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アーユルヴェーダの原理を日本の食卓に

 

 

食事は基本“シンプル”に留めましょう

食物は自然界が私たちに与えてくださるもので、
それ自体に「作用」がきちんとあります

身体の治癒力を引き出すためのいくつかの調味料を用いながらも
素材を壊すのではなく、“活かす”ような調理をしましょう

たいてい量産された市販の調味料では
その味に極端に偏りやすく、消化にとっても嬉しいものでないことが多いです

バランスのとれた調味料は、
その製造に関しても業者が誇りをもって作っているはず

質のよい調味料は、どんなものであれ“適量”で食物を美味しくしてくれます
そのためには“どんな食材を選ぶか”ということも重要になってきますね、・・

アーユルヴェーダでは
・食物の – 季節 – と – 食べる人 – の相性
・食物の – 調理法 – (シェフの技と気持ち)
が健康にとっては基盤になるとしています


私たちの食べ慣れた味“サートミヤ”

子孫三代に渡って食べ続けられたものが“サートミヤ”であります

「健康にとっては食べ慣れた味、土地の食物が最も良い」
という観点でサートミヤの考え方が活きてきます

日本人にとってのサートミヤといえば、
ご飯にお味噌汁、お漬物に煮物、でしょうか

この原理を取り入れつつ、
見逃してはならないのが
「その人自身にとってのサートミヤが何であるか?」
「サートミヤの質、傾向と作用がどの程度であるか?」
という点です

・幼少期から朝食はパンと牛乳だった
・朝はコーンフレークにヨーグルトが普通だった
・学生時代の主食はコンビニまたはファストフードだった
・夜ご飯は毎日外食だった

このような状態に至っては、
三代に渡って食べ続けられてきたサートミヤが崩れつつあるので、
回復への道は、一つ工夫必要であったりましす

そこで、日本人にとっては特になじみがないかも知れませんが、
「スパイス」の力を多少借りるのも手なのです

特にトリドーシック(すべての体質の人に合う)なものとして「クミン」は、日本人の食べ慣れたお醤油やお味噌との相性もよく、風味も馴染みやすいうえに消化を促進し代謝を回復させる効能があります


我が家では普段からそのような融合を試みて、
・「アーユルヴェーダの原理に沿って」
・「サートミヤを活かして」調理に踏み込んでいます

日によってすべてギーとスパイスのみで調理をすることもあれば、
サートミヤを取り入れ、醤油や味噌を適量調合する日もあります

調理の際大切なのは、
・どれも互いに主張しすぎることなく
・バランスよく調和していて
・食べ慣れた味でありながら食材をメインに感じること
です


A y u r v e d a お料理教室でも
「アーユルヴェーダと和食との融合」に関心を寄せられた方よりご参加いただきました

この日は昆布とカツオからお出汁をひき、
それをもとにダルを炊いたりエクストラクティブのソテーを調理しました

調理のベースは
アーユルヴェーダの原理をそのままに、
バランスのとれたスパイスの調合を少し、
そこへ味噌や濃口醬油を適量取り入れたりして
“馴染みのある風味だけど新しい”食事として完成しました

美味しく食べていただけて、何よりでした

こちらのレポート記事はまた改めてアップします

 

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全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori

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