2 / 20 (水) Ayurveda お料理教室
2 月も残りわずか…
この日は日中の気温も高くとても春らしい陽気に包まれました
朝からお料理教室へお越しいただいた皆様、ありがとうございました
今回は石川県よりお越しいただいた受講者様もおり、午前と夕方と 2 部のプラクティスにご参加いただきました
行動力と向上心、素晴らしい情熱を持ち寄ってくださり本当にありがとうございました^^
約 1 年ぶりにお越しいただいた方もいたりで、終始和やかな雰囲気でのプラクティスになりました
「解毒」と「新しい自分」
この日にお伝えしたレシピ
・消化に優しいご飯レシピ
・人参とカボチャのハーブマッシュ
・季節のグリーンモイスチャーサラダ
・味噌ダル
・タヒニソース
・生姜のアペタイザー
「解毒にフォーカスしたレシピ」
アーユルヴェーダの教えてくれる「サットヴァな食材」を使って、解毒作用をもたらすレシピでお料理をしました
春先にやってくるカパの症状(ムズムズ、花粉症など)を和らげるには今からの仕込みがとても大切…そんな内容をこめての内容となりました
* 調理中のポイントなど
※受講者様の振り返り用として「メモ」感覚でざっくり記述しています
– 補足記事 –
>> スパイスの適量・調理法のこと
>> 食べ物の性質・選ぶ基準のこと
消化に優しいご飯レシピ
「いつものご飯」も、ちょっとしたエッセンスを加えることでその後の作用がかわります(解毒に通ずるエッセンスはプラクティス内、冊子でもお伝えしました)
・性質軽く消化しやすい性質のバスマティライスを、クミンシード、ギー、ひとつまみの岩塩と炊きます
・水は2.5倍量
・小さじ 1 のクミンシードを入れて通常通りに炊きます
・炊きあがった瞬間に「ほぐし」を行うことでお米の食感を際立たせることができます
人参とカボチャのハーブマッシュ
天然の甘味を感じられる根菜レシピです
出来上がり時にハーフマッシュを施すことで滑らかなテクスチャで消化にも負担をかけません
・カボチャを一口大に、人参はみじん切りにします
・中火で熱した鍋にギー、少しの岩塩、シナモンスティックを入れて香りが立つのを待ちます
・シナモンが香ってきたところでパウダースパイスを入れ鍋全体を傾けてなじませます(シナモン・カルダモンパウダー同量、鎮静を強化したいときは+ナツメグ少量)
・人参、カボチャを入れて全体をまんべんなく混ぜ合わせます
・水またはハーブティを全体の 1 / 3 の高さまで入れ、フタして 8 分中火~中弱火で加熱します
・終わったらそのまま余熱で 5 – 10 分おき、最後に刻んだパセリをちらして半分(もしくは全体)をマッシュし全体を混ぜ合わせて完成です
冬の間はバジルやパセリなどの「温性」が強いハーブを、
夏場は「ミント」や「パクチー」などのクーリング作用のあるものがおすすめです
季節のグリーンモイスチャーサラダ
季節それぞれの緑野菜を使って楽しめる消化にやさしいサラダです
エクストラクティブの野菜は、アーユルヴェーダで必要といわれる6つの味のうち「苦味」「渋味」「辛味」が含まれています
この味の作用は解毒や浄化です
・今回は春菊、スナップエンドウ、松の実を使いました
・春菊は 1 cm 幅に、スナップエンドウは半分に、松の実は細かく刻みます
・熱した鍋にギー、岩塩、シード系スパイスを入れます
・香りが立ってきたところでパウダースパイスを入れて全体をなじませます
・松の実、固い野菜から順に鍋に入れ、全体を混ぜ合わせます
・生ウコンをすりおろして入れます
・なべ底がうまる程度の水を入れたらフタをし 3 分前後中弱火で加熱します
・加熱後、少量のブラックペッパーをあわせて完成
(お好みでパクチーなどハーブをちらして+ライムを絞って)
味噌ダル
日本に暮らす私たちにとって馴染みの味噌を使ったダルレシピです
・全ひきわりのムング豆を使います(ホールの場合は事前に 6 時間の浸水が要ります)
・洗った豆を 3 倍量の水で炊きます(圧力鍋 18~20分、通常の鍋 35~40分)
・炊きあがったら別の鍋orフライパンにギー、ブラウンマスタード、クミンシードを熱します
・パチパチ弾けてきたところでカルダモン、コリアンダー、フェヌグリークパウダーを入れてなじませます
・味噌を適量入れスパイスオイルに溶かし、ダルの方へ流しいれます
・必要があれば水分量を足し、全体を混ぜ合わせて完成です
生姜のアペタイザー
参考レシピ:生姜の前菜/アグニを促進する
タヒニソース
・白練りゴマ、はちみつ、ライム搾り汁を入れてお好みのゆるさまで水分調整をして完成
参考レシピ:アーユルヴェーダのソース
自分を知って土台を築く
いただいたご感想のなかに
・自分の体質や季節毎に合った料理、
分からないことだらけなのでもう少し勉強したいと思いました
というお声がありました
アーユルヴェーダの理念を紐解いて食事と暮らしを組み立てると、これまで「自分」についていかに無頓着だったか気づくことがあります
例えば自分の人生を通して【かかりやすい不調】とその【原因】を知るというひとつの側面をとっても、体とそれをとりまく“性質”や“個性”を深く知る大きなきっかけになります
アーユルヴェーダの土台にある「ドーシャ」という考え方は、それらから自然全体の摂理が見えてきて、そのことが自分自身とどうつながって、どう作用をもたらしているかが理解できます
そのどれもが実は複雑でなく簡単なことだったりもして、“すでに知っていた(気づいていた)”なんてことも多くあります
日々続けられること
アーユルヴェーダの智慧は、もとは貧しい人々による“生き抜く力”として古代より今日まで発展しました
この体の心に癒しをもたらすためには、膨大な費用と時間をかける必要は、実はないのです
この日の調理内容からもわかるように、
すべては「シンプル」で「簡単」に済みます
自分が毎日続けられることは何だろう?
と考えることはとても大切ですよね
《受講者様よりいただいたお声》
3・4月のお料理教室のテーマは「春の養生レシピ」です
>> お料理教室 / 詳細
アーユルヴェーダ ホリスティック
基礎講座
2 0 1 9 / 5 月 下旬 ~
1 日 2 部制 × 全 5 日間、
計 10 部編成
(調理編 5 回、講義 5 回)にて行い、
受講者には修了証が発行されます
>> 講座内容を詳しく見る
いつも愛をここに
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori