パンケーキは好きですか?
私はとても好きです
甘味は誰もが好きなもので
特にヴァ―タドーシャが旺盛なとき
甘味は神経をグラウディングさせ、
心的にも体的にも安心感と至福をもたらします
ただしこれは
“ 天然の甘味 ” であることを前提としています
Hale Puleでの
アーユルヴェーダシェフトレーニング時にもレクチャーを受けた
アーユルヴェーダパンケーキのレシピを記載します
– レシピ –
「シンプルで小さなしあわせを焼く」
アーユルヴェーダパンケーキ
* 材料 2 ~ 3 人分
・全粒粉 3 – 4 カップ 【全粒粉+米粉】【全粒粉+そば粉】など様々なアレンジが楽しめます ( ピッタの鎮静には米粉、カパの鎮静にはそば粉がおすすめ ) ・岩塩 ひとつまみ ・水またはハーブティ 適量 ・ギー 大さじ 適量 夏場やピッタが旺盛なときはココナッツオイルもおすすめです ・純粋生はちみつ ( お好みで ) 夏場やピッタが旺盛なときはメープルシロップがおすすめです スパイスブレンド 〈 甘味のあるパンケーキ寄り 〉 |
* 作り方
1 粉もの、スパイス、岩塩が合わさるよう水なしでさっと混ぜる
2 水を入れて混ぜあわせる 3 中火で熱したフライパンにギーを適量入れる 4 お玉から、生地が円状になるよう流し入れる 5 フチが浮かび上がり、生地が少しフツフツとしてきたところで裏返す 反対側も 1 分前後焼いて完成 |
スイーツ寄りのときには蜂蜜やメイプルシロップを
食事寄りのときにはそのままで、他の副菜とともに食べます
*食事寄りにするときは
刻んだ野菜 ( 人参やビーツ、葉野菜等 ) を
生地に入れるやり方もあります
*パンケーキは、少し薄めに焼くことで
今までとは違う発見があるかもしれません
以下はアーユルヴェーダシェフトレーニング時に
実際に作ったパンケーキで、
刻んだ人参を生地と重ねて焼いたものです
野菜とあわせてつくる
クリエイティブ性溢れるパンケーキづくりはとても楽しいです ♪
心地よさをもたらすパンケーキ
アーユルヴェーダのパンケーキは
天然の甘味を用いて工程もとてもシンプルです
サットヴァの要素をこめられたそれは
食べ慣れている「美味しいパンケーキ」とは違うかもしれませんが、
食べたことで実感する“新しい感覚”をぜひ味わってみてください
子どもの朝食やお弁当用にもおすすめですし、
クッキーやマフィンと比べて軽さがあり消化もラクなので
食事の一環としても食べやすいです
その時々によって
身体にとって調度よいスパイスをブレンドすることで
自分にもたらしたい効果や感覚をアレンジできるのも魅力です
アーユルヴェーダでみるおやつの考え方
“消化力”に重きを置いているアーユルヴェーダでは、
だらだら食いや間食はあまりすすめられていません
しかし例外もあります
「昼食~夕食までに 5 – 6 時間以上空く場合の間食」を前提に、
8歳前後までの子供や妊婦さんにとっては
おやつが適切である場合もあります
いずれも「丁度よい満足感」に留めるよう、
鮮度の高いもの、滋養のあるものを適量食べるのが最適です
私自身の経験上、
それまでは長年おやつや間食が当然だったのですが
Hale Puleでのヨガ留学をきっかけに、
「おやつのない日々」を一か月間過ごしました
それだけで消化リズムや腹部の不調が緩和された実感がありました
その他の多くの要素も含んだうえでですが、
一か月間で5kgの減量と浮腫みや便秘の完治を実感しました
だらだら食いや白砂糖のおやつが消化力を損ねていたのだと
身を持って理解した出来事でした
おやつについて恩師マイラは以下のように述べています
おやつは良いとはいえません 食べるとしたら前に食べたものを消化する時間を 必ず設けてあげましょう (食べたものにもよるけれど2-3時間は最低空けて) 1日に何回も食べることはアグニを弱め、 食べているものは消化されず、 毒素が溜まり体重増加やその他の不調につながります 人生の“甘さ”を知っていれば 過剰に甘いものを欲することはありません
アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i