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アーユルヴェーダの知恵は
愛を通して自分や周りやその他のことを見るよう教えてくれます
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私たちが大切な人の健康と幸福を祈るのと同じように
自分自身が誰かに大切にされていると、
身体の内側からきれいに、健康でいよう、と思うようになります
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大切に感じる心、大切に扱われている心では穏やかな幸せが“何気なく”やってくる経験が絶えずあります
そういう意味で、
アーユルヴェーダは愛なのです
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愛であるときアーユルヴェーダは実践されているしアーユルヴェーダの実践は愛の実践、…です
身体と心は愛で育つ
自分の身体に備えてある目・耳・口・鼻・肌、
これらの器官を正しく使うこと、“心地よく機能させる”ことで私たちの身体には安定した土台がつくられ、すると愛を感じやすく、愛でいれるようになります
アーユルヴェーダやヨガが「健康と幸福は切り離すことができない」といっているのはまさにそうで、
身体の調和は=心の調和と結びついています
私たちはいつでもどこでも自分に集中し、意識的であればあるほどに
どこに居ようが
誰といようが
どんな環境であろうが、
自分の内側にある愛とともに、ただそこに存在できるのではないでしょうか
「今の連続」が未来になる
何をするか?
どう感じるか?
どれを選ぶか?
この選択が自分の身体の土台をつくっていきます
「人生の甘さを知っていたらチョコレートはいらない」
とは私の恩師マイラの云った言葉ですが
まさに、自分の人生に満足すること、
このことが健康の土台であり、幸福の本質ともいえます
自分のすることが自分に何をもたらすか?
一見とても微細なはたらきかけではありますが長期的には大切な要素になります
主体的に選択する
自分の身体のもつユニークさの理解を始めると、瞬間瞬間で生き方がガラリと変わるかもしれません
それはとても些細なことから始まります
例えば
何時に起きるか?
何を飲むか?何を食べるか?
どこに行くか?どんな運動をするか?
誰と過ごすか?
そして、
何をしないか?・・・
「理解」によって
「創造」は芽生えます
私たちは本当は、自分に合うものと合わないものとを見極める力があります
加齢とともに不調をきたすのはそれまでの選択が自分に合っていなかったということなのです
・心がいつまでも満たされない
・身体に合わないものを食べ続けている(食べ合わせや量など様々な要因があります)
・考えてることと行動にギャップがありすぎる
・毎日のリズムが自然な状態からかけ離れている
これらが長年にわたって体と心に蓄積されると、
加齢とともに太ったり、痩せ細ったり、加齢臭が出たりと
小さくも確かに不自然な症状が現れてきます
愛を通して自分をみつめる
健康と幸福の「 4 つの柱」
前置きが長くなりましたが、
健やかさと幸福感を養うための
具体的なアプローチについてお話します
健康と幸福のための 4 つの柱
アーユルヴェーダは
健康と幸福においては「3つの柱」が重要、といわれています
これらがバランスよく人生の基盤にあると、
人は健やかに、穏やかな幸福のなかにとどまりやすい状態でいられます
4 つの柱 その1・食事
食べるものが体の神経系・組織を養うものであるよう
賢く選択をしましょうということです
未消化物を作りやすい食事はなるべく避けて
(料理そのものと食べ方も含めて)、
・できたてのあたたかな食事
・食べることで身体の心地よさが続く食事
・食べたことで身体がきちんと消化できる食事
これらを基準にした食事がすすめられます
>なぜ体によい食べ物を食べるのか/外食とのつきあい方はこちら
4 つの柱 その2・睡眠
睡眠は全細胞が充電・再成されるための重要な要素です
睡眠不足であれば体内組織は早くに疲弊し、老けます
十分な睡眠があることで細胞も脳も活性化し、一日に使ったエネルギーを補うことができます
精神的な安定感を得るためにも、毎晩「小さな死」として心地よく眠ることは重要なのです
体質 – 体力の状態によっても最適な睡眠時間が異なります
・ヴァータドーシャ優位な人は 7 – 8 時間
・ピッタドーシャ優位な人は 6.5 – 7 時間
・カパドーシャ優位な人は 6 – 6.5 時間
・朝は日の出96分前に起床する
・夜は22時以降に就寝する
・就寝 1 時間以内は電子機器に触れない
・食後 – 就寝までは 3 時間は空ける
4 つの柱 その3・性生活
性生活は自然の摂理です
エネルギーが整った人同士の性行為では、生命力によい影響を与えます
ドーシャバランスが乱れていると、
極端に性行為を強要したり、
反対に全く性欲が失せるということが起こります
・春、秋は週に1~2度、夏は2週間に一度、冬は毎日でも( ! )
・食事の前後は避けて十分に休息できる時間のあるときに
・心身ともに充分にリラックスできる空間、場所で(マントラを唱えながらはさらに良し)
4 つの柱 その4・生活習慣
私たちに与えられている「五感」視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
アーユルヴェーダでは五感の誤用が乱れ – 病気の根源としています
そのため、日々の生活習慣ではそれらを適切に扱い、使ったあとで必要に応じてケアをし休めることが肝心です
・一日を通して日々決まったルーチンを設ける
毎日同じ時間に決まったことをするようにすると、器官の働きが安定し、過剰なストレスに晒されることを防げます
陽が昇る前に起床し、陽が昇るとともに活動し始め、陽が沈んできたら五感を休めて休息するのです
その他にも、アーユルヴェーダでは
安定した身体をつくるための様々なアプローチがあります
自分の身体の本来の力を
できる自然な方法で引き出すことが
長期的に安定した身体をつくります
上記「3つの柱」は
私たちの命それぞれの指針となってくれるでしょう
私たちが「愛したい」と想うとき、「愛せる自分」が求められます
「愛されたい」と願うとき、
「愛される自分」でいることが大切です
自分の身体から、心から始めましょう
いつも愛をここに
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori