– レシピ – ダルと野菜のとろとろポタージュ / 遅い日の晩御飯に

 

 

食事のバランスで
気をつけたほうがよいことは何でしょうか?

アーユルヴェーダの原理原則を
生活の中で取り入れていくと、
自分の本調子とそうでないときの違いに気づけるようになります

「とても調子がよく快活でエネルギーが安定している状態」
本来はこの状態が私たちにとって自然であり普通のことです

身体のどこかが痛む、
マインド、エネルギーにムラがあるのは
どこかに「滞り」があるせいです

「自分の個性」に気づき、
その面倒をよくみてやることが大切です


– レシピ –
ダルと野菜のとろとろポタージュ / 遅い日の晩御飯に

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一日の自分の波動、リズムと調和してくると
自然と一日の終わりの食事をシンプルにしたくなります

それはよい眠りのために
よい目覚めのために

今回は少し遅くなった晩御飯にすすめられるメニューです

 

材料 2人分

・ひきわりチャナルダル 1/2カップ
・ビーツ 1個
・人参 中1/4本
・春菊 3~4本
・水 4カップ
・ギー 大さじ1
・岩塩 ひとつまみ
・すりおろした生姜 小さじ1
・フェンネルシード 小さじ3/4
・フェヌグリークパウダー 小さじ2/4
・クミンパウダー 小さじ3/4

フェンネルは少し冷まし、ピッタ鎮静効果、
フェヌグリークは豆の消化を助けてくれます
クミンはトリドーシックですべての人にとって〇
消化促進、ウオーミング効果があります

作り方 25~45分

1 中火で熱した鍋にオイル、岩塩、生姜、
シードタイプ→パウダータイプの順で入れる

2 上記がなじんで香りが立ってきたら
ダルを入れて全体を混ぜ合わせる

3 春菊以外の野菜を入れてひとまぜし、水を入れる

4
【圧力鍋】
強火にしてフタをし、圧をかける
圧がかかってから火を最弱に落として18分調理する

【通常の鍋】
フタはしないまま強~中火で約10分間沸騰させる
中~弱火に落としてフタをし、25~30分調理する

5 火を止めて最後に春菊を入れて
余熱で5~10分調理する

完成ですDSC_1756.JPG

 

このレシピは鍋ひとつでできるのと、
タイマー機能があればより効率的に調理を進められます

豆はホール状の豆よりもひきわりタイプの方が
火が通りやすく時短にもなります

忙しい日の晩御飯や
翌朝のベストコンディションを整えたいとき、ぜひ作ってみてください

 

このときは付け合せにチャパティをつくりました


ダルを入れるときはしっかり混ぜ合わせる
野菜同士はかるく混ぜ合わせるにとどめ
  かき回しすぎない
より消化にやさしい豆はひきわり緑豆(ムング豆)
ヴァータが過剰なときは
 ギーをあとがけで少量足してもよい

もっと遅く、
深夜に食べることになってしまうときは
豆のみでのスープがすすめられます
水分をもう1カップ増やし、さらさら状にするとよいでしょう

それでも、
ベストは19時頃までに晩御飯を食べ終えることです

仕事の合間に20分だけでも時間を確保し、
シンプルで新鮮なものを食べるようにして
夜は入浴を済ませて早めに眠ることをおすすめしたいです

その方が体の状態もうんと落ち着き、
翌朝のエネルギーにも違いが出ます


そのときの自分に合う食事

アーユルヴェーダの原理原則では
私たちの体は24時間つねに変動しています

朝と夜とでは身体の巡りも心の状態も違います

季節ごとでもその揺れは起こります
年代ごと、時間ごとにも‥

 

その時々に合った、
自分にとっての最適な選択を重ねることで
身体と心の調和、すなわち健康と幸福が増大するといいます


消化に適した時間、消化しづらい時間dsc_9585810982752.jpg

アグニ(消化の火)が
もっとも活発な時間帯は10~14時です

18~22時はカパの時間帯になり、
消化のリズム、強さももゆるやかになっていきます

この時間帯での食事は、
自らの身体を癒してくれるやさしいものにしましょう

お肉やお魚を食べる場合には
全体の20%にとどめることをおすすめします

お肉やお魚は消化に重く、
その日のうちで4~5時間は消化にあてたいところです

またそれらは、体の中で完全に消化されるには
3週間前後かかるといわれれています

アスリートレベルの運動をしている人では
状況が違う部分もありますが、
やはり一日の最後の食事は
消化しやすくやさしいものの方が私たちの体には適しています

食事でも運動でも仕事でも、
18時以降の過多な活動はマインドを覚醒させ
必要以上に身体からエネルギーを搾り出すため
その後にどっと疲れがやってきます

充分な休息時間が当てれならまだよいですが、
毎日の中で「調和」をもたらす選択をすることが
私たちをやわらかくするということを覚えておきましょう

 
私の恩師マイラは

なにを感じたいか?
人生でどれだけ成長したいかです

と云っていました


あわせてご覧ください
「お疲れさまの晩御飯」
果物の食べ方/消化不良を起こす食べ合わせのこと


 

バランスをもたらす食事
食材のセレクトと調理法と食べ方のこと
「おいしい人生」のための
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いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori

 

 

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