私は毎日朝から遊んでいます
朝にしっかり“遊んで”、
夜もひっそりと“遊び”ます
朝、疲れとともに起きてなんとなく支度をし
なかば自動的に自宅を出る‥
気づけば深夜の時間帯で倒れこむように眠る‥
そのような生活をしなくなって
毎日が本当に変わりました
毎日が変わることは人生が変わることです
過去に散々、
ヴァータが乱れた生活を送っていたから、
今はただ“整う”ことの幸福をかみしめています
オージャスと創造性
生きるうえで、創造性は持ち合わせていたい要素です
人それぞれ異なったドーシャバランスを形成して
生まれてきた私たちは、
創造を「自分だけの才能」として「楽しむ」ことができますそのためにはオージャスが欠かせません
オージャスとは活力の素です
オージャスが体と心に満ちるとき ◇ 体が正常に機能する (消化・吸収・排泄) ◇ 身体の再生 (マインド浄化・毒素緩和) ◇ 知覚・活力・免疫の向上 ◇ 神経・血流のめぐりをおだやかにする![]()
オージャスの多さが
日々のパフォーマンスを左右する
日々の行動や仕事での“居心地”はどう感じますか?
職場での役割や、毎日のやることに
自身をやみくもに当てこんで
すべてを“自動化”させる前に
「個の創造性」を見つめてみましょう
オージャスがくすぶると、個の創造性も失われるからです
例えば、
生まれつき「仕事のできない人」はいません
生まれつき「何の才能もない人」もいません
人は純粋にどんな仕事を楽しむことができます
人は純粋に生きることを楽しむことができます
それは、オージャスが溢れていると
その存在(本人)が創造をよろこんで行うので
気づくと相手(お客様)も心からよろこぶからです
オージャスが満ちた人は
グラウディングしていて愛があります
グラウディングは地に足をつける、
大地にマインドを根づかせるという意味があります
「自分を“今”に存在させ」ながら
「愛する力」を養う姿勢のことです
創造性を養うにはオージャスを、
オージャスを増やすにはグラウディングから始めるということです
誰もが「人生」という
ステージに立って生きている
私は16歳から社会に出て働き
好きな仕事だけをしてきました
その甲斐あって多くの愛と出逢ってきました
約5年間、
自宅と職場を往復3時間かけて通勤し
毎朝4時起きで仕事をする時期があっても
睡眠時間が少なかろうと
前日の疲労が残っていようと、
職場に出たらそこは私にとっての「ステージ」でした
それを教えてくれたのは尊敬する上司たちです
と同時にステージを降りてからも
“自分の大切な時間”をどう過ごしたら
有意義に、意味のあるように過ごせて、
どのようにしたら癒されるのかを
ある時からいつも考えるようになりました
すると、電車で見かける人々の疲れた顔や
輝きのない瞳、人混みの殺伐とした空気感に
疑問を感じるようにもなりました
ほんとうは、もっと輝くんだろうになぁ~という
漠然としたもやもやです

自分と遊ぶ時間
幼い頃は皆「ひとり遊び」が得意でした
自分との遊びの中で夢中になったことや
将来へ思い描く夢は何でしたか?
その可能性を今に活かせているなら
ぜひそのまま続けましょう
忘れてしまったと感じても大丈夫です
今日からでもまた、自分と遊ぶことができます
オージャスを増やすのに、ほんのコツがあります
自身の日常でアレンジしてみてください
自分と遊び、オージャスを増やす方法は無限です
【朝も夜も自分と遊ぶ】
オージャスを増やす2つの習慣
1・「早く寝る」「早く起きる」
このためには【すること】を前倒しで片付けて、
それに「限りをつける」必要があります
週に1~2日、このための時間を割いてください
早寝早起きはあなたのオージャス(活力の素)を増やします
まず、一日の中で時間を長く要するものや
出費がかさむ予定を見直し、可能ならそれを減らします
(もしくは他の人と協力して
時間を分担できるものはお願いし
互いにかかる労力を減らします)
(出費する価値のあるものだけに
お金を使うという概念を念頭に)
そうして済ませる用事を絞り
事前にピックアップ、行動ルートを計画立てます
タスクの前後になるべくゆとりをもって
無理のないスケジュールを想定します
そして優雅にタスクを完了していくのです
片付けていった先で
「何もしない時間」を確保します
ここへきたら、「何もしない」で
自分の内側へ向き合う時間にします
あらかじめ予定そのものを少なくしているので
少々時間が押してしまったとしても
そんなに遅くはならないはずです
2・「自分のためだけの時間をつくる」
普段ゴロゴロだらだらしがちな人はもちろん、
忙しい人ほど、この時間が必要です
とれているようで、
意外ととれていないことがほとんどだと思います
(PCもTVも携帯もOFFにして
すべてが静まった部屋でじっと‥何分できますか?)
