私のパートナーは、
よく朝 ~ 夜まで何も口にせずぶっ通しで仕事することがあります
人が集中できるのはだいたい 1 時間前後、
といいますから彼の頭脳はやはり宇宙人なんでしょう
分かりやすいのは日中彼から連絡がない日、
= 昼食をとっていないというサインです
帰宅して、ようやく食事になりますが
時刻は 21 時以降、遅ければ 0 時を過ぎることもあります
すでにアグニは弱い時間帯、
前の食事から15時間以上も空いていることが多いので「回復食」の状態です
彼が「仕事漬け」の日、
私にできることは体をたっぷり癒すのにお風呂の湯を沸かしておくことや歯ブラシやタオルをセッティングすること、目の疲れをとるのにホットタオルを用意することのほか、サトヴィックなキッチャリーを作ることがあります
これを食べて彼は一日の疲れを緩和させ、
翌朝爽快な目覚めとともに出勤していきます
キッチャリーはインドで古くから食べられてきたもので、日本でいうお粥のようなものです
基本はスパイスとギー(万能オイル)、豆などで作られ、消化にやさしく栄養価が高いので回復食としてもすすめられます
スパイスを使うからといって過激な味ではなく、
やさしい味ですので誰でも食べやすいです
この日はさつまいもとインゲン豆、ゴボウも入ったキッチャリーを作りました
ほっとして、深いところまで美味しさが届くレシピです
夜遅かったので豆はなし、スパイスもごく少量にしました
ぜひ作ってみてくださいね
さつまいもとインゲン豆ゴボウのキッチャリー
3 ~ 4人分
《 材料 》
・白米 一人分 ・さつまいも 適量 ・インゲン豆 適量 ・ゴボウ 適量 ・ギー 大さじ 1 ・岩塩 少量 ・クミンパウダー |
《 作り方 》
1 圧力鍋で作ります 通常の鍋なら時間が 2 倍ほどかかります ・ギーを入れて中火で熱したところにクミンパウダーと岩塩を入れる 2 香りが立ったら切ったさつまいもとゴボウ、洗った白米を入れて混ぜます 3 水を 2 . 5 倍量入れて蓋をして強火に、圧をかけて再弱火に落とします 4 15 分ほど加圧調理し、火をとめて自然と圧が抜けるのを待ちます 5 圧が抜けたら小さく切ったインゲン豆を入れて余熱で完成させます |
長時間仕事を頑張った人へは突然 ( しかも夜に ) 、脂っこいものやローフード ( 生もの ) 、加工食品を食べさせると余計に疲れるだけですからぜひ 「キッチャリー」 をおすすしたいです
スパイスをもっていないのであれば
まずはクミンだけでも十分です
キッチャリーは最もプレーンなもののほか、
その時々の体調や気候にあわせて
スパイスや穀物の種類、野菜や水分量に変化をもたせるので
実は様々な種類があります
食事は身体を養うものです
疲れているときこそ、消化器官に負担のかからない、
やさしく栄養価の高いものを食べましょう
翌朝また、新しい一日を迎えれるように
バランスをもたらす食事
食材のセレクトと調理法と食べ方のこと
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