2 / 28 (木) キッチャリー づくりお料理教室
早くも 2 月の最終日
立春の暖かさから一転し雨とともに冷えを感じる一日でしたが、午前中から皆さまとのキッチャリーづくりにおいて穏やかな時間が流れていました
またこの日は長野県よりお越しいただいた受講者様もおり、お足元が悪い中でのご足労含め、貴重な機会を本当にありがとうございました
長い距離を経てここで無事にお会いできたことに感謝です
ほかにも先月から続けて参加いただいた受講者様や、
ひょんなきっかけで当プラクティスを知りお越しいただいた受講者様も、本当にありがとうございました
「解毒」と「新しい自分」
・米と豆のプレーンキッチャリー
・全粒粉と米粉のチャパティ
・春野菜のトーラン
・人参のスパイスソテー
・タヒ二のパセリソース
・生姜のアペタイザー
「アーユルヴェーダの万能食をつくる」
キッチャリー = 浄化食ということが一般的に広く認知されるようになりました
アーユルヴェーダにおいては古くから食べ続けられているキッチャリーですが、季節の変わり目に取り入れる滋養食としても最適なのです
この日ご受講いただいた皆さまのほとんどが、“花粉症のムズムズを感じる”とのことでしたので、まさにこのタイミングでのキッチャリーづくりを免疫対策の一環としても習得いただけて良かったと思います
アーユルヴェーダでは、人と自然徒をホリスティック(総体的)に見ているのでバランスをもたらす方法や緩和法を惜しみなく網羅しています
ご自身に見合ったタイミングとリズムで、一つ一つ実践を取り入れられるようにしましょう
* 調理中のポイントなど
※受講者様の振り返り用として「メモ」感覚でざっくり記述しています
米と豆のプレーンキッチャリー



・【基本のキッチャリーレシピ】をもとに、この日は少量のアマランサスも用いて、キッチャリーをつくりました
水分量はお米の種類によっても調整が必要ですが、だいたい 3 ~ 4 倍量の水分で丁度よいテクスチャに仕上がります
野菜を合わせる際は、オーグメンティングとエクストラクティブを 1 種ずつ(全体で 6 : 4 になるように)、細かく刻んでの調理がおすすめです
全粒粉と米粉のチャパティ


・今回の生地は全粒粉 1 .5カップと米粉を0.5カップで
・花粉症緩和のため少しのブラックペッパーとクローブをブレンドしました
・熱したフライパンでギーをたらして焼く、ひっくり返す、またギーをたらして焼く…すべての工程で手を使い、直観力を養います
・恐れずに、楽しむことが大切♪です
春野菜のトーラン
・季節の葉野菜を使ってシンプルなトーランを作りました
・この日のエクストラクティブ野菜は菜の花と春菊
・中火で熱した鍋に、ギー、岩塩、シード系スパイスを熱し、パチパチ弾けるまで 2 – 3 分待ちます
・ココナッツファインと葉野菜を投入し全体をよく混ぜ合わせます
・パウダースパイスを適量入れ、さらにひと混ぜ合わせたら少量の水を入れてフタをします
・3 – 4 分中弱火で熱して完成
人参のスパイスソテー
・人参を短冊切りに、青じそはみじん切りにします
・熱した鍋にギー、岩塩、クミンシードを入れます
・パチパチとシードが弾けてきたらパウダースパイスを入れなじませて
・人参を入れて全体が絡むようまぜます
・人参の 1 / 3 の高さまで水を入れてフタをし 7 分前後熱します
・最後に刻んだ青じそを入れて全体的に混ぜ合わせたら完成です
タヒ二ソース
・白練りごまと刻んだパセリをブレンダーで陶酔し、ライムの絞り汁をあわせてお好みのゆるさになるよう水分を調整して完成です
生姜のアペタイザー
・6の味が揃った、消化にとって完璧な前菜です
料理はひとつの“表現”
キッチンに立つとき、意識をまずそこへグラウディングさせることから始めましょう
どんな思いでキッチンに立つか、が、何を表現しどんなものを完成させるかに影響します
いくつかの食材とシンプルな調味料で十分に美味しい食事を作るにあたっては、自分自身のエネルギーを自由に扱えることが大切です
・・・例え、作業において慣れないことの連続であったとしても、その過程を楽しみ、最後まで発見の瞬間を受け入れる体制でいましょう
アーユルヴェーダは、
暗記や再現でなく芸術として自分の命を表現することのひとつです
この日は様々な原理についてお伝えしましたので、ぜひ皆さまなりの表現を日常で取り入れ実践いただけたらと思います
性質をみる
食材にも心にも、3つのグナがあるというお話をしました
* サットヴァ、調和、バランス、光
* ラジャス、動性、刺激性
* タマス、惰性、不動、死
それぞれに特質と作用があって、それによってドーシャも揺れ動きます
もっと微細な性質の見方にグルヴァディ・グナがあります
温と冷
乾と湿
粗と滑
濁と澄
…など、この世にある20の性質から“バランスを宿す組み合わせ”として10通りのペアが挙げられます
・体が(重)く、だるい(鈍)と感じたら
その反対の性質である
・(軽)、(鋭)の質を食事や暮らしに取り入れると良いということです
食事 → 軽く蒸したものに、消化を促進させるスパイスを効かせる
暮らし → 二度寝せずに起き上がり、朝から軽い運動をする
>> グルヴァディ・グナの詳細はこちらから詳しく参照いただけます
次回キッチャリーづくりは以下日程の開催です
3 / 14 (木) 18 : 15 ~ 21 : 15
3 / 20 (水) 10 : 00 ~ 13 : 00
3月のお料理教室のテーマは「春の養生レシピ」です
春を軽やかに迎え過ごすためのお料理レシピ、暮し方をお伝えしていきます
ぜひお気軽にお越しください
>> 開催スケジュール一覧
アーユルヴェーダホリスティック
基礎講座
2019 / 5 月 下旬 ~
1 日 2 部制×全 5 日間、
計 10 部編成
(調理編 5 回、講義 5 回)にて行い、
受講者には修了証が発行されます
>> アーユルヴェーダホリスティック基礎講座
いつも愛をここに
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori