健康のために何を食べたら良いか?

健康のためには「何を食べたら良い」でしょうか?

今は健康食品も健康サプリも健康法も溢れています

が、本当に大切なのは日々の食事(それと暮らし)です

健康のためには、「健康な体を育て直す」必要があります

食べ物を 3 日変えただけでは
一時的な「心地よさ」は感じても健康な体にはなりきれないのです


健康と幸福のために
「何を食べたらいいか」?

アーユルヴェーダによれば、
私たちにとって必要な食物はとてもシンプルです

自然界を見て、自分の身体を知り、双方を沿わせて良い循環を創り上げていくことが大切です

【 何を食べたら良いか? シンプルな4か条 】
季節の食物を食べる
新鮮な食物を食べる
体質と体調に合う食物を食べる
 食べたことで後に消化できる食物を食べる

季節の食物を食べる– その時々の季節に収穫される野菜は体に必要な栄養分を網羅しています
冬のサツマイモ、白菜などは体を温め、夏のキュウリやズッキーニ、オクラは熱を冷まします
夏に熱を増やす食材を食べたり、冬に身体を冷やす食材を食べることは体内のバランスを崩す一因です
日本のような国は四季があり季節によって旬の食材も変わります
その時々になる自然の恵みをいただくことで身体も心も元気になります

新鮮な食物を食べる– 採れたての食物には鮮度=生命力が多く含まれているので食べた体も元気にします
できるだけ近くで育てられた食材、そのものが採れたときから多く加工されすぎていない状態でいただくことが肝心です
過度に加工されたもの、鮮度を失った食材はそれだけ“鮮度”という究極の栄養源を失っているからです
野菜や穀物は適度に火を通してあることが理想です
果物は夏は生でいただきますが冬の間は加熱して食べるというオプションもアーユルヴェーダでは用意しています(果物は生で食べると=身体を冷やします

体質と体調に合う食物を食べる
– 冷え性の人、炎症持ちの人、浮腫みがちな人ではそれぞれに適した食材や調味料・調理法が異なります
冷えや乾燥、腹部の張りを慢性的に感じる<ヴァータ>優位な人のための食事
炎症、肌荒れ、胃のトラブル、口内炎を起こしやすい<ピッタ>優位な人のための食事
浮腫みや冷え、停滞感、肥満が生じる<カパ>優位な人のための食事

食べたことで後に消化できる食物を食べる– 食べた後心地よい満足感があり、少なくとも 3 – 4 時間経過した頃に消化が済んでいること
食べたことによって心身が安定し整うことが大切です

… 人間の健康と幸福のための智慧を網羅するアーユルヴェーダでも
「○○さえ食べたら健康になれる」といった記述はやはりどこにも見当たらず、
アーユルヴェーダでは食物と同時に食べ方も重視しています

日々の習慣の積み重ねがとても大切なのです

自分の身体を不健康に至らしめる習慣を徐々に排除し、
健やかさを増す習慣を自分自身に根付かせていくのです

自分の体質・個性を知ると この実践は実に興味深いものになります

アーユルヴェーダで継承される五大元素から見る自分の体質
「ドーシャによる体質診断」は
こちらからチェックできます

食べても食べても満たされない食事
少しの食事でも本当に満ちる食事のヒントは
こちらから参照ください


「健康になる食べ物」のワナ

私たちは皆 食べ物にたくさんの好き嫌いを抱いていることが少なくありません

そしてしばしば何かを 食べ過ぎたり
食べなさすぎることで
身体と心に様々な不調を長年抱えて悩んでいます

“何を” 食べたら健康の道を歩むことができるか?

それは、食べ物そのものと 同時に
「食べ方」を見直すことによって導き出されるでしょう

行為のすべてに「+」と「-」があることを考えてみましょう

私たちは常に、バランスと乱れのどちらかを経験しています

「食物」は、それを選ぶ自分の “動機” から作用が始まります

気持ちよくそれを選んでいれば順調に消化できるし、
焦っていたり、結果や成果、偏りのある好き嫌いに囚われた心で
それを選ぶときは きっと消化が難しくなるでしょう

近年では、「これ一つで○個分の栄養素」や
「これを食べれば○○が叶う」などのように
一つのものを過大に見せることがよくありますが、

それによって本当に
劇的に健康な肉体と精神を手にし、
問題の根本を取り除けた人がいたでしょうか、?

「○○さえ食べたら美しくなる」
という情報を鵜呑みにして その通りに行動するとき、
私たちは自分の体に起きている本当のことを見逃します

・自分のこの問題は どこから、“なぜ” 、生じたのだろうか
・自分の体質は本来どのような傾向あるのだろうか

この二つへの理解、認識は自己受容と愛であり、
そこから真の健康と幸福が拡大していきます

古代5000年来の生命のための科学アーユルヴェーダでも、
どこを探しても「これさえ食べればよい」という記述はありません

私たちには 画一化された情報を見ることよりも
「自分の体質と個性」と「乱れの根源」を見つけることが必要です


土台を築く食事

季節ごとの食材を体内で滋養に変換する調理法についてはお料理教室でレクチャーします

いつも食べている食材でも少しの工夫で消化に良くなり、身体の感じ方が変わります
便通が良くなったり、冷えが改善され代謝が回復したり。
毎月重くて苦しかった生理痛が緩和される人も、います。

また、アーユルヴェーダスパイスやハーブを
2 – 3 種ブレンドするだけでも体の治癒力を徐々に引き出していくことがかないます
取り入れ方と感じ方にフォーカスすることで身体で得られる結果が変化していくのを実感できます

 


アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i

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