3 / 14 (木) Ayurveda お料理教室
春の陽気に包まれたこの日、夕方からゆるやかにお料理教室が始まりました
貴重なお時間を割いてのご受講、ありがとうございました
「春の養生レシピ」
この日お伝えしたレシピ
・滋養のための穀物
・味噌ダル
・カボチャのハーブロースト
・人参とビーツのスパイス煮
・大根と葉野菜のお浸し風ソテー
・消化を促す生姜の前菜
「春の養生レシピ」
今回はマンツーマンでのプラクティスということもあり、事前にご希望いただいた「和 × アーユルヴェーダ」を土台に構成したレシピをご体験いただきました
スパイスやハーブをベースに、鰹昆布出汁、醤油、味噌も使って“日本人らしいアーユルヴェーダ料理”を作ります
忘れてならないのは、
アーユルヴェーダ料理で大切なのは
「心身ともにバランスをもたらす」ということ。
すべてにおいて“バランス”を取り入れ、心から美味しくそれをいただくことが肝心なのです
* 調理中のポイントなど
※受講者様の振り返り用として「メモ」感覚でざっくり記述しています
– 補足記事 –
>> スパイスの適量・調理法のこと
>> 食べ物の性質・選ぶ基準のこと
滋養のための穀物
・穀物の「天然な甘味」は、自然界から肉体・精神へと与えられる大切なグラウディング要素です
適切に適量を取り込むことで組織の滋養となり、意識を大地へと根付かせてくれます
・自分の体質と環境に適したもの、心地よく食べられると思う穀物をセレクトしたら、消化力にあわせた調理を施します
・基本は、【穀物に対して 2.5倍程の水分量】をあわせ、ひとつまみの塩と 1 – 2 種のスパイスを調合して炊きます
・炊きあがった際、香りとスチームを器官で浴びて楽しみ、炊き立てのうちに食べてオージャスを得ましょう
味噌ダル
・予め鰹と昆布からひいた出汁を使い、圧力鍋でダルを炊きます
・豆に対し 3 ~ 3.5倍量の水分を(この日は出汁)あわせることでトロトロな食感に仕上がります
・18 – 20 分間(量にあわせて)加熱します
・スパイスのブレンドは「豆のガスを抜く」&「シンプルさ」を基盤に、体質や季節、時間ごとでセレクトします
(シード系:ブラウンマスタード、クミン、コリアンダー、フェンネル等から 1 – 2種)
(パウダー系:フェヌグリーク、ヒング、ターメリック、カルダモン、フェンネル、クミン、コリアンダーから 2 – 4 種)
・豆の炊きあがり時に味噌を溶かし入れるか、
前半でスパイスを入れずに、最後のタイミングで別の鍋やフライパン等でギーとスパイスをテンパリングし味噌とあわせたものを豆へ合流させます
カボチャのハーブロースト
・カボチャやさつまいも、人参などでも応用できるレシピです
・フライパンや鍋などでギー、岩塩ひとつまみ、シナモンスティックを香りが立つまで熱します
・パウダースパイスを数種ブレンドし火を消したところへ、ハーブがあればそれを刻んであわせても良いです
・切ったカボチャを耐熱皿にならべ、そこへ上記のオイルを流し入れ、全体の 1 / 3 の高さにまで水 (またはハーブティ)を入れます
・180 ℃ のオーブンで 45 分前後加熱して完成です
人参とビーツのスパイス煮
・ビーツは渋味を除いて甘味を凝縮させるため、事前に180℃のオーブンで60分ローストします
・短冊切りにした人参をギー、スパイスと炒めて少量の水を加えフタし、 5 分前後加熱します
・最後にビーツを加え、刻んだハーブをちらして蓋をし 3 ~ 5 分、余熱で完成させます
大根と葉野菜のお浸し風ソテー
・大根は火の通りやすい小さな角切りにし、葉野菜も細かく刻みます
・少量のオリーブオイルとスパイスで大根を炒め、葉野菜を入れたら出汁を全体の約半分入れて蓋をし 5 分前後加熱します
・最後に少しの濃口醬油をあわせて和風に仕上げるか、
ライムを絞り入れたりブラックペッパーをちらして、酸味、辛味を+するか(カパ増大時におすすめ)、をセレクトできます
消化を促す生姜の前菜
参考レシピ:生姜の前菜/アグニを促進する
アーユルヴェーダって
インドのもので「異国のもの」ってイメージないですか?
以下ご受講者さまよりいただいたお声です
今回のご受講者様は神戸より遥々お越しくださいました
ご自身でアーユルヴェーダの長寿法を取り入れたマッサージ等の施術をするサロンを主宰されていて、体と心のケアに関しヨガの観点も含め精通しておられる素敵な方でした
神戸三ノ宮:Ayurveda & beauty salon Luna
「アーユルヴェーダって
インドのもので「異国のもの」ってイメージないですか?
全然そんなことはないんですが、
和食大好き人間の私はどこかそんなイメージがあり、
あまりしっくりこない部分もあったり…
なので今回はリクエストした
和×アーユルヴェーダのお料理教室をしていただきました
鰹出汁や味噌、醤油など
日本に古くから伝わる調味料を使いながら、
もちろんスパイスも組み合わせてレクチャーしてもらいました
モヤっとしていた部分がクリアになり、
とっても満足の時間でした
そして肉や魚がなくても
「カボチャがメインディッシュになる」ことを知り、
後日 自分でもお昼ご飯に作りました
教えてもらったカボチャのロースト、
めちゃめちゃおいしくて幸せでした~」
自分に見合うものを創造する
自分の“体に合うもの”と
心から湧き起こる“安堵感”によって
身体は健康と幸福感を養うことができます
アーユルヴェーダの原理を紐解きながら
実践を重ねていくと、このシンプルな神髄が開けてきます
どんな調味料でも
その他何を使うにしても、
そしてどこの国のお料理であっても、
その土地に見合っていて、
食べることで身体が安定するものが = アーユルヴェーダ料理といえます
アーユルヴェーダは、
日本人として食べ慣れてきたものから 100 %離れなさい、と言っているのではないのですよね、~
なんてお話も交えながら、
サートミヤや食物・調味料の性質、身体に合った調理法についても触れていきました
4月のお料理教室のテーマは「春の養生レシピ」です
>> お料理教室 / 詳細
5 月開講
アーユルヴェーダホリスティック
基 礎 講 座
アーユルヴェーダの基礎理念を一から学び、
ご自身の生活へ取り入れられるようになる
アーユルヴェーダ初心者様向けの
基礎講座です
講座では、調理編と講義編の 2 部構成にて
アーユルヴェーダへの理解を深めていただきます
全 5 回(2 週に 1 度)の
プラクティス受講により、
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いつも愛をここに
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori