とバスマティライスScreenshot_20181203-105346.png

双方のお米を1:1のバランスで炊きました
消化に優しくするためのいくつかの工夫をこしらえて‥
この日のアレンジは以下の
・ギー
・岩塩ひとつまみ
・クミンシード少々
・水分量2.5倍

クミンシードやギーがあわさり、
炊き上がりの良い香りといったら‥♪
玄米はふっくらとやわらかく、
バスマティライスはしっとりと炊きあがって
コンビネーションからうまれた新たな食感が面白く、とても美味しいです

濃厚ひきわりムング豆とアマランサス

ひきわりのムング豆(皮なし)を、
豆特有の“ガスによる膨張感”を解消させるスパイスブレンドで
圧力鍋を使って調理しました
・圧力鍋なら18分前後の加熱
・通常の鍋なら45分前後の加熱
・ブラウンマスタードシード
・カレーリーフ
・フェヌグリーク
・ほかドーシャとアグニのバランスを考慮したスパイス2-3種
・水分量 豆×3倍
(有機のアサフェティダがあればより有効です)

皮なしの豆では、皮ありのものと比べて
より滑らかな口当たりに仕上がります
とろとろとしているので
見た目こそ“カレー”ですが、食べてみると“!”‥‥^^
やさしく満足する味わいです

サツマイモとクルミのコトコトバジル煮

寒く乾燥する季節には、
根を張り活力を生む根菜類がおすすめです
サツマイモやカボチャは
そのままでも十分にうま味があるので、
少しの工夫をこらして調理します
・刻んだナッツ(松の実、カシューナッツ、クルミ等おすすめ)
・オーグメンティングの食材に相性の良いシナモンとカルダモン
・ナツメグを使う場合はより少量に留める
・水の代わりにハーブティやチャイティを使う
・10分前後中~弱火調理
・出来上がりに刻んだバジルをちらして少し蒸らす

刻んだナッツにスパイスやオイルを絡ませる工程は
皆さんで変わりばんこで^^
「おいしくなぁれ」と心をこめながら‥♪
ナッツの風味と食感、
ホクホクになったサツマイモがよく合っていて美味しかったです^^

春菊とホウレンソウのモイスチャージンジャーサラダ

乾燥した冷たいサラダは冬には適していません
体をポカポカとあたためながらも
しっかり内側からの浄化を促すのが、モイスチャーサラダです
以下のいくつかのエッセンスを取り入れることで
野菜の効能が最大限に引き立ちます
・使う葉野菜や部位によって調理段階を分けます
・茎の部分などの硬い部位は初めに、
やわらかい葉の部分は余熱調理します
・ヴァ―タを特に緩和したい場合に良い油を使う
(ギー、オリーブオイル、ひまわり油、ごま油など)
・すりおろした生姜は葉野菜を投入するタイミングで入れる
・なべ底が埋まる程度の水分をあわせてしっとり仕上げる
・ライムを絞って完成

トータルの加熱時間は5-7分
この間に工程を2段階に分けるだけで、
食べ応えのあるモイスチャーなサラダが完成します
基本的なコツを捉えれたらアレンジが様々効くレシピです

生姜のアペタイザーScreenshot_20181203-105120.png

・岩塩とライムをあわせて“6つの味”が完成
・食前5-15分前によく噛んで食べると有効

アーユルヴェーダサトヴィッククッキー

・全粒粉と米粉のブレンドは体質と天候によって変化をもたせる
・基本はシナモン、カルダモン(クミンもよい)
・岩塩とギーを適量
・刻んだナッツや野菜をあわせることができる
・もちっとした柔らかめの生地がヴァ―タにはよい
〔基本レシピはこちら〕

生地そのものは私の“ざっくりこね”により‥
皆さまがそれを一つ一つ大事に型どって形をつくってくださいました
焼き上がりにマヌカハニーをたらして完成です^^
少しだけサクっとして、しっとりとやわらかい食感で焼き上がりました

補足記事
スパイスの効果効能
食事のバランスのヒン
個人の消化力について


アヴィヤンガマッサージ体験

今回は特別に、
ごま油でのマッサージ「アヴィヤンガ」を体感いただきたく、
ほんのちょっぴりですが、
私の手から皆さまの腕の部位へ
オイルを塗布させていただきました
(その時全員手がオイルまみれでしたので写真がなくすみません)

たっぷりのオイルをやわらかいタッチで塗布し、
それを皆さま各々それを両腕になじませたり、首筋へ塗ったり‥^^

調理開始前にそれをしたので、
徐々に皮膚へと染み込み、食事を始める頃にはウルウルに♪

食事した頃からは体が温まり出すし…で
皆さま帰られる頃にはキラキラと輝いておられました^^✨

「ごま油買って帰ります!」のお声も♪
そうそう、
ごま油(あとギー)さえあれば、日々のケアで乾燥知らずです^^


「食事」と「暮らし」Screenshot_20181203-105332.png

調理前には、
皆さまそれぞれにアーユルヴェーダへの印象や
これまでの体験談、食への関心について
お話をお聞かせいただきました

・自分の暮らしに本当に必要な食事はなにか
・心地よさの続く食事はどのように創るのか
・長い目で見て続けていけることは何なのか
・自分にとって本当に変化をもたらしたいこと‥

様々なお声をシェアいただくことで
大切な側面が少しずつ浮かび上がっていった時間だったように思います

食事は毎日するものです

私たちは、それをどのように食べ、感じるかで
毎瞬の経験を積み重ねています

どのように食べるか?の根底にあるのは
どのように作るか?、何をこめるか?ということです

・食材の選び方
・食材の調理法
・自分の心と体と人生のバランス
総じて“自分の色”を描く過程をぜひ楽しみましょう

そのための実践を有意義にしてくれるのがアーユルヴェーダです

Screenshot_20181203-104945.pngAyurvedaお料理教室では
少人数制での開催につき、参加者様のご意向に沿った内容で
プラクティスを構成しています
・こんなメニューを作ってみたい
・こんなシーンでの料理アレンジを知りたい
・こんな不調を緩和するレシピを知りたい

‥など、リクエストを随時承っております

3名様以上のお誘いあわせで【貸切開催】も承っております
じっくりとアーユルヴェーダを理解したい、
本当に実践できることを見つけたいという方に
特におすすめですので、ご興味のある方はぜひお越しくださいませ

《参加者のお声はこちら》

>> 今後のお料理教室開催予定
screenshot_20181015-195119298294961.png

いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori

あわせてご覧ください

  1. 【 ピッタ・火の性質 】

  2. -レシピ- 【 おうちで簡単に作れるキッチャリー 】

  3. 【匠マイラ・リューインの言葉】メモ

  4. 支えに成るもの、活かすこと

  5. 私たちの信じていること

  6. – レシピ – 心身の治癒

最新記事 おすすめ
  1. 33 歳終わり

    2023.10.6

カテゴリー

ブログ 購読