アーユルヴェーダやヨガは 体と心を意識的に扱いましょうといいます
体と心にやさしく、自分自身にやさしく過ごすことは感度を高め、
旅先においても、
旅行の楽しみ
旅行は誰もがウキウキするものです
「楽しみ」は、身体の組織的な面と精神的 感性、
心身が研ぎ澄まされると この「楽しみ」
長時間にわたって電子機器に触れることや 際限なく刺激的な活動を続けるパターンは、神経系を常に働かせ続けるので慢性的な疲労として体内で蓄積されます
注意散漫や片頭痛、体と心の分離状態、耳鳴りや目の症状等に現れます
食べ過ぎていたり 食べ続けることでは 味蕾が鈍り、消化機能を傷つけ浮腫みや肥満、腰痛が現れます
座り姿勢や立ち姿勢においても、体の扱い方に安定感と強さがなければ 組織や内臓は歪み、衰えます
そんな症状がある場合には、旅先の楽しみに “ 身体をしっかりと癒すこと ” も含むことが大切です
体力以上の活動を詰め込みすぎないこと、
消化力以上の飲食物を詰め込みすぎないことです
かわりに十分なスペースを時間にも体にも用意して、心身ともに栄養を得られるような旅にしましょう
ここに、私の匠による「休息」についての言葉を引用します
「休息は素晴らしい」 休息とは、ただ睡眠をとったり不動でいることではありません 目が覚めているとき、心が休まっていることが休息そのものです 自分のエネルギーを管理することを 銀行口座を管理することのように考えてみてください ・・・ (中略) 休息には大きな価値があり、 生活の質とバランスを保つことが必要なのです 行動を控えるということは、 創造力を発揮させる力を新たにして 高めるための時間を意味するの です
もっと楽しく元気になる
旅先での心得
“ 身体が回復して どんどん元気になる ”
“ 心身の深くから良いインスピレーションを受け取れる ”
そんな旅になるよう、アーユルヴェーダの智慧をもとにしたいくつかのツールをシェアします
少しばかりの工夫ですが、体が疲れることなく、帰る頃には出発時よりも元気になって帰路につくことができます
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* お気に入りのケアアイテムを持参する
* 飲み物は意識的に / マイbottleを持ち歩く
* 朝・昼・夕を通して体を喜ばせる
* 外食のセレクトについて
* 時間と五感の使い方
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* お気に入りのケアアイテムを持参する
皮膚、口、… 体のすべての部位が大切な臓器です
身につけるものはやはり普段から使っている天然素材のものを持ち歩くと安心です
今回の旅で私が持参したアイテムたちです
・眼の洗浄とスキンローションとしてトリファラ液を
・食後に噛んだり、ハーブティとして消化を促進させるフェンネルのシードを
・皮膚の保湿、ケガをした場合の薬、食用の調整油、万能オイルとしてギーを
・発泡剤が一切含まれていない、天然の有機ハーブからのみ創られた優しい歯磨き粉を
・舌の海苔を除去するタングスレイパーを
・頭皮にやさしいシャンプーを
このほかに アレッポの固形石鹸と漢方入浴剤、ジョンソンエンドジョンソンのメイク落としを持っていきました
* 飲み物は意識的に摂る / マイbottleを持ち歩く
こまめな水分補給は体内の浄化、循環を助けます
普段から、 1 時間に 1 度、コップ 1 杯分くらいの水分補給がベストです
保温ボトルを持ち歩き、白湯やハーブティをいつでも飲めるようにします
白湯であれば一日を通した水分補給に、
ハーブやスパイスティーは主に食事前 15 分、食事 1 時間後に少量を飲むと消化力を高めます
スパイスだと、フェンネルやコリアンダー、クミンのシードをお湯に蒸らしてつくるティーが消化をサポートします
レストランではお白湯をいただき、なければ常温のお水か温かい飲み物をいただきます
食事中に水分をたくさん摂ることはしません
その土地の食材を用いたフレッシュなジュースがあれば楽しむのも良いですが、氷が入った冷たい飲み物、精製砂糖が凝縮された飲み物等は消化を妨げるためアーユルヴェーダでは進めていません
今回は、飼育しているヤギのミルクからシフォンケーキ等を作って小売りにしているカフェと出逢い、そこで特別にヤギのミルクを飲ませていただきました
冷蔵保存されていたので、少し置いて常温になった頃に飲みました
人間の母乳と一番近しい栄養素があるといわれているヤギのミルク
脳の発達に良いのだそうです
* 朝・昼・夕を通して体を喜ばせる
旅行中は早寝早起きに徹します
普段時間の大部分を占めている仕事や家事、その他のことがない分これが十分にできます
