私がここに生きている間に出逢った、
自らの人生に真の意味で参加しているひと
マイラ・リューインからいわれた言葉ですが
この言葉がよぎるたび
私は「今この瞬間」に参加しようと
意識を真ん中へと戻せるのです
マイラはこういいました
未来を心配する
過去を心配する
どれも「現在」(いま)にいない証拠
マイラはここで「心配」という風にいいましたが
私は「期待」も含まれると思っています
別の機会でマイラは、
「何かが特別楽しみすぎる、というのはどこかおかしい」と
その日が特別に楽しみすぎるということは
他の日はどうしてるの?
何を考えてどう生きているの? と
これも「今にいない」ということを云っているんですね
人生は瞬間の積み重ねでしかない
マイラの云うことを心において考えると、
私たちは日頃、
退屈しているか心配しているか楽しみか、
だいたいこの感情を行き来していることが多いように思いました
人々の会話も
そのような内容が聞こえてくることが多いです
今自分のしていること、これだけが大切と思えたら
先への心配も期待も、過去への心配も執着も、
いろんなものがなくなって
その言葉の通り「ただ今だけ」に居れるんだと思います
生きるなかで
こういう瞬間を増やしていきたいものです
私自身の経験で言えば
一日を通してそのように意識的でいる瞬間は
自分でもほんとうに穏やかであると感じます
例えばキッチンで料理を作っているとき。
私は目の前にあるその食材のこと、
火加減のこと、この場にいれる有難みのこと‥
そのことだけを考えています
美味しくできたら、
あぁ、愛するすべての人に食べてもらいたいなと心から思います
自分のことについて
いつもなにかと「これはよくできた」「ここはだめだった」と
良し悪しを下すクセが
今でもチラチラ出てくることがあります
けれど、そのまま進まないようにします
「あら、そんな考えはやめたんだったわ」と自分を笑い、
「もうすでに手にしているわね」と自分に伝えます
求めているものをつくり上げて
それに心憂うんじゃない
今手にしていることすべてがもう、“そう”であって
今この瞬間も順調に、よい方向に向かっている
と、ここで完結することが実践できるようになっています
人は習慣からつくられるということを
改めて実感します
自分のなかに何を育てたいか?なんですね
私は今までの自分をみて
“何か足りない”とおもうことで
心に期待や執着が沸いてくるのを知りました
“あら、すべてあるじゃない”と知ることで
心に感謝が広がることを知りました
この、「意識的になる」実践は
マイラから教えられたことですが
実にシンプルで、とても実用的なアプローチだと感じます
私は自分が
生まれながらの優等生でも仏でも天才でもなく、
私にしかできない経験を用意されて
この人生に生まれたんだと
幼い頃から分かってはいました、
しかしそれをどうやって見出して
受容し、実践するかを長い間きちんと見ていませんでした
ヨガやアーユルヴェーダを通して
自分のしていることに意識的になるということは、
自分がどう感じるか、
自分が見たいものは何なのか
すべてが選択で、
すべてその“瞬間”に感じたいものがあるんだと
そういうことに気づかされました
私の人生の経験は私だけのものであって
誰かとまったく同じではないということ
そのことから分かったことがありました
受容すること
助けを求めること
創造するたのしみを続けること
このことがとても重要なエッセンスでした
あなたの人生の経験はどんなものですか?
あなただけのエッセンスはどのようなものでしょう?
ここで完結して、考えてみることを
ぜひおすすめしたいです
私たちはすでに“じゅうぶん持っています”
いつも愛をここに
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori