アーマと無縁の生活とは? / 毒素緩和の体験談

2016年ヨガ留学時、私が実際に体験した
“アーマがすっかり取り除かれた”生活についてお話します
「セルフチェック表」付/未消化物と毒素(アーマ)とあわせてご覧ください


アーマと無縁の生活とは?

ここでは環境も食事も習慣も、
すべての行為がアーマを緩和させました

どの瞬間でもアーマの緩和が起こるので、
体も心も“浄化の連続”を経験していました

たった一ヵ月の間で、
私の存在を模っていた体と心は
丸ごとどこか大きなところへと放り出され、
生まれ変わってしまったような感覚でした

実際の暮らしでは
それらをすべて再現することが現実的でないにしても、
いくつか自分なりにでも
カスタマイズし取り入れられれば、
継続的な変容は確かに得られると思います

体と心は習慣の繰り返しから生きているので
そのベースを自分の本質に近づけていくのです

私がここハワイカウアイに訪れて
感じた最も価値あることは、
「人生をより新しい目線で迎え入れるのに必要な学び」でした


アーマを緩和させる取り組み334

アーユルヴェーダでは
心身に癒しをもたらすための様々な浄化法があります

そのどれもが、
本質的には“家庭の台所でできること”なのです

一ヵ月のヨガ留学中で実感したのもまさにその真髄で
すべては“バランスよく”ということ、…

シンプルな規則に付き従い暮らすことが、
最も体的にも心的にも充足感を満たし
健やかさと幸福感を増大させるのだと思いました

その暮らしの中で個人的に感じた
「アーマ(毒素)を緩和させる取り組み」を以下に記載します
(留学から帰国時に感じたことを記載しています)

その1 食べ物を新たな目でみる261

総体的に「真新しい体験」に感じたことは
アーユルヴェーダを通して
自分の状態を客観的に見ることでした

留学中、出されるすべての食事はアーユルヴェーダ料理でした

食べるものが変わると、意識も身体も変わりました
これまで自分がどのようなものに執着していたか、
食べ物それぞれに抱いていた印象や好き嫌いが
きちんと認識できる初めての機会でした

そこで、
まっさらな目で食べ物について考えるようになると
“意識的な食事”が始まります

アーマが蓄積するたいていの原因は、
食べ物とその食べ方にあるのだとこの時身をもって知りました

新たな取り組みよりもまず、古い習慣を手放す、
このことが私にとっては大きな転機でした

それまで当たり前にしていた食の習慣、
例えば
・満腹を超えるまで食べる
・好きなモノを好きなだけ食べる
・間食やおやつは当たり前で食べ歩きも大好き
これらが一切取り上げられた一か月間だったからこそ、
しっかりとアーマが緩和し抜けきっていった感覚がありました

その2 心の毒を育てない809

留学滞在中は
口にするものと同様、
“心にするもの”にも意識的になりました

心に起こる感情や様々な考えが、
必ずしも“本当のこと”ではないということが
本当の意味で分かってきたのです

感情や印象のほとんどが過去の産物からの自動的な反応です

ならば、本当に感じる感情や生まれる思考は、
実はほんのごくわずかであるのです

ネガティブな考えのすべてが悪いということではなく
(それは生きるうえでの本能であったりもするし)、
不必要な考えをいつまでも持たないということの清さを学びました

私自身、
アーユルヴェーダの原理に沿う生活や食事の実践で
心の作用が大きく変わったと実感しています

自分の“クセ”に気づき、
“認め”、“赦す”というサイクルを新たに覚えました

これまでではできないことでした

いつもただ“今”に集中すればいいんだと
気づくことが増えて、なんだか生きやすくなったのです

これこそが、アーマが緩和し出す最大の効能だと感じています

その3 完璧主義を手放す307

完璧主義が頭にあるとき、
身体、神経や心には「緊張」が走るとことが分かりました

適度な緊張やストレスは良い作用を生むこともありますが
過度なそれは「硬直」をもたらすので
そこから血流や筋肉、関節をも硬くしていきます

長年私はずっと浅い呼吸で生きていることに気づきました

いつも過度な緊張をしていたのです
浅い呼吸のまま、いつも“走って”いたのでした

以前の私は競争社会という場所で
自分をとことんのめりこませて、
そこで自己をうまく適応させれなかったときに
この“完璧主義の罠”にハマって
自分の身体や内臓、心までを硬直させていたんだと分かりました

今もなお未熟で、
まったく無執着という境地には至りませんが

何でも完璧に把握していたい、
完璧に思う通りの結果に向かわせたいという類の感情に
陥ることがどんどん少なくなりました

そのようなパターンが浮かび上がった際は
“ゆるし”、“手放す”という選択肢を持てるようになりました

この緩みから入ってくる心地よさを
“今”に居て味わうこと、
人生の幸福はそういうところにあるのだということもわかってきた気がします


アーマがなくなっていく過程20171109_085742762412523410.jpg

実際にアーマが緩和して浄化された過程について記します

私は1ヶ月間のヨガ留学中に5kgの減量がありました

これは単に“痩せた”ということではありませんでした

ヨガによって微細な意識と筋肉をはたらかせたこと、
毎日のディナチャリヤに沿う生活や
アーユルヴェーダの食事によって、
“すべての循環”が滞りなく、浄化された結果でした

日々慢性化していた浮腫みはすっかりなくなり、
排泄リズムがどんどん整っていき、
肌荒れがすっかり落ち着いて、
マインドが一日を通して安定するようになりました

これは無理に浄化したのとは違って、
身体の治癒力・免疫力が再生して
深部から回復したことの証でした

【 留学記はこちら 】


簡単にわかるアーマ蓄積のサインdsc_97261067418317.jpg

日常的にアーマが溜まっているかがわかる簡単なチェックがあります

・寝起き時、舌に白い海苔が溜まっている
・舌に歯型のような跡がついている
・慢性的な浮腫み、肥満
・鼻づまりや鼻炎
・口内炎や胃腸炎
・肌荒れ  など

ほんの少しの違いであっても、
体には確かな変化として現れます

気がついたときに食べるものや睡眠時間、運動など、
少しずつシンプルで適切なものを取り入れることが大切です

またこれまでの習慣を改善し始めると、
体内にあるアーマが排出されることで
舌の苔や肌の吹き出物などが多めに表れることがあります

古い習慣から健やかさに向かう改善では、
少なくとも2~3週間かけて継続するのをおすすめします


アーマセルフチェック表はこちら <

アーユルヴェーダの原理原則に沿ってつくる
「バランスをもたらす食事」をお伝えしています

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