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アーユルヴェーダシェフトレーニング/14日間の食事公開 – 前半 –

Hale Puleで学んだアーユルヴェーダ料理は、「まったく新しい見方」 で 「シンプル」 に作られました。

作る行為、食べる姿勢すべてが私たちの生命そのものに届き、健やかさへと導いてくれました。

ここに記載された 14日 間のアーユルヴェーダレシピは、どれも “ 創造的なもの ” としてある種のサンプルのように捉えていただけたらと思います。

大切なのは、“ 原理原則を理解すること ” です。

自分の体調や傾向、住んでいる場所の気温・気候、生活全体と仕事のリズムなど、それぞれの生活に “ 合っている ” ことが大切です。

こちらにもその概要を記しています。

忙しく取り巻く現代社会ではおざなりになりがちな、食べること=生きること のつながり・・・

何を選び、どのように調理し、何を感じて食べるか、食べたとき、直後にどう感じるか‥

食事との神聖なつながりを少しでも直接的に感じ、思い起こしてもらえたなら。

ここでレシピを公開する私にとっては、それが本望です。


Hale Pule 認定
アーユルヴェーダシェフトレーニング

【 調理実習レシピ 】
– 後 半 –

2017 / 11 / 7 ~ 14
*11 / 14はトレーニング休日のためケルシーがすべて調理をしてくれました


トレーニングが始まって間もなく、
9日の夕食以降からは
参加者全員が代わりばんこでシェフをしました

その日使われる食材をもとに
調理で使用するオイルやスパイス、
調理過程の取り決めを担当します

個々に、座学中に学んだ
スパイスやオイルの効果・効能を考慮しつつ
その日のお野菜と穀物との相性や、
その場の空気や気温なんかも考えた上で
レシピを決めました

考案したレシピは調理開始前にマイラへ確認してもらい、
必要があれば微調整をしてもらいます

それを使うならこの量、とか
これがあるならそっちは要らない、とか
ほんの小さな調整でした

あとは“直観力”と“創造力”、
自分の足元をグラウディングさせて
心をサットヴァにする‥

そうして調理を始めます


参加者全員で担当したのは、
ランチとディナーの調理でした。

担当シェフ名と日付を記載しています。

朝食は
マイラのアシスタントのケルシーが
毎朝 3 時過ぎに起きて
全員分を準備してくれていました。

調理実習中にメモをとったマイラからの教えも
レシピとあわせて記載しています。

調理日ごとにメモを追記しており、
すべてその日にマイラが伝えてくれたことです。

調理に関するアドバイスをはじめとし、
キッチンに立つ上での心の持ち方、
食材や食品業界のこと‥

ヨガの根源とも深くつながる
アーユルヴェーダの智慧について、
実用的な教えをたくさんもらいました。

当記事では
それぞれの料理の具体的な調理法は省き、
使用した食材・油・スパイスを記載しています。

ご要望やご質問があればお問い合わせください


2017 / 11 / 7  dinner

◯ キッチャリー
・米
・ムング豆
・ギー
・岩塩
・生生姜

フライト直後のハレプレキッチャリーはまさに万能食‥

2017 / 11 / 8    break fast

◯ クニ
・米
・ギー
・岩塩
・生生姜
・ターメリック

キッチャリーよりもシンプルなお粥
アグニを整えてくれます

 

2017 / 11 / 8     lunch

◯ シンプルキッチャリー
( 白菜、ケール、人参 )

・白米
・ムング豆
・生生姜
・生ターメリック
・カレーリーフ
・クミンパウダー
・フェヌグリークパウダー
・フェンネル
・ちょっとだけブラックペッパー

 

スパイスはパウダーの方が味がぱっと出やすい
生姜は生だと甘味があり
生姜はドライだと温性が高すぎて
ピッタを増悪させる

カルダモンのシードの効能は熱冷まし
カルダモンのパウダーはシードよりも
もう少し温性が高い

野菜をかき混ぜすぎないこと
➡️ヴァータのアンバランス
乱れたバランスを料理に含まないこと
頭の真ん中に意識をとどめて料理をする

お野菜を含むキッチャリーは
忙しい人でも作りやすくておすすめです

2017 / 11 / 8    dinner

◯ チャパティ
◯ キッチャリー

チャパティはまとまったらそれ以上さわらない
かちかちにまとめない
さわりすぎると固くなって噛みにくくなる
強く握りしめすぎない
形をつくる際は均等に、
縦横二回ずつゴロンゴロンと伸ばす

やりすぎない
形はどうでもいい
少しうすめ(厚すぎない)方が美味しい

フライパンを温めてギーしいて、
「良い想い」を浮かべて焼く
焼く時間はその季節の温度や湿度にもよる
手で触って感じて、真ん中からひっくり返す
フライパンから煙が出てたらギー入れる
茶色になるまで焼かない

必要以上に乾燥した食べ物たべない
私たちは生きてる上で十分に乾燥する要素取り入れてるから

粉やスパイスは直感力使って計れるようになる
レシピでは表記を少な目にしておく
粉のプラーナがあるのはひいてから1ヶ月までがぎりぎり

もう、粉そのもののプラーナがすごいので
シンプルなチャパティがとっても美味しかった

2017 / 11 / 9     break fast

◯ キッチャリー
・大麦
・バスマティライス
・ギー
・岩塩
・ココナッツオイル
・生ミント
・カルダモン

重さのある大麦と軽さのあるバスマティライスで
はじまりの朝にぴったり

2017 / 11 / 9    lunch

◯ インディアンバスマティライス
・ターメリックパウダー
・岩塩
・米と水は1:2

◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・すりおろした生生姜
・クミンシード
・アサフェティダ
・ブラックペッパー

◯ 紫さつまいも
・ココナッツオイル
・岩塩
・カルダモン(種)
・パクチー

◯ 葉野菜
( カラードグリーン )

・ひまわり油
・岩塩
・ひじき
・フェヌグリーク

ひきわりムング豆
ムング豆と水は1:3 でとろとろになる
お好みで水分量調整してひたひたしたスープにもなる

オーガニックのマークはあまり意味ない
自分にとってのエネルギーを考える

アーユルヴェーダの食材というものはない
原理原則に当てはめて料理をすればよい結果になる

海塩は通常良くないが、ヒラヤマ海塩はOK
(乾いたところから採掘しているため)

ふつうの食卓用食塩(海塩)は熱が高すぎる
(処理の過程によって)

ネティ(鼻洗浄)には海塩のほうが進められる

鍋について
テフロンは使っているうちに欠けてくるから良くない

日本では純ステンレスは少なく高いけど
欲しいものをリクエストすること
「ないの?ないの?」と
大勢の人が言えば企業は作ってくれる

消化を助けるスパイスは冷性より温性のもの

あずきや緑豆は圧力鍋で圧力かかってから
22~26分くらいおく

THE ・ ハレプレボウルです
ほんとうに美味しい

2017 / 11 / 9    dinner
chef : Minami,Maike,Heather,Yuka

◯ インディアンバスマティライス
・ギー
・岩塩
・レモングラス

◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・カレーリーフ(1枚)
・アサフェティダ
・フェヌグリーク
・クミン
・コリアンダー

◯ きゅうり
・ひまわり油
・岩塩
・生パクチー
・ディルシード
・搾ったライム

◯ ブロッコリーの葉
・ひまわり油
・岩塩
・生生姜
・昆布
・ターメリック
・マスタードシード

◯ バターミルク
・バターミルク
・水
・ギー
・岩塩
・ブラックペッパー
・クミンパウダー

バターミルクは
消化官のバランスを整える

 マイラは近所にすごい愛されてる牛がいて
そこから生乳を買っている

2017 / 11 / 10    brak fast

◯ ほっとバナナ
◯ パパイヤ
◯ オレンジ
◯ パナマベリー

ほっとバナナ
皮なし(ギーあとがけもあり、入れすぎは注意)
火を通しすぎない、温める程度でよい
・バナナのラサは甘味
・バナナのヴィパークは酸味

その他入れてもよいもの
(バリエーション)
カルダモンシード
オールスパイス
バラの花びらもよい
寒いときはほんの少し生姜をすりおろしていれても◎
夏ならココナッツ、ミント、フェンネルもよい

