夜食のこと

 

 

夜遅い日の食事、どうしていますか?

 

一日の終わりに何を、どのように口にしているかは翌朝の寝起きに大きく関わります

またここでのエネルギーの統合・消化の循環がうまくいかないと、
私たちは慢性的な披露感とともに
日常を過ごすようになってしまいます
・寝起きが重い、だるい
・体がこわばって関節が痛い
・頭がボーっとする
・舌に白い海苔や浮腫みがある
・口の中の粘膜過多、口臭がする
・浮腫み、お腹の張り
・ガス感(おならやげっぷ)

これらはいずれも「消化がうまくいっていない」症状で、
そのほとんどは“何を”、“どのように”食べるかを誤っていることが原因です
夜遅い日に何を食べるか?

夜の食事は翌朝に、=日常に影響するといいました

例えば同じ食べ物でも、
昼に食べるのと夕に食べるのとでは
消化のされ方、負担が異なります

アーユルヴェーダでいわれているのは、
18:00~21:00はカパの時間帯で
= 消化力もゆるやかになるということです

そのためこの時間帯に重たい食べ物
(多量の肉や魚、揚げ物や
その他加工調味料による味の濃いもの、鮮度の低い食べ物など)
を早食いや立ち食い、
ながら食べや就寝直前に食べると、
体にとっては消化に負担がかかり、マインドも鈍くなるのが事実です

 

望ましいのは、
“消化されやすいもの”を“消化されやすい調理法”で、
なるべく早い時間帯に食べるということです


自然に沿うことで健やかさをscreenshot_20180905-075317544363411.png

アーユルヴェーダの原理原則を
自分の生活で内側へと結びつけていくと、
それが規則としてではなく自然の作用として
心地よく居るのにとても重要だということが分かります
本来、18:00~のカパの時間帯では
活動をゆるやかにし始めることにフォーカスしたいです

そして22:00~のピッタの時間帯に、
一日中駆使した体と心のエネルギーを統合するのです

この自然のサイクルから離れれば離れるほどに、
私たちの消化の流れや、神経・内臓の働きが妨げられます

徹夜するくらいなら早寝して早朝から活動する、
これが賢い選択といえます

体の叡智に逆らえば逆らうほど、後にツケを払うことになります

ある夜のことです

用意していた夕ごはんは、
遅くとも20:00前後に食べるものとして
茹でただけのとうもろこし、
いくつかの葉野菜のソテー、
それと素麺でした

しかしそれを食べるパートナーが仕事で遅くなり、
22:00過ぎまで帰れませんでした

私はこういう時、
21:00の時点で一度「見直し」をすることにしています

作っていたものから量を減らしたり、
3~4品あったらそこから1~2品を下げたりします

さらに22:00を過ぎてもまだ帰れなそうなときは、
もう一度「見直し」をします

ここまできたら、消化しやすい1品だけを残して残りすべてを下げます
(下げた食事は翌朝にまわします)

そしてさらにこの日、帰宅し食べるのが
23:00をまわるとわかった時点で私はすべての食事を下げました
そしてバナナを一本、テーブルに起きました

ここで「え、ひどい」と思われるかもしれませんが、
私のパートナーはそれで充分(そうだよね、
という感じ)と感じていて、
むしろ多く食べ物を出されると「要らないな」と思うようになっています

何年も前は、帰宅時間がどれだけ遅くなろうと
用意された食事をそのまま食べていましたが、
食後そのまま30分前後で就寝、翌朝は何とか起きる、…
そんなサイクルを繰り返していました

>>【効果実証済み】旦那さんの寝起き改善料理

夜の食事に意識的になることは
翌朝の自分を思いやることになります


少しの工夫で身体はもっと歓ぶscreenshot_20181004-1133351243229196.png

話は戻って、バナナを一本…

置いて少しして私のなかに考えが芽生えて、
それをほっとバナナにしよう♪と調理をしました

5分で完成します

出来上がる頃に彼は帰宅し、
できたてのほっとバナナを食べて一休みし、入浴してから就寝しました

しかもタイミング良く(?)、
「今日何も食べてないんだよなぁ」と彼

昼にバナナを食べただけ、とのこと

「夜もバナナだよ」と言ったら「なぬ?」と笑ってましたが、
生バナナのままにしなくて良かったです(笑)

ほっとバナナは彼も好きなレシピのひとつで、
フォークの先で器用に皮を向いて食べていましたscreenshot_20180905-075258254289365.png

 

生のバナナは体を冷まします

もともとヴァータが優位な彼にとっては、
日中に食べるには良いとしても
夜に生のバナナを食べることはあまり望ましくありません

この日は台風が到来していて
外はヴァータとピッタが増悪していました
だとなおさら、乾いて乾燥した、
冷えた酸味(と甘味)の強い食べ物は避けるのが賢明です

果物は、少しのオイルとスパイスを用いて調理をすることで
体に滋養をもたらします

 

オイルとスパイスの調合によっては体を温め、
消化を促進するはたらきが高められるのです

特に日中カフェインを摂取している人にとっては、
適量のカルダモンやクミンがカフェインの解毒に役立ちます
バナナを生のまま食べるか、少し調理をするか、?
これはシンプルなことですが体にとっては大きな違いがあります

 

「美味しいから」というのは味覚と感覚、
そのあとの結果も含めて“心地よいもの”でありたいです

 

あわせてこちらもご覧ください
ほっとバナナの作り方はこちら
ほか夜遅い日におすすめの豆レシピはこちら


 

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“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
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