冬、地上では「ヴァ―タ」が多く吹き荒れます

アーユルヴェーダでいわれている
自然界の五大元素のうち、
ヴァ―タの性質には
軽 ・ 乾 ・ 速 ・ 動 ・ 風 ・冷などが含まれます

冬の間はこれらの性質が増えるため、
私たちの肉体や心にもその作用が関わるという考え方です

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一年のうちで季節の移り変わりとともに増大するエネルギーは
以下のように考えられます

【カパ】 初春-春-梅雨
【ピッタ】初夏-夏-残暑-秋
【ヴァ―タ】初秋-秋-冬

カパが増大する春~梅雨では
 カパのアンバランス時に現れる症状、
 例えば鼻詰まりや花粉症等のアレルギー、
 浮腫みや重い頭痛を引き起こしやすくなります

ピッタが増大する初夏~初秋の間は
 ピッタのアンバランス時に現れる不調、
 例えば極端に辛い物や酸っぱいものを欲して胃が荒れる、
 直射日光に当たりすぎて皮膚炎や脱水症状などを引き起こします

ヴァ―タが増大する初秋~秋・冬では
 ヴァ―タのアンバランス時に現れる症状として
 関節と筋肉の硬直、神経系の疾患や
 物忘れ、集中力散漫などが現れます

≪ヴァ―タドーシャは最も早くバランスを崩す≫
ドーシャの性質上、最も軽く速い性質をもっているヴァ―タは、
環境やその他の影響を受けて一番にバランスを乱すと考えらえています
ですので季節関係なく、年中ヴァ―タを大切にケアすることが肝心です

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生涯健康でいたいなら
ヴァ―タドーシャを味方につけなさい

ヨガとアーユルヴェーダの恩師マイラは
そのように教えてくれています20171110_174634153241108738.jpg

特に現代社会で生きる私たちにとって、
ヴァ―タのケアは毎日どの瞬間でも大切といえます

速い行動やPC・スマホの常用、同時に複数のことをする、など、
何でも早く、要領よくこなそうとする生活ではヴァ―タが増えすぎてしまうのです

ヴァ―タの動的なエネルギーは本来、順応なコミュニケーション能力や未知のものへの創造性、ものごとを展開して考える思考力や記憶力の良さなどが長所です

ヴァ―タがクリエイティブ性に溢れ、人、もの、ことを円滑につなぐとき、私たちはそれの恩恵を受けることができます
ヴァ―タが行き過ぎれば
・動き、思考を止められない、感度が浅くなる
・散漫、物忘れ、注意欠陥に陥る
・恐怖心、心配、用心深くなる
・現実と自分の真実との分離を味わう ‥など


冬をあたためれば
生きやすくなる

体と心の冷え、
内臓と皮膚の乾き、
慢性的な便秘・消化不良、・・・

これらは日々のケアによって
自分への慈悲によって大きな改善が表れます

アーユルヴェーダの智慧を日常に取り入れること
= 自分を愛でることともいえます

特に、体も心も乾燥して
冷え切りやすいこの季節にこそ、
自分をケアするための少しの時間とスペースを
ぜひ優先して設けるようにしてみてください

冬の調子が良いと、
春の訪れも何倍も美しく、喜ばしいものに感じられます


冬をあたためる食と生活
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アーユルヴェーダが教えてくれる冬の過ごし方、
ヴァータが落ち着くための手立てをいくつかご紹介します

1. 日々の土台には〝規則正しさ〟をscreenshot_20180920-1526101181756343.png

・ヴァ―タの増大に誘発されると、つい不規則さへ偏りがちになります
・不規則さは身体の全機能を低下させる原因です
・毎日可能な範囲で
「起きる時間」「寝る時間」「食事をとる時間」を定着させましょう
・これらのリズムが整うと身体の循環 – 消化機能も整い、
・質の良い睡眠やスムーズな消化がかなうようになります

2. 消化しやすい、温かい食事IMG_20171219_170631_324.jpg

・煮る、蒸し焼きする、茹でる、ローストする、
などの調理法を用いた消化しやすいやさしい食事を中心にしましょう
・できたての温かい食事が理想です
・冷えたサラダや揚げ物、加工食品は冷えや乾燥を助長します
・油はギーがぴったりです
・週に一度~二度、 キッチャリー を食べるのもおすすめです
・肉魚は消化に6-7時間(個人差あり)かかりますので
自身の生活全体のバランスを考慮し取り入れましょう
残り物、揚げ物、果物×穀物などの食べ合わせ
消化力の弱い人にとっては
未消化物として毒素になることもあります
・飲み物は白湯やハーブティを中心に冷たいものは摂りません
シャタヴァリ白湯で女性性を強化
ホットミルクで安眠
パンチャナッツでオージャス増大

