今朝は少し遅めの起床でした
( 私の理想は毎朝 4 : 30 に起きることです )
起きてすぐ、舌磨きや歯磨き等を終えてアーユルヴェーダのオイルマッサージ 「 アビヤンガ 」 をしました
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アヴィヤンガの基本的なやり方
使うのは
・太白ごま油
・やさしい手
・油がついてもよいバスタオル
・時間
です。
いわばオイルマッサージ、ですが、
自宅で、自分のためにやるセルフケアとしてのアヴィヤンガでは特に「 やさしく、さっと 」やるのがコツのように思います。
関節周辺を重点的に、やさしくなめらかに、ゆっくりと体に塗布していくイメージです。
アヴィヤンガは一定のパターンに従って手を沿わせ、ヴァーユ ( 体を流れる 5 つのいのちの気 )に働きかけるよう、全身へと塗布していきます。(ゆったりとした、一貫した動きがポイントです)
アビヤンガの手順: 1. オイル(太白ごま油)を予め温めます ステンレス、銅、ホーロー、 もしくはガラス製の鍋を使いましょう (120 ~ 180℃程度で 3 ~ 5分程が良いといわれています) キュアリングの目的 1 / 油が皮膚に浸透しやすくする 2 / 油の不純物を取り除く 3 / ごま油のもつ抗酸化物質が最大限に引き出される 2. 骨盤周りから始めます 手のひらを使って、 下腹部など体の前面に 上下に滑らせる動きでオイルを塗ります 体側、そして背面、仙骨(腰の辺り)も 同じようにゆっくりの動きで行います 3. 次に円を描くように股関節周りに塗り込みます 4. 次は左脚→足先です 太もも、膝下は筋肉に沿って長めのストロークで、 膝や足首などは円を描くように行いましょう 足裏にも塗れると理想的です 右側も同じ要領で行います 5. へそから上です 背骨の前面に沿って上下に動かします 胸部は円を描くように、左胸を塗ったら左の体側、 それから右胸→右体側も同じようにマッサージします 6. 次にウエストから上背部まで、 手を上下に動かして、 出来る限り背中全体にオイルが行き渡るようにします 届かない部分は誰かの手を借りるのも良いでしょう 7. 今度はへそから時計回り、 渦巻き状に外側に向かって一度だけゆーっくり、 くるりと滑らせ、左腹部で手を離します 8. 左肩→左腕→左手です。 筋肉は長いストロークで、関節は円を描くように行います 右側も同じように行ったら最後に首、顔、頭に塗ります --------------------------------- ゆっくり、優しく、隅々まで塗り込みます 最も重要なのは、ゆっくりと、 優しいタッチで手順通りに行うことです 基本的には円を描くように関節回りを、 長めのストロークで筋肉に沿ってマッサージします プロセスを楽しみ、 20分かそれ以上 オイルをつけたままでリラックスしましょう 可能であれば、 服を着ずに温かい状態を保てると理想的です 服を着る場合はオイルが付いても 構わないアビヤンガ用の服を決めると便利でしょう 20分かそれ以上リラックスした後、 温かいお風呂もしくはシャワーに入ります この時石鹸は使いません 5~10分しかオイルをつけたまま リラックスする時間が取れないとしても、 全くやらないよりも望ましいです 心と体の感じ方が大きく変わるでしょう アビヤンガはセルフケアでできる 鎮静とヒーリングのためのオイル塗布で、 グラウンディングと ヴァータドーシャのバランスを整える効果があります 神経系を深いレベルで静め、 筋肉と皮膚に浸透するオイル、 そして手のタッチのヒーリング効果で、 毒素の排出を助けます オイルの性質が人間の 最大の内臓である皮膚にダイレクトに影響を及ぼします ごま油は 寒い季節や過剰なヴァータの鎮静にぴったりです ココナツオイルは暖かい季節や ピッタドーシャの熱を冷ますのに最適です カファは 軽めのひまわり油のようなオイルをお試しください ハーブをオイルに漬けて成分を抽出した インフューズドオイルなら ハーブの力を借りたアビヤンガができます アビヤンガのための時間をしっかりと確保してください ゆっくりと安定した一定の動きで手を動かし、 最後に肌にオイルを乗せたまま 15分~20分そのままにしておきます 毎日のアビヤンガは人生に安らぎと平穏をもたらします 一週間に数回しかできなくても、確実に気分が変わります
参考文献:Hale Pule マイラ・リューイン
