3つのドーシャのなかで最も安定的で穏やかなエネルギー
「カパ」305

水と土のエネルギーから成るカパは、献身的で愛情深さがあります
増大すると=重くどっしりさを増すため、執念深く怠惰に陥りやすい傾向にあります
カパには快活さ、軽やかさにまつわるケアが大切です

カパは日常的なシーンでいうと、午前「6~10時」の時間帯で優位になるといわれ、この時間帯での寝起きの重だるさや浮腫み・目ヤニ、ぼんやりはカパ増大のサインです

カパには包み込む優しさ、慈悲があるので特に女性の妊娠期、母性本能などはカパのエネルギーも関わっています


カパ優勢な人の体質と特徴について
1・【 カパの性質 】
2・〔 カパ優勢な人(時)の見た目 〕
3・〔 カパ優勢な人(時)の心 〕
4・〔 カパ優勢な人(時)の動き 〕
5・〔 カパ優勢な人(時)に適した食事 〕
6・〔 カパ優勢な人(時)の適したライフスタイル 〕

118

1 〔カパの性質〕 

水 ・ 土 ・ 重 ・ 油 ・ 遅 ・ 冷 ・ 安定

カパ優勢な体質の特徴
>穏やかで寛大だがおおざっぱ

2〔 カパ優勢な人(時)の見た目 〕

カパは、
体格や構造をつくるドーシャです

心身の特徴は、安定と重さ、滑らかさです

非常に体格がよく、
肉体的労働や運動によく耐えることができます

目(黒目)が大きく、まつ毛も長い人です
 髪は黒くて艶があり、白髪があまりありません
 歯が大きく、歯並びがきれいです
 皮膚は色白で冷たくて湿っていますが、滑らかです
 皮膚の血管は埋もれてしまって、はっきり見えません
 体臭も強くありません
 また、どこでもぐっすり眠れる人です

- アンバランス時-
 カパがアンバランスをきたすと、
 だるさや眠気を訴えます
 また、すぐに肥満となります

口内が甘ったるくなり、たんが多くなります

病気では、アレルギー性鼻炎や
 鼻水・鼻づまりに悩まされることが多く、
 気管支炎や喘息を含めた
 気管支疾患にかかりやすい人です

また湿気に弱いため、
 関節の異常を起こしやすくなります

3〔 カパ優勢な人(時)の心 〕

心の面では、サットヴァ(純性)が増えて
 カパの長所である安定の質が発揮されると、
 慈悲深く献身的で、穏やかさと寛大さに溢れます

情にもろく、荒波が立たないことを好みます

心が落ち着いており、
 辛抱強く着実に物事をやり遂げる人です

しかし、タマス(怠性)や
ラジャス(動性)が増えると、
 物事にこだわることが多くなり、執念深くなります

また思考が鈍くなっておおざっぱになります

さらに活動する意欲がなくなって、
 抑鬱状態になることもあります

また愛欲に溺れたり、
 独善的になって根にもつことが多くなります

保守的な面は短所でしょう

4〔 カパ優勢な人(時)の動き 〕

行動面の特徴としては、
 動作や話し方は遅く落ち着いています

物覚えは早くはありませんが、
 いったん覚えたものは忘れません

また、物事をやりとおすタイプです
 何事も蓄積する性格なので、
お金などをためるのが上手です

しかし、眠ることが好きで、
ほっておくといつまでも寝ていますので、
運動不足から肥満になりがちです

アンバランスしやすい季節、
 年齢、行動と傾向、病気との関係

〈 精神的傾向 〉
 執着、内向

〈 行動傾向 〉
 運動不足

〈 アンバランスになりやすい季節・年齢 〉
 冬~春、若年(15~34歳)

