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日本人にとってのアーユルヴェーダ料理

 

日本人にとっての
アーユルヴェーダ料理って、何だろう?

最近頭の上にぶら下がっているテーマです


 

ベーシックなアーユルヴェーダ料理を実践し、食べ続けて約 2 年半

私個人では
日に日に体が本来の機能を取り戻し、同時に心も浄化と受容を多く経験していると実感しています

以前の自分ならしなかったであろう行動を選択しそれが普通になり、それまで無意識に繰り返していた行為は手放せるようになりました

これは内側で起こることの連続で終わがない探求ですが、日々ふと些細な充足感や歓びがやってくる瞬間が増えたことは何よりの成長だと思っています
(怒ること、落ち込むこと、心配事が驚くほどなくなったのですから、ね笑)

 

アーユルヴェーダには
「サート・ミヤ」といって、「食べ慣れた味」という概念があります

日本人なら伝統的な日本食を、
ベトナム人ならベトナム料理を、
それを心して食べることが体に合っている、健康の土台である、ということなのです

根本には日本でいうところの「身土不二」とも相通じていて
・体と土地は切り離せない
・住んでいる環境で摂れる旬の食材、伝統食が身体に良い

という意味でそのまま同じです

 

“伝統的な”という点では、
やはりそれは加工によって低品質なものとなれば“伝統的なもの”からは遠ざかり“全くの別物”になり得るし、そのうえ、個人の体質や体調を考慮して選別することなしにはやはり健康とバランスと結びつくことはありません
(味噌や醤油などの発酵調味料は使われている原材料や製造法が肝心であり、またそれらはヴァ―タ優位時は◯、ピッタとカパ優位時は△‥というように)

ベーシックなアーユルヴェーダ料理では、
・純質なものだけを使って
・食材本来の味を生かした調理法を行うため
=身体と心がムリなくそれを取り入れ & 滋養を得られるのだと思います

このベースは、どんな料理においても関係なく相通じて大切なことです

・地元の土地で摂れた旬の食材を食べる
・良質なものから伝統的手法によってつくられた調味料を使う
・栽培、収穫、出荷、調理、食事、…この流れに感謝し愛ある心で料理をする、食べる…

 

 

約 2 年半
まだ浅い歳月ではありますが
毎日ほとんどの食事を自炊すること、
旬の食材を選ぶこと、
自然界の食べるお薬、
おいしいスパイスを適量使うこと、
良質な油を使って調理することが
やはり私の中にある「食べ物」とその「関わり方」に大事な基盤を根付かせてくれました

パック詰めされた食べ物に魅力を感じなくなり、
シンプルでも自分の手でさっと料理する価値を見出しゆるぎないものにできています

外食の良い匂いや素敵なおもてなしに一時的な優越感を満たしてもらうことより、自らの足で自宅のキッチンに立って、食べる家族のことを思って料理すること、落ち着いた空間でやわらかい気持ちとともに食事をすることの大切さを築いている実感は想定外のものでした

以前のような外食中心の生活、食物を感じないままでの食事からは決して得られない感覚だったと思います
そして今だ、身体と心の炎症系トラブルを繰り返していたかもしれません苦笑

 

私にとっての「サート・ミヤ」は、

食べ慣れた母の味であるベトナム料理と、彼のお義母さんの手料理・日本料理と、ベーシックなアーユルヴェーダ料理、そのすべてが融合したものであると思います

この 2 年半ほぼ自炊のベーシックなアーユルヴェーダ料理が中心ななかで、時々食べる母の手料理、生春巻やフォー、彼のお義母さんが作ってくれる“おかんの味”、和食の煮物なんかを食べると、やっぱり心から美味しいと思えます

アーユルヴェーダ料理に興味が湧き、それを学ぶ皆さまもきっとそうなのではないでしょうか

 

ベーシックなアーユルヴェーダ料理の原理を活かし、今後は日本食やベトナム料理の伝統も習いつつ、その融合からもっと食事を楽しめるようになりたいと感じています


「家と同じ。
土台を築いてから、そこから広くしたりリフォームしたりすれば良いのです。」

そう教えてくれた恩師マイラの言葉を今、思い出します

 

始めた頃は、もう一生ベーシックなアーユルヴェーダ料理だけで十分、と思っていましたが、笑

何でもやってみるだけでは分からない、
真に心地よいことを続けていって続けていって、
それが土台として安定したら
また新たな要素を加えていけば
何事もゆるぎない自分の経験になることが分かりました

 

私の場合、
まず基礎基本から知り、実践して体感し、継続する先に、そこから改めて自分の環境にあるものとうまく融合させていきなさい、
というようなことだったのかなと思います


・体質や体調ごとに適した
調味料の使い方と効能の引き出し方
(スパイス、味噌、醤油、ナンプラー‥)

・調味料の性質と作用、
手づくりできるものの探求

・体と心にバランスをもたらす
食材の組み合わせ、調理法

等々、アーユルヴェーダの原理が教えてくれたことがこれらに多く役立つと思うので、もっと体と心にとって【おいしいレシピ】【おいしいこと】をこれからも皆さまにお伝えしていきます

 

実は先日行われたお料理教室でも、
アーユルヴェーダ × 味噌やポン酢を用いてほんの少し日本食の要素を取り入れていました^^

 

現在自宅で様々なアレンジを探求しながら、今後日本食やベトナム料理の実践も取り入れていこうと思いますので、またそのレシピ記事も発信します
お楽しみに!

 

 

また、日本にある調味料とAyurvedaが推薦するスパイス・ハーブとのかけ合わせ、作用や効能については今後開催のアーユルヴェーダホリスティック基礎講座の内容でも触れていきます

*日本人にとってのアーユルヴェーダは、日本アーユルヴェーダ学会などで今もなお研究が進められている段階ですが、ベーシックなアーユルヴェーダ理論への理解と実践とともに、日々取り入れられる食事や暮らしのことを本講座内でお伝えできればと思っています
>>アーユルヴェーダホリスティック基礎講座


 

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Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
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