オーガニックのバナナが理想
商業バナナはガスかけて青色から黄色くしている

化学物質なら皮なしでもよい
やわらかさは好み(カスタードくらい柔らかくしても)
ギーを使えば消化力アップ
バナナの皮にはカリウムがあるから
一緒につけたまま蒸すとよい
バナナの皮は食べない(渋味が強いため)
ほっとバナナは完熟してるバナナがよい

鍋(フライパン)には横向きから入れていく
1~2分蒸す

2017 / 11 / 10   lunch
chef : Sheryl,Sanae,Ai

◯ 白米とキビ
・ギー
・岩塩
・ブラックペッパー
・フェンネル

◯ ホールのムング豆
・ギー
・岩塩
・生生姜
・クミン
・ターメリック

◯ ベイクドかぼちゃ

◯ ケール

◯ ココナッツチャツネ
・ココナッツオイル
・岩塩
・ブラウンマスタードシード

2017 / 11 / 10     dinner
chef : Yuka,Minami,Eri

◯ 白米
・ギー
・生姜

◯ アーモンド入りさやいんげん
・ギー
・塩

◯ 人参スープ
・ギー
・岩塩
・生生姜
・ターメリック
・マスタードシード
・クミン

◯ 白菜
・ギー
・岩塩
・カルダモンシード
・昆布

◯ チャパティ

2017 / 11 / 11    break fast

◯ クニ
・米
・ギー
・岩塩
・生生姜
・ターメリック

2017 / 11 / 10

◯ 新鮮なパニールチーズづくり

発酵して時間がたったチーズよりは
生乳で飲むほうがよっぽどよい
生乳は寝る数時間前に飲むのがよい
太りたい人は朝、食事の前に飲むとよい

2017 / 11 / 11     lunch
chef : Hitomi,Satoko,Sheryl

◯ アーユルヴェーダピザ
[生地]
・小麦
・塩
・アマニの種全体の10%くらい
(便秘さんのために)
・少しのブラックペッパー
・ギ
・水 (ハーブティーでもあり)
・ペタペタくらいになる水入れる

[具材]
・野菜
(ブロッコリー・ズッキーニ)
・ペスト
・パニールチーズ

◯ ペスト
・ブラックペッパー
・岩塩
・ピーカンナッツ
・生バジル
・オリーブオイル
・水

◯ ココナッツミントディップ
・生ミント
・ココナッツ
・水

プラスチックに熱いものは入れない
冷ましてから入れること

葉野菜は「固形物」のときは
とくにきちんとひっくり返して火を通す

チャパティもだけど、
生地は時間おいた方が軽くなる気がする、
という人もいる

2017 / 11 / 11    dinner
chef : Nancy,Maike,Yuka

◯ バンブーライス
(竹のお米)

・ギー
・サフラン

◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・ブラッククミン
・すりおろしたターメリック
・フェヌグリーク

◯ かぶ
・ギー
・岩塩
・すりおろしたターメリック
・生姜

◯ ケール
ブラックマスタードシード、
クミンシード
すりおろした生姜
パセリ

◯ アボカド

2017 / 11 / 12     break fast

◯ ほっとバナナ
パパイヤ
◯ スターフルーツ
◯ パナマベリー

2017 / 11 / 12     lunch
chef : Sanae,Heather

◯ パンケーキ
・黒ごま入り

◯ ひきわりムング豆
・ギー
・昆布
・塩
・シナモン
・コリアンダー
・カルダモン
・アサフェティダ
・ブラウンマスタードシード

◯ キャベツ
・ココナッツオイル
・岩塩
・生生姜
・カレーリーフ
・クミン
・生ターメリック

◯ 人参
・ギー
・岩塩
・すりおろした生姜
・アジョワン(インドのセロリ種)

