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– レシピ – 7 分でできるカボチャのシナモン煮 / いつもの食卓に

アーユルヴェーダ料理の原理原則はとてもシンプルです

人間が食べれるものであること
2  食べたことでバランスが整うこと
3  消化できるかどうか(体が)

アーユルヴェーダを通して食事・生活に取り組み
自分を見つめていく習慣ができると、
食べるものを考える前に
食べる体について考えること、
このことがとても大切であると毎瞬思い起こします

この教えはアーユルヴェーダのスペシャリストであり
私の恩師、マイラが伝えてくれたことでした


この季節ほくほく美味しい、さつまいもやカボチャ

アーユルヴェーダスパイスを使って
やさしくサットヴァな煮物はいかがでしょうか

今回はカボチャを使っての調理ですが
同じプロセスでさつまいもに置き換えることもできます

朝、準備から完成まであっという間にできるので
お弁当のおかずなどにもおすすめです



– レシピ –

いつもの食卓に
7 分でできるカボチャのシナモン煮

材料 (1人分)

カボチャ 大2切
ギー 大さじ3/4
( 夏はココナッツオイルでも 〇 )

岩塩 ひとつまみ
すりおろした生姜 小さじ1
ローレル 1枚

シナモンパウダー 小さじ1/2

スパイスの効果効能一覧はこちら

* 夕食に作る場合は神経を落ち着かせる
  ナツメグを入れるのも〇
* ピッタが高い体質の人(時)はシナモンの代わりに
  コリアンダーパウダーorクミンパウダーが〇
* 水の代わりにルイボスティーも〇

作り方

 中火で熱した鍋にギー、岩塩、ローレル、
すりおろした生姜を入れて香りが立つまで1分ほど待つ
 シナモンパウダーを加えて鍋をまわし全体をなじませる
 カボチャを入れて両面、底それぞれ回転させ(そっと)
ギー・スパイスをなじませる
 水を1/3の高さまで入れる
 フタをして弱~中火の間で6分煮て完成

* 今回はインゲン豆も一緒に入れて調理しました

ほかカボチャを使ったお料理はこちら
– レシピ -朝食にも/バターナッツのスパイス
– レシピ -3つの食材でつくるシンプルなアーユルヴェーダプレー
– レシピ – アーユルヴェーダ料理研究中 VO.2
-レシピ -アーユルヴェーダ料理研究 VO.1

カボチャのしっとりした食感と
ぎゅっとつまったやさしい甘さがして美味しいです
ほんのり香るスパイスにも癒されます

インゲンはみずみずしく、
しっかり味を感じて食べられます

この日はお弁当のおかずとして作り、
この他にバスマティライスと緑豆のとろとろスープを
あわせて持っていきました

アーユルヴェーダの食事の黄金比、
オーグメンティングとエクストラクティブの割合ばっちりです


長時間放置された「 美味しい 」より
できたての「 新鮮 」を優先する

食べ物はできたての新鮮なものが一番美味しいです

調理してから長時間経過しても美味しいものは
シンプルさを失っており、
多くの場合それは「味」が強調されています

アーユルヴェーダでは、食べ物にあるドゥワンダ
= 本来の栄養素や滋養がある状態
体にとってはもっとも力になると言われます

それこそが真の美味しさなのです

 

たとえば、
どんなに栄養価の高い有機野菜だったとしても
それがカットして長時間保存されていたり
調理からしばらく放置されていると
体の中で「本来のもの」と同じようには処理されないでしょう

( つまみ食いが一番おいしい、というのは
それが出来たてであることも含まれると思います )

ひとつヒントにしてください

鮮度を失ったオーガニック野菜を食べるくらいなら、
オーガニックでなくても作り立ての食事や
炊き立てのお米のほうが
体にとってはよっぽど嬉しい食事なのです

そのために必要なほんのわずかな時間を確保しましょう

今している不要な習慣を 1 つ、2 つと手放せば
神聖な料理のために 20 分前後の時間をあてることはそう難しくないはずです

毎日心と体にやってくる感覚が
やわらかくやさしいものでありますように


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