12日間のシェフトレーニングを終えた翌朝、
フライト前の食事で私は「新たな選択」の機会を迎えました
通訳でいらしてくださっていたようこさんと空港に到着し
私たちは昼食を食べることにして
とある飲食店に入りました
そこでオーダーしたのは、「ライスのみ」でした
そこへようこさんが分けてくださったナッツをあわせて一緒に食べました
(そしてこの後、デーツまでくださいました^ ^)
体が何を欲しているか、
心が何を欲しているか、
何を消化できるか、
そういう直感に沿った結果でした
12日間のトレーニングで
すっかり浄化された身体は、
たったのお米とナッツだけでも
その味をとても繊細に感じ取りました
甘味、酸味、塩味、渋味、苦味‥
味に加えて
素材それぞれの食感、食後の感覚など、
私たち人間にとって食べ物は
様々な側面から味わうことが出来るものなのだと
ダイレクトに感じる体験でした
アーユルヴェーダの古典では
健康な体にとって必要な食物は5つのみ、と記されているそうです
それは、米・豆・小麦・ギー・ミルクです
本当はシンプルなもので充分こと足りる、ということがわかります
「ライスのみ」というオーダーをしたのは人生で初めてのことでしたが、とても冒険的かつクリアな選択ができたと感じています
自分の健やかさを優先して
今本当に必要なものだけを選ぶということが、
これまで意外とできていなかったのかも?と思いつつ、今後の人生ではもっとそのようにして意識的な選択を続けていけるといいと思いました
新鮮でシンプルな食事が
プラーナとサットヴァを養う
私たちのほとんどは食べ物に何らかの執着があります
「大好きな食べ物」
「食べないと気がすまない食べ物」
「良くないと分かっていても
何となしに食べ続けている食べ物」
みんなあって当たり前、
けれどそれに執着しすぎて人生を左右される必要はない、とマイラは教えてくれました
では本当に満ちる食事はどのように選ぶのでしょう
【プラーナ】
プラーナは「生命エネルギー」です
この食べものにはそれがありますか?
そうして目の前にある食事を“感じ”ると良いです
調理したてのあたたかい食事にはきっとそれがあります
作ってから何日も立って冷めきったそれにはきっとプラーナを感じないでしょう
味覚的な美味しさだけでなく、命そのものにとって、心から“美味しい”と思えるかどうかが大切です
プラーナのある食材、食事は体の全組織・神経系に滋養をもたらし満たします
【サットヴァ】
アーユルヴェーダでは
すべての食べ物に【性質】があるとしています
その性質は大きく3つに分けて考えられます
「サットヴァな食べ物」
「ラジャスな食べ物」
「タマスな食べ物」
偏った見方をしないために、
大切なことを前提に申しておきますね
1 ・感謝の気持ち、穏やかな気持ちをもって食べる
2 ・食べ過ぎない (一度のゲップで食事を終わりにする)
このことが私たちの「消化力」にとても大きく関係しています
そのうえで、性質からみる食べ物の傾向について以下記載します‥
≪サットヴァ≫
バランスがよい食べ物、
食べて心地よい食べ物(直後も食後も)、
旬の食べ物、出来立ての食事、炊きたてのご飯、
栄養、浄化作用、グラウディング効果のある食べ物、
適切に火を通されて、良質な油分を含み、適量な水分がある食事
≪ラジャス≫
刺激的な食べ物、大量生産の食べ物、
食べ過ぎることでアンバランスになる食べ物
極端に辛いもの、極端に酸っぱいもの、揚げ物
≪タマス≫
肉、魚、冷凍食品、電子レンジを使われた食べ物、
残り物、作りおきしたもの、精製砂糖など加工調調味料、
保存料、化学物質、添加物が入った食べもの
食べ物の質から考えると、今自分が何を食べたら良いか、何を欲しているかがぐんと見えやすくなると思います
今の気分には必ず原因と結果がつながっています
自分の欲しい結果から考えて今を生きること、
すると食べ物とのつながり方もラクになっていきます
バランスをもたらす食事
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kaori