自分と過ごし、自分と遊ぶことで
本来の姿が浮き彫りになってきます
自分にしかない才能や
他人への慈悲の心は
独りでいる時間にこそ芽生え、深く見出すことができます
ところが私たちは
たいていの場合「さみしい」ので、
誰かと居たがったり、
つながりを求めてSNSに没頭したりします
また、アルコールやギャンブルなど
マインドを壊す習慣に引きつけられ、溺れていきます
これはオージャスを枯らします
「自分のためだけの時間」は
私たちが大地に生まれ、太陽から恵を受けて
生きているという真実を思い起こさせてくれます
忙しすぎたり、または怠惰すぎると
このことを忘れて自分のなかの「感謝」がなくなります
すると心はすべてとの繋がりを絶たれて
やがて「孤立」していきます
(「独りの時間」と「孤立」ではまったく意味が違います)
創造性は無限大に
私のお気に入りの気晴らし方法をいくつか記します
1 ・ 「 早く寝る 」 「 早く起きる 」
早く寝ると体内のオージャスを増やし、
早く起きて外の空気を吸うと
もっとオージャスを得ることができます
(特に朝4:00~6:00の間)
【 夜 】
すべてを手元から離して深呼吸します
ヨガマットを敷き、その時の気分で
いくつかのアサナをゆっくりと行います
最後に目をつむり、すきなだけ瞑想に入ります
(マインドが散らかっていると
わずかな時間で目を開けてしまいます、
穏やかなときにはじっくりそこに座り続けていられます)
合掌して自分に頭を垂れて布団に入ます
遅くとも21:00~22:00に寝ます
22時を過ぎるとピッタの時間帯に入り
人も街もまた活動的な時間に入ります
(22:00~2:00)
その前に自らを「閉店」にし一足はやく
心と体を休めて眠りつく‥
この瞬間が至福です
【 朝 】
翌朝はアラームなしで目を覚まします
それが4:30でも5:30でも
目が覚めたらベッドから出ます
白湯を沸かしてすすり、
アヴィヤンガをし沐浴を
陽の出具合と天気によって
散歩が先かアサナが先かです
朝を抱きしめられるこの瞬間が最高の至福です
2 ・ 「 自分のためだけの時間をつくる 」
時間を「サットヴァ」にあてます
神聖な修練や自然との時間、
ヨガやアーユルヴェーダの実践がサットヴァな時間です
怠惰とは時間を
「ラジャス」や「タマス」にあてることです
電子機器に長時間触れる、
騒音や人混みの経激しい場所に長時間いる、
暴力的なTV番組やニュース、刺激的な音楽を聴く、
食後すぐの昼寝や陽の光を浴びずに寝すぎる‥など
私自身、サンスカーラ(過去の記憶)に
しがみつこうとするとき
「ラジャス」や「タマス」に時間を使いがちです
このような時間の使い方では
結局後悔することになるのを学んで、
サットヴァに時間をあてることが増えました
(完璧ではなくても)
○たっぷり時間での自分時間
買出し、家事、用事、仕事‥
すべてを20時頃には終えて、
心も体も落ち着けるようにします
(もしくは、
すべてをゆっくり進めてよい、という風に
ただただ一日中のんびりと過ごします)
お気に入りの本をいくつか手元に置いて
真剣になりすぎずに気ままに読みます
(アーユルヴェーダの本やヨガスートラ、
ドミニク・ローホーの本)
日記帳に今感じていることを書き出します
その言葉たちと会話し、済んだもの・事は手放します
○すき間時間での自分時間
・歩いたことのない道をただただ散歩する
・体の調子からスパイスを選んで食事をつくる
・スートラを読み返して内省、日常に活かす
・自分のサンスカーラを吐き出して
バラに吸わせる、それを破壊する
・植物に水やりをする
「独りでいる時間になにをしているか」で
そのステージの彩りは変わります
(仕事や家族・友人関係も含めて)
娯楽にいつまでもだらだらと時間を費やしたり、(タマス)
欲を満たすためだけの衝動的な言動に振り回されると(ラジャス)
私たちの創造性は輝きを失い、
それが周りの人へも影響します
限りある人生を「自分なりに」生きるには
オージャスを養い、創造性を育むことが支えとなります
「あなたは誰ですか?」_ヨガにおける誰かのことば
ほんとうのあなたはどんな姿をしていますか?
私は誰かと話を会ってするとき
そのひとの創造性をみつける瞬間が好きです
ほんとうは、こんな面を秘めているな♪と
その人にしかない色が見えるととても嬉しくなります
静かな創造を育んで
いつでも 自分に満ちるオージャスとともに
ただの「自由」を楽しめますように
そこでいつでも自分とあなたと、出会えますように
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kaori