本当にみるべき、知るべきは自分のこと

ドーシャバランスを知ると
自分や周りの家族の身体・行動の特徴や動向について
“おおよそ”捉えることが出来るようになります
これらはこの地球上の原理原則に伴っているから
日々感覚を研ぎ澄ますことで感じやすくなります
「風」は乾いているから温かさと油分を与えるとバランスする、
「火」は熱いからクーリングを取り入れるとよい、
「水」は重いから軽やかさと温かさを、‥というように
アグニについて知ると
消化によいもの(経験含め)、時間、睡眠などの
よい状態と不安定な状態を客観的に見れるようになります
グナを知ると
すべてのものに性質があることを知って
そこから今の自分に真に必要なものを選び取れるようになります
日頃、私たちは外側へと意識が向きやすいように
活動し、生きていますが
自分の内側で起こっていることをきちんと理解することで
初めて相手や周囲の出来事についても
良い関係が築けるようになります
生まれたての赤ちゃんのように

何が身体の健やかさを育て、
何がその反対で身体を鈍らせるのかを
徹底的に正しく知る必要はありません
ただ“感じること”がとても重要になります
身体に入れるものが新鮮でシンプルになるほど、
心と体がどんどんダイレクトに反応するようになります
体は、
良いものを与え続ければきちんとそれに反応するし
悪いものを与え続ければそれはそれで順応するようにできてます
生まれたての赤ちゃんはすべてのものに純粋に反応を示します
そのものの性質がどうであるか、察知する五感が純粋だからです
大人になっていくにつれてその五感が鈍っていくのは
日々の習慣が麻痺させているから
何かしら不調のサインは出てても
「致命的」になるまでは何となく日々を過ごせるので、
多くの人は“鈍っている状態”に気づかず年月を重ねていきます
・膨満感(おならやげっぷ)
・けだるさ、無気力
・慢性的な頭痛
・むくみ、鼻水、たんのつまり
・重い生理痛
・肌荒れ、口内やその他炎症系
・舌の海苔(毒素)
・濃い味がするもの、揚げ物、精製砂糖、
カフェインなどを日常的に摂取する
・真実を口にできていない感覚 ‥
受容する姿勢がすべてを動かす
加齢とともにあらわれる様々な乱れや症状は
ドーシャのアンバランスによって引き起こされています
「突然こんなことになってしまって‥!」
ということはなく、習慣の蓄積によって
いよいよ可視化できる症状として現れた単なる結果に過ぎません
このことをまずは受け入れること、
自分の姿、状態に正直になることがとても重要です
起きた事に対して私たちが出来ることは
受容と、対処に尽きるからです
抵抗感や恐怖感、怒りや焦りを抱えたままでは
私たちは前へ進むことが出来ません
結局のところ、
日々の生活、食事に自分の意識を結びつけるところから
始めていくほかないのです
強い薬や大掛かりな手術などによる治療は
圧倒的に致命的な症状の場合には仕方ないかもしれませんが、
それによって私たちのエネルギーは確実に蝕まれていき、
それまで以上に気力・体力を奪うことになります大きな変化を突然起こすことよりも
日々の積み重ねによる良い変化が一番望ましいのです
身体に負荷をかけすぎることなく、
最終的にはもっと健康的で幸福な日々を手にすることが可能になります
・日頃意識が向きやすいものは何か
・陥りやすい感情が何か
・執着、憤りを感じるものは何か
・何を思って食事をしているか
・何を思って自分と接しているか
・何を思って人生に参加しているか
初めのうち、このプロセスに対して
抵抗や時間の無駄だと思うかもしれません
しかし、
本当に病気になったときにしか気づけないことがあるのと同じように
本当に真の健康に足を踏み入れないと気づけないことがあります
「ひとつにとどまる」

私たちの心・身体・頭は本来ひとつで、
つながりをもってこそ“生きる”ことが出来ます
健全に生きることとは、
自分としての存在に自分が心から安心して
日々を送れることではないでしょうか?
外側にばかり気をとられることなく
自分のなかにもぐり、とどまることで感じる
幸福感、健やかさを人生では育みたいものです
心・身体・頭、これらがバラバラに分離していると
その溝に「病」がやってきます
その溝によって病に身体をゆるしていることになります
人生は人それぞれ、
皆 違った経験を積んで生きていきます
恩師マイラによる教えですが、
この視点が私の人生に新たな風合いを与えてくれました
病を通して人生を見出すのも、その人の人生
そのようにもみることができるかもしれません
ではこの記事を読んでくださっているあなた自身は、どうでしょう?
健康や幸福、病‥
このことに意識や感心、興味があるからこそ
記事を読んでくださっていると思います
丸暗記するような健康法や栄養学、幸福法はすべて
ヒントにはなり得ても、
意識、選択、実践は自らがつないでいくものです
この記事を読んでくださっている方、
アーユルヴェーダやヨガを通して
自らの健やかさや幸福感をもっと養いたいという志に、
心からの敬意を払います
どうか あなたが“あなた自身”として
自らのオリジナルの人生を送られることを願っています
私も私の人生で、意識的に進んでいきます
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori