子どものためのアーユルヴェーダ / 0~13歳で健康な組織の土台を育む

5000年以上も昔から伝えられてきたアーユルