要は「土台」

 

久しぶりに連日ゆっくりと時間をかけてヨガアサナを行うことができています

ほとんど毎日ヨガマットを敷いてそこへ立つものの、近頃は 5 分もその場にいれれば良い方でしたので こうして時間をかけれるアサナはやはりプラーナが全身へみなぎりとても心地よいです

組み立てるのがしばらくぶりなアサナもいくつかあるなか、自分でも意外なほど安定したアライメントのなかそれを深め、行えたことに匠の教えの偉大さを再度実感したのでした

すべてにおいて、その土台、初めに教わることとその相手の器量と経験、質はやはりとても重要なのですね

 

私個人としては、良い匠と出逢ったらやたらめたらに他のクラスを受講する必要はないと思いますし、ヨガもアーユルヴェーダもこれまでの継承の形としては匠一人に対し生徒は一人であったことも含め、やはりじっとそこで修練に耐え長年かけて統合を試みるというやり方は概ね理にかなっているのではないでしょうか

私の匠は日本にはいないため、そう簡単には会うことができませんが、心の中にはいつも、彼女の存在があります

深く経験を経た指導者は寛容な心構えでいながらも その教えを生徒に合わせて的確に指導します

 

私の場合は“忍耐強く“ と “そのまま進んで“という要素を教えとして授けられています(ほかにも多くのプラクティスがありますが)

一を教わったらそれを3年かけてようやく習得できるような、…
そんな深い智慧を授けてくれる匠と出逢えて私は幸せ者だと思うのです

 

 

意識的になることで初めて可動させることができる「骨盤てい」や体幹のバランス、そして左右の脚の「根」の強さ、背骨と首までのアライメント等、・・
ここではサティヤ(誠実さ)でアヒムサ(非暴力)であることが肝心だと匠はいいます

自分の体を知る過程でその扱い方をきちんと習い継続すると、当然ながらそれに反れるような動きを私生活の中でもほとんどしないようになります

習慣と態度の一貫性の重要さを説き、それがいつしか自分という人格・存在になるのです


ヨガは究極の自己観察であり自己発見そのものです

ヨガほど全器官を冴えわたらせるものはないですし、どんな職人でもその道に精通する人はヨガの原理を自然と取り入れ生きていると思います

アーユルヴェーダのお料理をするときも、キッチンでシェフが行っているのは食材との融合であり生命の表現そのものです

 

呼吸と自分の組織とが一体感を得ているか、

シンプルだけれども
“それがすべて”ともいえる感触に
静かながらも生きがいをそこで満たすことができると素直にそう思います

 

だからヨガの修練は(ヨガの原理が宿る修練は)ただ素晴らしい

現代社会に生まれ育った人々の多くがヨガに魅了されるのは当然ですよね


「毎日何時間もやる必要はないんです」
そういった匠の言葉は、確かに私の練習を継続させました

匠から教わった“ラージャヨガ”は その集大成が“瞑想”ということもあり、全体がとても繊細で微細な動きの連続で構成されます
すべて呼吸に乗せて組織を回旋させていくなか、勢いに任せることも力を頼ることもなく内側からの安定とともに自然とアサナを進ませていきます

 

だから生活全体を通してその“在り方”が宿ること、
マットの上では特に意識的にそれを行うこと、
過剰でも少なすぎてもいけない、日々適切に行われることが大事だということなのです

もともとアサナを強烈に繰り返し 巧なパフォーマンスとしてそれを行うことに関心がない私にとって、アサナはそんな“暮らし一部“としてあるのがとても自然に思います

 

 

今後またタイミングをみてヨガプラクティスを再開したいなとも思っています


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全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
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kaori

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