留学中、マイラがアヴィヤンガの手順について
「 このように‥ 」と上記概要を手ぶりを用いて説明してくれました。
毎日アヴィヤンガをしているというマイラは、
つややかでなめらかな肌をしていて、とても自然な健やかさを備えている印象でした。
土台からしっかりとしているマイラの体を見ると、
化粧水や美容液などによる保湿や潤いは、総じてアヴィヤンガひとつで済んでしまうとさえ思います。
アヴィヤンガをすることで感じること 5 つ
(1)全身の皮膚・筋肉・関節がやわらかくなる、潤う
(2)浮腫みが抜けていく感覚、体が引きしまる
(3)腸の動きが活発になって排泄がスムーズになる
(4)全身がぽかぽかして体を感じやすくなる
(5)朝に行うと穏やかな気持ちで 1 日を始められる
忙しい時期ほど、時間を見つけては
優先的にアビヤンガをするようにしています。
アビヤンガ後の仕上がった体と心の状態がすきです。
ときどき、
私からパートナーへもアヴィヤンガをします。
平日はなかなか時間が取れないため休日の朝や夕方にすることが多いです。
・キャンドルなどを灯して明かりを最小限に
・リラックスできるアロマやお香を炊き
・室内を適切な温度に保ち
・窓やドアは締め切り神聖な空間として
・小さな音量で自然音やヒーリングの音楽をかけ
・横たわれるスペースにマットやタオルを敷き‥
こうして創る空間は私にとっても癒しそのものです。
特別なことは何もなく、
少しのスペースとお気に入りの癒しアイテムさえあれば自分の部屋でできるのでとてもおすすめです。
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《 グラウディングしたいときに 》
忙しい日々でバラバラになりがちな 心、体、頭‥
アヴィヤンガをすることで体が本来の心地よさを吹き返し、心と頭がひとつになって戻ってくる感覚があると思います
普段見過ごしがちな“自分の体”を触っていきながら見ていくと、なんだかとても愛おしい気持ちが芽生えます
《 パートナーや家族に 》
私はセルフでも十分によいと感じていますが、周りにパートナーやご家族がいるなら互いにマッサージしあうのもとても素晴らしいです
技術者の手を借りるのも良いですが、身近な人の手で施されるマッサージはまた格別な癒しがあります
私がパートナーへマッサージすると、とてもいやされているようで終盤に差し掛かるとスースー寝息をたてています
「 いつもおつかれさま 」 の思いをこめてマッサージをしているとその想いが伝わるらしく、毎回絶賛してくれます
( 私はプロのマッサージ師ではないのに☆ )
インドではおばあちゃんが孫にアビヤンガをするのが習慣だそうです
特に妊婦さんがご主人にアビヤンガをしてもらうことは、 心身の安定を促し、その結果胎児へも よい影響をあたえるはずです。 妊婦自身がおなかのあかちゃんへ 心を込めて行うと、安産を促すことでしょう。 (ただし、妊娠初期のアロマの併用は控えます) <参考文献:インドの生命科学アーユルヴェーダ>
《 トレーニング中の人へもおすすめ 》
最近のニーズで言えば筋肉トレーニング、ボディメイクをしている人にもおすすめです
習慣的に大きな筋肉を鍛えていると、動かしていない間に筋肉や関節が硬直しやすくなります
無理なストレッチを行うより、
アヴィヤンガで皮膚や関節をなめらかに、またはヨガのアサナで小さな筋肉をはたらかせるのもおすすめです
オイルマッサージで壮快な一日の始まり ◻アビヤンガの効果 アビヤンガは、 浄化力を高め、発毛を促し、 皮膚や子宮を浄化します。 さらに知性も高めて老化の防止をすることで 定評があります。 疲労、難治性皮膚疾患、耳や眼の疾患、 頭痛、女性聖職者疾患、骨折、 脱臼、火傷、皮膚外傷などの ヴァータのアンバランスや高齢者にも、 アビヤンガが勧められます。 参考文献:インドの生命科学アーユルヴェーダ
自分の生命高める、
そのツールのひとつとしてアヴィヤンガをぜひ取り入れてみてください。
東京都中央区内で
毎日の食卓に取り入れられる
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いつも愛をここに
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
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