人生で初めて書いた
“私のおもう、アーユルヴェーダのこと”です
アーユルヴェーダとの出逢い
アーユルヴェーダには
私たちの命に癒しと幸福をもたらす智慧が無尽蔵にあります
ヨガを通してアーユルヴェーダと出逢い、
小さな取り組みの連続を人生に迎え入れたことで
私の体、心は大きく変わり始めました
これを知るだけでなく、
直接的な体験を通して
日々自らの体と心を満たすことができます
2016年9月
参加したヨガ留学での恩師、
マイラ・リューインは
YogaとAyurvedaのスペシャリストであり
これまで30年以上に渡って
その実践と指導を深めてきた人物でした
アーユルヴェーダは肉体レベルでの健康を越え、 心の穏やかさ、寛容さにも結びついていきます アーユルヴェーダの両方にはあらゆるアプローチがあり ヨガ、アロマテラピー、オイルマッサージ、 ハーブ治療、食事療法なども含まれます すべての段階で私たちを癒してくれるものです Hale Pule より
マイラが創設、運営している
全米ヨガアライアンスの認定スタジオHale Puleは
「真我と再びつながる機会を持てる癒しの空間を作ること」
を理念とし、これまで多くの人々に
アーユルヴェーダとヨガの智慧、実践を提供しています
私自身もまた、
プラクティスを通して
ヨガと密接な関係にあるアーユルヴェーダから
体と心を統合的にみて学ぶことで
その経験を自分自身に深く落としこむことができたと思います
自分の人生にどのように参加するか、
日常生活でどのようにその智慧を取り入れていくか、
ただの機会でなく直接的な実感として
そのことを受け入れていきました
アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダは
5000年以上も前からある生命科学です
ヨガをする賢者たち(リシ)によって研究され、
編み出された智慧といわれています
現在では
三大伝統医学のうちの一つとして
WHO(世界保健機構)に認定されています
サンスクリット語で
「アーユル」=「生命」
「ヴェーダ」=「知識(学問)」の意味をもちます
体を、解剖学などの医学的な目線に留まらず
“幸福に生きる知恵”として
命を最大限に楽しむための
あらゆるアプローチが秘められています
それは
・体にも心にも痛みがなく
・自分の個性を最大限に慈しみ
・長寿をたのしむ
ことに根差しています
アーユルヴェーダの知恵を取り入れることで
それらが可能になり、
毎日をより意識的に過ごすことができます
初めてのアーユルヴェーダでの座学時、
マイラからこのように云われました
アーユルヴェーダは合法的な科学であり、
人間であるうえでどんな側面からでも入れるものです
健康と幸福はイコール

アーユルヴェーダが伝えていることは
自然治癒の大切さ、
(体の治癒力を最大限に活かす)
予防医学、
(病気にならないための意識的な取り組み)
健康寿命、
(与えらえた命を大事に生きる)
幸福科学、
(土台に健康と幸福がつながっている)
などといえます
アーユルヴェーダでは
健康=病気がないこと、ではなく
命が最大限に輝いていることを云います
瞳の輝き、肌・髪の潤い、澄んだ声‥
一日を通して安定したエネルギー、
心にも体にも痛みがない‥
これらが私たちの本来の自然な状態です
どんなに気持ちだけが前向きでも
体のなかに痛みがあれば真の幸福とつながりにくい、
という考え方です
心穏やかで調和に満ちた時間で
体も心も快活であること、
これでいて初めて
私たちは毎日を存分に楽しむことができるのです
マインドの不安定や慢性的な体の痛み、不調‥
それらの蓄積によって病は引き起こされます
薬を飲んだり、大掛かりな手術は
体のエネルギーを多く奪ううえに
さらなる病をもたらす可能性があり、
根本的な改善には至らないという考え方です
アーユルヴェーダは
日頃の生活における行動すべてによって
自らの健やかさを育む大切さを説いています
アーユルヴェーダを知り
実践していく過程で私は
今世いただいた命を存分にたのしむ、
そのために自分のしていることに意識的になり
よい選択をしていくことこそ
人生に豊かな彩りをもたらしてくれるのだと思いました
「病は気から」とはよく言ったもので
アーユルヴェーダでは
自分のことは自らが唯一責任をもてる、としています
食べ方は生き方につながる

