燃え盛るピッタの季節到来

まだまだカパのゆるやかさも漂いますが、
季節はピッタに向かって燃え盛り始めています。


▫️ 夏はピッタの季節

ピッタの性質は
「 熱 」「 強烈 」「 鋭さ 」など
それらが凝縮する時期 =「 夏 」はピッタの季節と捉えます。

南国では一年を通して
ピッタ( &カパ ) の気候が続きますが、
日本では主に夏、
またはゴールデンウィークの頃や
残暑が残る初秋も、ピッタは旺盛になります。

ピッタの季節は
私たちのドーシャ( 体質・体調 ) にも影響し、
その性質と作用が増増悪しやすくなります。

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▫️ ピッタの増悪、炎症に注意を

夏の暑い日は特にピッタが増大・増悪します
・暑く、蒸した炎天下の日
・日射しの強い日…など

また、そのほかでピッタ的な性質を持ち、
作用の増悪を助長させやすいものがあります。

例えば
・辛い、酸っぱい食べ物
・スポーツ観戦
・ギャンブル
・アルコール摂取
・大音量の音楽
・人工的照明など、光が溢れる場所

これらに長時間あるいは過多に触れることも
ピッタが暴れ出す理由となります。

自分の体調や精神面において
それらが “増悪しすぎないよう” 配慮、ケアすることが夏バテ予防にも直結します。

ピッタ「 増大 」し始めの段階で起こること
・辛い食べ物や刺激物を欲する
・激しいものを観たり聴いたりしたくなる
・イライラする、鋭い態度になる
・汗をかきやすくなる…など

そこから「 増悪 」した段階のこと
・異様なほどの汗っかき
・赤い湿疹などの出来物
・胃が荒れる
・目がいつも充血してる
・下痢になる
・アルコール依存症
・ギャンブル依存症
・若ハゲ、白髪
・口臭や体臭
・その他炎症系トラブル全般…など

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▫️ ピッタを整える

ピッタが増大・増悪すると
あらゆる不調・疾患・病を引き起こされます。

早い段階で整えることでバランスを取り戻し、
体調面や心の面でサットヴァ ( 調和 ) が養われます。

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ッタの増大・増悪を緩和、鎮静化させるには

自然の中、日陰をゆるやかに散歩する ( 水辺や森林だとなお良い )230
ココナッツウォーターやアロエヴェラなど、天然の果汁でクールダウン( 国産のメロンやスイカなど。夏の果物もよい )97
夏野菜をやさしく調理したものを食べる( ズッキーニ、キュウリ、オクラ、カボチャ、トウモロコシ等 )52

その他
・辛い食べ物や刺激物を控える
(スパイシーな料理や酸っぱいもの、揚げ物など)

・激しい音楽や映像を控える…など
(大音量や刺激的な音、暴力的な言動の映画など)

・多すぎるタスクは減らして物事を味わう、深める
(分刻みのスケジュールよりもゆとりのあるスケジュールを)

▫️ ピッタの熱・炎を大切に

ピッタがバランスしていると
私たちは身体という外側においても
心という内側においても
取り入れた物事を理解、変換・処理することができます。

ささいなことに幸福や閃きを見いだし、
勇敢さをもってして生きることができます。


▫️ ピッタの長所

・明瞭で快活さがある
・勇敢でリーダーシップがある
・タスク管理に長けている
・知的で物事の “ 変換 ” がうまくできる
・体がやわらかい
・皮膚がやわらかく輝いている
・キラリとした瞳
・よく食べるがきちんと消化できる16-10-12-14-47-49-531_deco

▫️ ドーシャを寛容な心で捉える

今回は夏に向かって増大するピッタに
焦点を当てましたが、
私たちは「 ヴァータ 」と「 カパ 」の要素も一緒に、ユニークなバランスで持ち合わせています。


人生にやってくる様々な経験で、
体と心にどのような “ 変化 ” がやってくるかを観察してみましょう。

取り入れるものと
手放すもののバランスがちょうどよいとき、
私たちは「 今この瞬間 」に真に存在できます。

やってくる夏・ピッタをぜひ創意工夫して、

人生のよろこびを深く楽しんでみてください。

私も、探求を進めていきたいと思います。

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