早寝早起きをするだけで体の免疫機能が回復します
疲れが溜まっていると なかなか…と思っても、えいっと早くに起きてしまいましょう
日中 ~ 夕方にかけて疲労感があるかもしれませんが、夜にぐっすり眠れるようになるのでむしろ好都合です
体の本来のリズム、神経系のバランスを取り戻すことが健やかな体にとってはとても大切です
【朝】
・4 : 30 ~ 遅くとも 6 : 00 前には起きる
この時間帯は地上のオゾン層が澄んでいて、もっとも高貴なエネルギーが地上に溢れています
・窓を開けて外の空気を吸う
・軽くシャワーや入浴をする
・簡単なストレッチやヨガ等 軽い運動をする
【昼】
・10 : 00 ~ 14 : 00 は活動力が旺盛になる時間帯です
・日中は太陽が高くに昇っていて、人間の身体も力がみなぎっています
・散策、観光、芸術品に触れる、など、体力と気力に応じて 器官を喜ばせる娯楽を楽しむと良いでしょう
・一日のメインとなる食事もこのタイミングで摂ります
【夕】
・18:00 ~ 以降は休息の時間です
・活動をゆるめて心身共に “何もしない” を感じる贅沢な時間にします
・食事を済ませて 21 : 00 ~ 22 : 00には就寝します
* 食事 / 外食のセレクトについて
2 食であれ 3 食であれ、食事は毎日同じ時間帯に食べるようにします
朝食は (とるなら) 7 – 8 時、昼食は 11 – 12 時、 夕食は 17 – 18時が最適です
体リズムを覚えて一定のパターンに沿って機能します
毎日同じタイミングで食事を摂ることで消化の準備や代謝機能も整います
普段 食事のタイミングが不規則になりやすいという人ほど、このリズムでの食事が身体を回復させる大きなきっかけになります
食事前後は 100 – 1000歩程度の散歩を、とアーユルヴェーダは薦めています
速すぎず遅すぎないペースでほんの数分歩くことで体の循環を良くして、消化力をサポートします
外食先のセレクトは以下を参考にしてみてください
・清潔感があり整理整頓されているお店かどうか
・スタッフ、オーナー、
・土地の食材を使い、それの鮮度が高く、
・直観的に“良いな”と感じるお店かどうか
* 時間と五感の使い方
時間を忘れ、五感がひらくのをただ感じましょう
自然のリズムに沿って暮らすこと、自然に手足を触れさせること以上に生命力を押し上げることがあるでしょうか
器官は鎮静し、機能が研ぎ澄まされるほどに私たちは自分らしさを取り戻すことができます
普段たくさん頑張っている自分のためにも、たっぷりと時間をかけて心身を癒してあげましょう
自然と仲良く過ごすことは、= 自分の人生の調和を築くための大切な糧にもなります
同行者との会話や感性のシェアも楽しみの一つですね
自分たちの間に刻まれる時を慈しみ、歓びの感度を高めるとき、携帯電話での操作や 多すぎる活動等は不必要であることが見えてきます
操作された情報や演出された広告にとらわれると、人の創造性や感性は枯渇します
私たちの人生はいつも “ 今 ”にあります
今日、ここを生きることで明日の原動力へとつながっていきます
*
私自身の経験談ですが、
この 6 年 毎年同じ場所を訪れていて、私と彼はこの場の澄んだ空気と壮大な自然、それからご夫妻がつくられている一つ一つの優しい空間がとても気に入っています
今から 3 年前にアーユルヴェーダの食事や暮らしと出逢ってからの方が、訪れた際 よりこの場と繋がり合い楽しめているのを実感しています
当初は 張り切って旅行に来るも、帰る頃には浮腫みや食べ疲れを感じていて、慌ててマッサージ処にかけこんでいました 苦笑
外食先でのセレクトや夜のお酒、夜更かし等がその原因でした
目の前に壮大な自然があることを十分に堪能する前に、疲れた体をアルコールで一時的に癒していました
夜はコンビニへ出かけてアイスクリームを買ったり …汗
そんな風な楽しみ方しか、当時は知らなかったのですが、今ではそれも良い教訓です
また来年も再来年も、一年に一度の心身の休暇を楽しみにここへ訪れたいと思います
毎日の身体にバランスをもたらす
シンプルなアーユルヴェーダ料理を
お伝えしています

9 / 11 (水) 10 : 00 ~ 13 : 00
9 / 12 (木) 10 : 00 ~ 13 : 00
9 / 27 (金) 10 : 00 ~ 13 : 00
キッチャリーづくり お料理教室
9 / 11 (水) 18 : 00 ~ 21 : 00
9 / 27 (金) 18 : 00 ~ 21 : 00
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ、講師
kaori