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2019 / 3 / 9 (土)【Ayurveda お料理教室】春の養生レシピ

3 / 9  (土) Ayurveda お料理教室

あっという間に3月に入りました

今回のプラクティスは満員にて、充実した学びの時間を皆さまと過ごすことができました
朝からポカポカと春の陽気が感じられ、心地よい一日でしたね
お越しいただいた皆さま、朝から貴重なお時間を心からありがとうございました


「春の養生レシピ」
この日お伝えしたレシピ

カパのための滋養と軽さをもたらす穀物
・ひよこ豆のコロッケ
・さわやかなバジルペスト
・人参とビーツのスパイスソテー
・小松菜とカボチャのポタージュ
・インゲン豆のパクチーレモンあえ

・くるみの全粒粉クッキー

「春の養生レシピ」

3 ~ 4 月のお料理教室では
“春の養生”をテーマに
食事と暮らしについて触れていきます

冬の間に蓄積していた毒素が春の暖かさによって溶け出す今の時期
ここでは特に「緩和」と「活力」にフォーカスします

春を過ごしやすくする食事のレシピと暮らしのコツについて、アーユルヴェーダの原理からお伝えさせていただきました


* 調理中のポイントなど
※受講者様の振り返り用として「メモ」感覚でざっくり記述しています

– 補足記事 –
>> スパイスの適量・調理法のこと
>> 食べ物の性質・選ぶ基準のこと

滋養と軽さをもたらす穀物

穀物のもたらす「甘味」は体の滋養となり組織を大地へと根付かせます

この日お渡しした冊子内にも記載した、“カパに適した穀物”を数種ブレンドし、少しの豆もあわせてキッチャリー風に炊きました
(キッチャリ-の場合は、豆と米を半量ずつに、水を 3 ~ 4倍入れます)

熱した鍋にギーと岩塩を適量、ここでシード系スパイスを入れます
(ない場合パウダー状スパイスのみでも〇)
スパイスの香りが立ってきたところで穀物や豆を入れ、全体が絡むように混ぜ合わせていきます
圧力鍋であれば一度沸騰させてからフタ、圧がかかったら再弱火に落として15分加熱
普通の鍋なら、一度沸騰させてからフタ、中~弱火で30分前後加熱
*豆なしであれば【圧力鍋 10分前後】【普通の鍋 15分前後】が基準で、穀物の種類に合わせて調整が必要です
(玄米などの全粒系の固い穀物であれば+、白米であれば-)

スパイスは、フェヌグリークやクミン、コリアンダー等
カパを鎮める作用のあるものを適量効かせて、
最後にすりおろした生姜をあわせるのもおすすめです

炊飯器で炊く場合にも、同様の要素を交えて作ることができます

ひよこ豆のコロッケ

ひよこ豆は事前に 6 時間以上浸水+水煮(20分前後)します
セロリ、コリアンダーを細かく刻んでおきます
(旬の野菜で代用可能です、パクチーが苦手である場合、春菊でも〇)
ブレンダーに、ひよこ豆と全粒粉(適量)、クミン、コリアンダー、ブラックペッパーのパウダー状をセットし砕きます

その後にセロリとパクチーをあわせてさらに砕きます
(ここでレモンまたはライムを絞って入れても◯)
トレーなどに移し替えて必要に応じて冷蔵庫で少し冷まし固めて
スプーンで形状をつくってオリーブオイルで揚げ焼きします
火加減は途中熱くなり過ぎないよう微調整をしましょう
スプーンの形、生地の形状、手の使い方をうまくマッチさせて綺麗な型でフライパンへ落とせるよう実践してみてください
少し固めの生地を形成し、手でボール状にまとめてオーブンで焼くアプローチも可能です(200℃で約30分)

さわやかなバジルペスト

アーユルヴェーダ流につくるシンプルなソースです
コロッケやチャパティに添えるほか、モイスチャーサラダにあえたり、根菜類とあわせて食べるのも美味しいです

今回はバジルと白練りゴマ、絞ったライムをあわせて水分量を調整しました

ソースは基本 2 – 3 種のブレンドでバランスよく調合し、完成 ~ 2,3 日以内に消費しましょう

人参とビーツのスパイスソテー

ビーツは完全に火を通し甘味を引き出すためにあらかじめ180℃のオーブンで60分焼きます

人参は細切りにし、中火で熱した鍋へ
ギー、岩塩、クミンシードを熱します

香りが立ったところへパウダースパイスを入れてなじませ、人参を入れて全体が合わさるよう混ぜ合わせます
(コリアンダー、カルダモン、フェンネル、シナモンから 2 – 3 種をベースにセレクト)
(ブラックペッパー、クローブ、生姜から 1 – 2 種を仕上げにセレクト)

水をなべ底が埋まる程度入れて、フタをして 6 – 8 分前後加熱します
(途中~後半で細切りにしたビーツを入れてあわせます)

最後に仕上げ用スパイスを適量あわせて全体を混ぜ合わせたら完成です

小松菜とカボチャのポタージュ

それぞれを小さめにカットしておきます
中火で熱した鍋にギー、シナモンスティックを熱して香りがたつまで 2 – 3 分待ちます
パウダースパイスを入れて全体がなじむよう少し待ちます
(クミン、カルダモン、フェンネル、シナモン、ターメリックから 2 – 3 種をベースにセレクト)
まずカボチャを入れて全体を混ぜ合わせ、オイルとスパイスをなじませます
小松菜を入れてひと混ぜ、水・またはハーブティーを全体の 2 / 3 程度入れます
中火で 8 – 10 分熱した後、ブレンダーでお好みのゆるさまで砕いて必要に応じて水分を足して完成です
この時に生姜をすりおろして入れたり、刻んだハーブをあわせても◯

インゲン豆のパクチーレモン和え

人参とビーツのスパイスソテー の 最終工程でインゲンを一緒に入れて蒸しておきます

鍋から取り出してレモン汁、刻んだパクチーをあえたら完成です

くるみの全粒粉クッキー

>> 参考レシピ


食事を通して命を築く

春を考えるとき、冬を思い返し、そして夏に備えます

そうして私たちは「今」から過去と未来を紡いでいきます

アーユルヴェーダの原理から消費全体を意識するようになると、
自分の暮らしと家族のために、何が必要で何が不必要化の選択が明確になっていきます

今回のプラクティスでお伝えした
“春の過ごし方と食事”、ぜひご自身の生活の中でカスタマイズし経過を観察していかれてみてください

今の緩和が毎日の癒しを築き、夏の過ごしやすさ、秋・冬の心地よさへと繋がっていきます

本調子を引き出しやすく、
感じたいことを感じやすく、
成したいことを成せるようでありますよう

皆さまの充実した日々を祈っています

受講者様よりいただいたお声


3・4月のお料理教室のテーマは「春の養生レシピ」です

>> お料理教室 / 詳細


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全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
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