アーユルヴェーダでは
日々の生活で食べる物、
接するもの(見る、話す、行動する)の
すべてが心と体に影響を与えるとします
その中でもとくに重要視されているのが
食事についてです
「人間が食べれるもの」
「食べることでバランスをよくするもの」
「消化できるものであること」
この3つの要素が本来
私たちに必要な滋養をもたらす、としています
食べることによって自分のバランスが整い、
不要な毒素があればそれを浄化・排出し、
体内の循環が保たれることが食事の目的としています
私たちの体を造り、動かすもの
「風」「空」「地」「水」「火」
アーユルヴェーダでは
この世のすべては5つの要素から成ると考えられていて
=私たち人間もその要素を含んで形成されているといいます
一人一人が異なった割合で
その性質を持っているので、
みんな体格も体質も性格も傾向も
バラバラで、個性豊かであるということです
体質に合った生活や食事をすることで
健康と精神の調和がもたらされ、
自分が尊重・受容される生き方ができるというのです
現代社会では
自分ではなにがなんだかよく分からないまま、
流行りやマニュアルに沿った物事や健康法を
「正解」として受け入れてしまいがちですが、
アーユルヴェーダでは
一人一人に合うアプローチ方法が異なることを推薦しています
私たちはもう少しペースを落として
「真の自分を知る」ことが必要かもしれません
その時々で
自分の動き、内なる状態
=ドーシャバランスを理解し、
きちんとお世話をしてあげることによって
いつでも自分にとって大切な現在を生き、
日々健やかさと穏やかさとともに過ごすことができます
最大限に楽しみきる生き方

消費社会が加速する一方で
近年ヨガやアーユルヴェーダへの関心が高まっているのは
必然的のように思います
私たちは本来、自然の一部でしたので
不自然なリズムのなかでは
長く生きられないということを
本能として司っているのだと思います
人は機械のように速く動き続けると
いずれクラッシュします
多くを同時こなし過ぎると、
アンバランスに陥る原因となります
現在当たり前に耳にする
「生活習慣病」 「うつ病」 「骨粗しょう症」等は
ほんの数十年前はほとんどみられなかったそうです
40代、50代、60代、70代、80代
どのようにして日々を創造、慈しみ、楽しむか
与えられた命を思う存分に楽しんで生きることは
人に自由に与えれること、
そして自由に受け取れる生き方かもしれません
そのサイクルはきっと魂が真によろこびます
苦手と感じていた“専門的”な知識
私自身、もともと理科や科学など、
なんだか難しそうな専門的知識には
苦手意識があって身体の仕組みなどにも無頓着でした
健康に関しても、
食事を“情報化されているヘルシー”を
それっぽく、それなりに心がける、くらいでした
アーユルヴェーダを知ってからは
これまで起きていた不調が
どのようにして引き起こされていたか、
自分には合っていないもの、合っているものが
分かるようになりました
不要な習慣に気づくと、
それを手放せるようになります
身体と心のために、
小さくても日々実践できることの多さを知って
人生に取り組む姿勢が変えられました
すべてはルールではなく選択です
といってくれたマイラの言葉を思い出します
アーユルヴェーダを
すばらしいと感じる理由
・自分の体質、体調、状態の仕組みを本質的に知れる
・精神状態と体調との結びつきについて理解を深めれる
・普段の生活に落とし込んだ健康法を実践できる
・他者の精神状態、健康状態を総体的にみれるようになる
・自分のベストコンディションとアプローチを知り整えることができる
・あわない、誤った、流行りものの健康法に惑わされないようになる
・幸福な健康長寿のための実践に踏み込むきっかけを得る
ヨガもアーユルヴェーダも
直接的な体験がいちばん大切
とマイラは教えてくれました
今、自分が何をしているのかを理解し、
オープンマインドでいること
瞬間を生きるうえで大切なんだとおもいます
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kaori