3. ペースを落とす17-12-27-10-59-50-940_deco.jpg

・予定は少な目にする、余白をもたせる
・毎日可能な範囲で自分のための時間を確保する
・過労、長時間のPC,スマホは避ける
・現実的にハードスケジュールが避けられなかったとしても
それを続けることをしない

4. ゴマ油でマッサージ
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・太白ごま油で全身をマッサージする
(内臓・子宮を浄化、皮膚を強化します)
>> 朝のセルフケア/am6:00 アビヤンガ

5. 十分な休息wp-image-1183758304

・ヴァ―タの季節は特に、心身ともにゆっくりと休ませる休息が大切です
・飛行機や新幹線などの高速移動はヴァ―タを増大させます
・移動を減らし、自分のテリトリーに収まる
・だからといって室内に引きこもって
長時間の電子機器操作や暴食するのではなく、
休みの日こそ早寝早起きを心がけ、自分のため家族のために
簡単で良いから食事を作る、
近所を散歩したりヨガアサナを少ししたり、適度な運動を取り入れる…
・身体と心が歓ぶ「真の休息」を日常に取り入れるのです


自分のヴァ―タと
環境のヴァ―タの関係
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生まれつきヴァ―タドーシャが優位な人の場合、
または直近でヴァ―タが増大している人の場合
冬をとても苦手に感じ、冷たい空気や強風に耐えられないということがあります

自分が冷えて乾燥しているとき、
外的環境でもその要素が強いと耐え難く感じるのです

ヴァ―タは、ピッタやカパと比べて
「最も早く軽い性質」であるので、
=「最も早く影響・変動する性質」なのです

日頃からヴァ―タへのケアが行き届いていれば、
そのような“耐え難さ”はやわらぎ、寒い冬でも割と動じなくなります


シーンごとの豆知識17-12-27-11-01-34-169_deco.jpg

「ヴァ―タは首と耳を守るとよい」
冷たく乾燥した風はヴァ―タの司る“神経系”に過剰に影響します
冬はストールやマフラーなどで首まわり~耳を覆うようにしましょう
頭まで覆うことができたら◎
ヴァ―タは安心を取り戻します

「ヴァ―タはホクホク、ねっとりした甘さを与えると良い」
ヴァ―タにとってバランスをもたらす味は「甘味」、
触感は「滑らかさ」です
白砂糖ではなく食物の天然の甘味をいただきましょう
サツマイモやカボチャ、穀物や熟した果物から滋養を受け取りましょう

「ヴァ―タは時々黙ると良い」
ヴァ―タが優位なときはお喋りが止まらなくなります
止まらないお喋りはエネルギーを常に燃やしていることとイコールです
また、過剰なおしゃべりは思考や情報を増やし、
ヴァ―タもそれと同時に増えます

朝起きてから外出するまでの間や、
日中の対話、食事中の会話もっできるだけ最低限に留めて
(できるなら沈黙を守って)
意識を内側に向けるだけで、
ヴァ―タに落ちつきをもたらし、動作も穏やかになっていきます
=器官や組織を散漫でなく安定させますimg_20170115_115248_544


私は生まれながらにヴァ―タとピッタ(特にピッタ)が優勢で、幼少期~20代前半までの長い間は、ヴァ―タが増大、増悪しきっていました

当時の写真と症状を振り返ると明らかにヴァ―タが優位でいたことがわかります

痩せ細っているのに腹部がポッコリ、いつも膨張感があって万年便秘、なのにすぐにお腹が空いて間食ばかりしてまたさらに便秘‥
末端の冷えがひどく、冬は足がいつもキンキンに冷えて肌もカサカサ、…
冬の間、外に立っているのが耐えきれなくて、でも身体が細いので重量感のある服装をするのも苦手でした‥

ざっと思い出すだけでもこのような不調がありました
アーユルヴェーダと出逢ってからのこの2年、自分がヴァ―タではなくどちらかといえばピッタの方が本来優位なドーシャなのだということがわかってきました
・便秘症はどこへやら、毎日快便快食
・末端の冷えが緩和されて代謝も良くなった
・肌の乾燥がまったくなくなった
・冬の寒い日、外へ出ても平気と感じるようになった ‥などimg_20180129_214050_333733407391.jpg


アーユルヴェーダの考え方から見れば、すべての物事、状態は「バランス」と「アンバランス」を繰り返していることが分かります

ヴァ―タの動的エネルギーは、ピッタ(変換エネルギー)カパ(統合エネルギー)にも直接的に関わっています

この冬は、ぜひ自身の体と心、環境のつながりを見つめ、温かくケアするささやかな機会を多く設けてみてくださいdsc_02011745060625.jpg


>> アーユルヴェーダが教えてくれる冬の過ごし方


“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
k a o r i

Posted by:anandalife1007

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