〈 かかりやすい病気 〉
 気管支疾患、喘息、糖尿病、関節炎、
 腫瘍性疾患(良性過形性や悪性がん)
カパのためのライフスタイル・食事と沈静法

5〔 カパ優勢な人(時)に適した食事 〕

温かいもの、良質な油分をほどよく含むもの、
 ほどよく辛いもの、渋味、苦味を含む食物

 ・食事量は少なめにして食べ過ぎに気をつけます
 ・食事が消化しきってから
  次の食事をするようにします(3~5時間)
 ・食事の前後に10~15分程度の散歩をします
 ・食事や食事の前後で
  ショウガやターメリックを摂る様にします

● 適していないもの
 揚げ物などの脂っこいもの、冷たいもの、
 極端に甘いものや塩気のあるもの、
 酸っぱいものはカパを増やします

一度に最低20回は噛み、
 消化のサイクルによい食事時間は20分前後です

◇朝食
 抜くか、温かい液状のもの(お粥や汁物)がすすめられます
 ターメリック、ショウガの入ったティー、
 蜂蜜レモンもよいです

◇昼食
 一日のうちのメインの食事とする

 温かいもの、良質な油分をほどよく含むもの、
 ほどよく辛いもの、渋味、苦味を含む食物

◇夕食
 一日の最後の食事、軽めに、早い時間帯に食べ終える

 温かいもの、良質な油分をほどよく含むもの、
 ほどよく辛いもの、渋味、苦味を含む食物

◇夜
 就寝の3~6時間前までに飲食を終えておく
 空腹感があれば白湯をすする

6〔 カパ優勢な人(時)の適したライフスタイル 〕

「溜めこむ」がカパの性質なので
 逆のことを取り入れるとバランスします

 良い油分や栄養を含む軽めの食事、
 食後の甘味を控えて食事での甘味に含む、など

 食事前後の散歩も大切です

 生活の中で運動を習慣化させましょう

 カパ優勢時に進められる運動は
 ヨガのアサナ(後屈や逆転)を始めとし、
 ウエイトトレーニングやランニング、
 ダンスなどのアップテンポのものがすすめられます

 カパは消化が遅い傾向があるので、
 食事の前後の時間の空け方や食事量に注意が必要です

 栄養になる消化に良いものを、
 毎日決まった時間に食べることで
 アグニ(消化の火)を強くします

 カパ過剰時には
 何かと考えすぎや勉強しすぎ、
 働きすぎなどに陥りやすいです

 これが続くと心身の負荷となって
 オージャス(活力の素)を減らしますので
 「程よくバランスよく」を意識して
 日頃からリフレッシュしましょう
参考文献:インドの生命科学 アーユルヴェーダ

カパは統合するエネルギーをもっています

現代社会ではカパ体質の人は
比較的少なくなりましたが、
カパのもつ慈悲の精神や
最後までやり遂げる信念はとても大切な要素です

進化を速さを求める現代社会において、
カパのもつ穏やかさや忍耐強さは重要な役割を担います

相反する性質は支えあえるということです



ここに記してあることは
ほんの「ガイド」に過ぎません
103

ドーシャのことを理解しておくと
人生において自分自身や周りへの理解を
深めることにもつなが
ります

長所をどのようにして引き出すか、
短所をどのように活かすか(またはカバーするか)を
シンプルに考えられるようになります

自分との向き合い方から人生での創造、
たのしみをこれまで以上に見つけやすくなるでしょう

体と心の「ほんとうの声」を聞きましょう

硬い決まりごとのように
すべてを捉えることなく、

一歩一歩シンプルな選択を重ねていくことが大切です

ヨガもアーユルヴェーダも直接的な体験が一番大切です

今、自分がしていることが何なのかを
ひとつひとつ感じることから始めましょう

 


こちらもあわせてご覧ください

【風の性質・ヴァータ】動きと沈静法
【火の性質・ピッタ】動きと沈静法

いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルベーダシェフ
kaori

Posted by:anandalife1007

One thought on “【カパ・水の性質】動きと沈静法

コメントを残す