「ドーシャのバランスはどう見るか?」プラクリティ・ヴィクリティの考え方

 

ヨガインストラクターをされていて、アーユルヴェーダの実践も日常へ取り入れているサットヴァな女性より、とあるご質問をいただきました

他の皆さまにとっても、自身の「個性」と「バランス」に関して新しい発見になると思い、ここにお答えします


Q・
ドーシャバランスは
3 つ整っているより、
小さい頃 〜 今までのものが
一致していたほうがベストですか?


A・ほぼYES!です

「プラクリティ」と「ヴィクリティ」

私たちに備わっている個性 “ ドーシャ ” は、
自然界における5大元素から成る3つのエネルギーをいいます

ドーシャは、
生まれ持った自然の状態・性質を現す「プラクリティ」と、
現在の状態・バランスの乱れを現す「ヴィクリティ」の2つがあります

「プラクリティ」は、
両親のドーシャバランスや、受胎時のドーシャ、母体の環境などの要素をもって決まります

「ヴィクリティ」は、
直近の環境(食生活や生活、季節等)が自分に及ぼしている影響、“今の乱れ”を表します
本来の自分の状態(プラクリティ)から“遠ざかっている”場合であるほど体と心が分離し、不調や疾患を表します

「プラクリティ」「ヴィクリティ」で、
同じドーシャが目立って増大・増悪している場合、緩和・治癒に時間を要すといわれています

一般的に、
ほとんどの人は2つのドーシャをメインに、1つを少々持ち合わせていることが多いです

3つのドーシャをバランスよく持ち合わせている人も一部います

3つのドーシャをバランスよく持ち合わせている人は、それ通りに “ バランスが良い” 傾向にありアーユルヴェーダではこのような体質を「サマドーシャ」といいます
不調をきたすことも比較的少ないですが、一度バランスを崩すと反動が大きいのも特徴です

どちらが良い、というよりかは
生まれ持ったドーシャがバランスしていることが大切です


生きている限り「動いて」いる

エネルギーは、絶えず再生を繰り返しています

天気が変われば、よくも悪くも体もその影響を受けます
それはその人の “バランス状態 ” 次第ということです

個の体にとって
ドーシャの動きが “ 大きい” かったり、
“ 激しい ” と、健康が損なわれ、不健康な状態に偏ります

ドーシャはサンスクリット語で
“ごちゃごちゃしているもの ” “ 増悪しやすいもの ”を意味することからも分かるように、
ドーシャはいつも揺れ動き、増えたり減ったりします


ドーシャはどうのように観察する?

ドーシャバランスの観察にまつわることで、ほかにも以下のようなご質問もいただきました

Q ・ドーシャ診断が、サイトや本によって結果が変わる

Q ・項目によって全く該当しない場合、例えば「1」に満たない場合に「0.3」などと刻んでチェックしてもいいか?

Q ・毎日のドーシャバランスをチャックするには「便」のほかにどのようなツールがあるか?

ドーシャ診断の「項目」は、それを発した人の解釈や言葉の表現によって多少変わります
本やサイト、人によって相違が現れるのは自然な事です

肝心なのは、「その質問項目が何を意味するか」
自然界にある五大元素を理解すると分かりやすくなるということです

風は、速さ、乾き、冷たさ、不規則性などを表し
空は、軽さ、浮いてる感じ、空間、場などを表し
火は、熱さ、鋭さ、強烈さ、油分、脂質などを表し
水は、湿り気、重さ、軟らかさ、冷たさなどを表し
地は、重さ、固さ、不動、密などを表します

なので、例えば
「色々なものに興味が湧きやすいが飽きやすい」という項目があれば、上記でいうところのどの感じかな?と考えると本質が見えてくると思います

どんな質問・診断の意図も「どのような性質を持っているか?」という目的に基づいています

五大元素の質・作用は、それらが微細かつ複雑に交わり合うことで肉体や精神を形成しています

まずその性質をよく観察し、感じ、理解することで、どんどんドーシャの傾向も掴みやすくなります

もちろん、点数式の場合 1 でなく 0.3 などと刻むこともあるでしょうし、細かく観察する分にはいくらでもそのようにできますが、概念を理解して総体的に点数をつけるならやはり「 1 ~ 5 でどのくらい?」という感じのチェックになります

毎日のドーシャバランスをチェックするのも、その本質からやってきます

ヴァ―タが優位・増大している日では身体も心も軽く、快活であるでしょう
しなやかさ、柔軟性、クリアな感覚が身体と心にあります
増大・増悪の傾向にあるなら、身体も心も乾き過ぎていたり、冷え過ぎていたり、意識も浮足立っていることが考えられます

ピッタが優位・増大している日では身体も心も明瞭で、物事の判断がはっきりできるでしょう
ハリ艶のある肌、髪質に、探求心・冒険心が旺盛です
増大・増悪の傾向にあるなら、身体も心も燃えすぎていて、炎症を起こしていたり、メラメラと怒りを起こすでしょう

カパが優位・増大している日では身体も心も穏やかで、ゆっくりとした動作になるでしょう
しっとりした肌、髪質に、愛情深さ、献身的なマインドがあります
増大・増悪の傾向にあるなら、身体も心も重さが優位になり、怠惰になったり活力を失い、落ち込んだりするでしょう

その中で「直感的に」、どのくらいそうかを考えてみてください


色々な解釈記載しましたが、ドーシャのバランスに限らず、こられのことは白黒がはっきりとつけられるものではありません

自然界と自分自身との関わり合い、結びつきを考えることでもっと楽しい発見にもつながっていきます‥‥♪

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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
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