◯ ココナッツチャツネ
・生ココナッツ
・タイバジル
・絞ったライム

微細さを感じる舌を育てる

2017 / 11 / 12     dinner
chef : Satoko,Hitomi,AI,Nancy

◯ お米とムング豆
・ギー
・岩塩
・バスマティライス
・ひきわりムング豆
・ローリエ
・アサフェティダ
・生ターメリックほんの少し

◯ きゅうり
・ギー
・岩塩
・しそ
・フェンネルシード
・カレーリーフ

◯ ブロッコリー葉っぱ
・ひまわり油
・岩塩
・フェヌグリークすりおろし
・生ターメリック

◯ アボカド
・パクチー
・水

◯ バターミルク
・ターメリック
・ギー
・マスタードシード

◯アムラ

きゅうり
この薄さだったらすぐに火が通るので最後で大丈夫
きゅうり自体の水分も出る

冬のオーグメンティングの野菜
さつまいも、かぼちゃ、カブ、
ビーツ、里芋、れんこん、人参、
ヤーコン、冬瓜、タロ芋

辛いカブはオーグメンティングでもラジャスが増える
れんこんはちょっとオーグメンティング寄り
とてもいい野菜
ヤーコンは少し火を通すことでプラーナが宿る

アムラ
アーユルヴェーダでは薬用として使われる
少量を食べることはとてもよい
ピッタドーシャアグニの再生によい
生だと黄緑色をしている

料理もヨガも準備のために時間を割く
人生も一緒のこと
計画と準備の過程を楽しむ

1970年代に歪められたにんにくの用い方
この頃から外食産業でニンニクが大量に入れられた

フムスは本来、ニンニク入れないものだった
フムスはニンニク入れてないも

さやえんどうはエクストラクティブで
食べ過ぎると乾燥し、便秘になりやすい

2017 / 11 / 13     Break fast

◯ キッチャリー
・ギー
・岩塩
・白米
・蕎麦の実
・シナモンの皮
・生生姜
・フェンネル

2017 / 11 / 13     lunch
      chef : Sanae

◯ 白米と玄米ハーフハーフ
・ごま油
・塩、昆布、
・ブラックペッパー少し

◯ さつまいも
・ココナッツオイル
・岩塩
・アジョワン塩

◯ キャベツ
・生姜
・ターメリック
・ナツメグ
・レモングラス

◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・アサフェティダ
・フェヌグリーク
・ベイリーフ

アサフェティダとフェヌグリークは性質似てる
ラジャスが強めだから、入れすぎないこと
アジョワンも強い

サフランは微細な味だから
他とごちゃごちゃ合わせないこと

スパイスとの関係性を築く
香り、感じ、口あたりがどうか?
そこから性質を考える

 まずそのものをじろじろ見て、感じてみる

生のオレガノはトロピカルでフレッシュな香り

調理過程でどうやったら自分にとってラクになるか?
便利に設置し“サットヴァ”な空間をつくる

大事なのは白黒はっきりつけようとしないこと
原則を応用すること

今を心配する
未来を心配する
過去を心配する

 どれも現在にいない証拠

 ヴェーダに抵抗する術を身につけること
そうすれば人生がずっとラクになる

 ヴァータ
「やりたいようにさせてよ」というけれど
これは嘘つきです

 時間をかけて健康とバランスを取り戻すこと

 バランスをもたらすものは何か?

 これは欲望を満たしてはいけない、とは違う

2017 / 11 / 13   dinner
   chef : Yuka

◯ 寿司ライス(白米)
・ギー
・岩塩
・昆布
・すりおろした生姜

◯ 葉野菜
・ギー
・岩塩
・ムング豆
・コリアンダー
・クミン
・ターメリック

◯ 人参
・ココナッツオイル
・岩塩
・シナモン

◯ 葉野菜
・ひまわり油
・岩塩
・フェヌグリーク
・刻んだミント

◯ アボカド

◯ 味噌汁
・有機麹、塩

オーツを押しつぶしたもの
➡️押し麦
市販の押し麦は機械でやってるから
性質が必要以上に熱くなる

発芽玄米は重く、消化しづらい

2017 / 11 / 14     break fast

◯ キッチャリー

2017 / 11 / 14   lunch

◯ ワイルドライス・バスマティライス
◯ さつまいも
◯ 葉野菜
◯ アボカド

2017 / 11 / 14      dinner

◯ お米とムング豆
◯ キュウリと葉野菜
◯ アボカド
◯ バターミルク


ドーサやラブローフ、ビーツのローストなど
– 後半 –

2017 / 11 / 7 ~ 14
シェフトレーニング/14日間の食事レシピ公開
認定アーユルヴェーダシェフトレーニングへ行きました

いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori

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