自然界のドーシャ/自分が自分でいれるとき

 

 

 

 

最後にゆっくりと空を眺め、たなびく雲を感じ、
木々たちの様子を伺ったり花の彩を目にしたのはいつですか?

wp-image-901137574

忙しい社会で生き急ぐ私たちにとって、
今極端に不足しているのは
ほんとうの意味で【自分を使うこと】です

 

時間がないからと
簡易的な食事や機械的なものにばかり頼る生活が続くと
遅かれ早かれ五感が退化していくことは否めません

 

退化していく身体に
強制的な運動や極端な健康法に走ることは
さらなるバランスの乱れを招いてしまいます


特別な休暇に思い切り自然と触れるのと同じように
日々そこに存在している根を張るエネルギーに
つかの間の時間でも、自身をゆだねてみてください

 

私たちの暮らすどんな場所にも、
空と大地はあります

少し探せば木々もすぐそばにあるでしょう

判断と選択をひっきりなしに繰り返す思考をゆるやかにして
自分の五感をつかうことで
(どれかひとつの器官であったとしても)
いつでも自分を養い、満たすことができます

そこから本当に自分がしたいこと、できることやすべきこと‥
すぐそばにあった、
かけがえのない愛や優しさに気づける空間がやってきます


 

私は長い間、
東京都内でくらし、仕事をしていますが
自身にとって自然が不可欠であると自覚しています

 

それらが極端に足りていなかった頃、
お恥ずかしながら
私はとても短気で、マインドはいつも散漫な状態でした

 

ヨガと出逢い、
アーユルヴェーダの智慧に触れるようになって、

なんだか身体や心が自然を欲しているときは
素直にその直感に従って、
ためらうことなく外へ出るようにしています

どうしても出られない場合にでも
窓から空を眺めたり、自分の心にある自然に触れます

 

食事はなるべく穏やかで落ち着いた空間でします
e784a1e9a18c.png

一見、“地味に見える”行動にこそ
本質的な叡智が養われます

大きな音のする、騒がしい空間に
私たちは何らかのきっかけを見出すことはできても
長くその場に留まれるようにはできていません

 


 

【 自分を使う 】と、
多くの物事・思考は剝がされていき、重要な事柄が浮き彫りになります

生まれながらにして与えられている
“感覚”を研ぎ澄まし、存分にひろげることに
私たちの生きる喜びが秘められています
wp-image-1056252650

例えば

●エスカレーターより階段をつかうことで
今の自分の体力を知ることができます

(タダアーサナをベースにやさしく歩く)

●musicプレイヤーから流れる機械音より地球音を聞くけば
風や雨の音からくる神聖なメッセージを受け取れます
(周囲のおしゃべりや自分の心のおしゃべりにも耳を傾けて)

●コーヒーより白湯をのむことで内臓が順調にはたらきます
(あたたかさが行き届く先を感じながら‥)

●スナック菓子よりさつまいもを食べることでサットヴァナマインドを養います
(デーツもとてもおすすめです)

●携帯より不携帯を優先することで
思い切り自分を楽しむことができます

(目的地へは街中の地図を、
分からないことは人に聞くなどして、情報は十分に得られます)

img_20171001_162023_4152039351676.jpg

私のお気に入りは、
日の出前におきて散歩やアサナ、
アヴィヤンガなど、
自身を癒すための時間をたっぷりととることです

予定も食事も、
できるだけ思考を片付けたうえでシンプル創造することで
とくに癒しがみなぎります

前なら必須で持ち歩いていたものも
どんどん手放して、
出かける際にはほとんど手ぶらでいることも
【自分をつかう】という創造のひとつです

(今は休日のお出かけに持ち歩くのは
カギ・リップクリームのみ。ポッケに入れて終わりです)


 

都会で暮らす人の多くが
最も乱れやすいヴァータ
安定・調和しているときには
クリエイティブで創造的な面を発揮する一方で
増えすぎてアンバランスになると
考えの散漫や集中力欠如によって
地に足のつかない状態につながります

チャレンジ精神が高いピッタ
調和していれば
勇敢で知的さを発揮しますが
増えすぎてバランスを乱せば
完ぺき主義で凶暴化し、孤立します

カパ
は慈悲的な心で寛容さがありますが
ヴァータとピッタの乱れに影響を受け
排他的になったり、
見返りを強く求めるようになります


休暇などで大自然を訪れたとき、
そこで恍惚として我を忘れる感覚を味わうのは
自然のエネルギーと人間につながりがあるからです
935
長時間PCや携帯を覗き込んで頭痛が走るのは
私たちのなかに機械がないからです

 

日々、少しの時間でも自然とつながるよう
小さなコミットを続けていくと、
自身の健康を管理するための激しい運動や
ストイックすぎる食生活をしなくとも、
じゅうぶんに身体は正しく鍛えられ、マインドが潤います


 

一つ一つの行いで

“自分に近づく“ことができます

 

あんまりにも自分を使わないでいると

自分との分離を経験するとおもいます

疲れやすい、キレやすい、
眠れない、起きれない、
集中できない、気持ちに波がある、
身体の機能に不調がある‥

これらは自分の本調子からかけ離れた状態です795

簡易的な食事で愛が不足しているとき、

PCや携帯ばかり覗き込んで
頭の中が情報でいっぱいなとき、

多すぎる予定で身体と心にギャップがあるとき、

【本当の自分】は衰えやすくなります

すぐ目の前にいる人が助けを求めていても
それに気がつかないほど
疲れてしまっているかもしれません

 

 

私たちが一番に癒したい存在は
いつも一緒にいる「自分自身」ではないでしょうか



東京都中央区内

「アグニ(消化力)を整えて体と心のバランスをもたらす食事」
>>  Ayurveda お料理教室screenshot_20181015-195139288699113.png

 

いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori

あわせてご覧ください

  1. 今日から始める「アグニを整える」こと

  2. – レシピ – 心身の治癒

  3. 【 第二期 開講 】Ayurveda Holistic 基礎…

  4. 「健康はお金持ちしかなれない」?

  5. 完璧であろうとするよりただの自分で在ること

  6. 満足する、とはどういうことか。

最新記事 おすすめ

カテゴリー

ブログ 購読

A n a n d aをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む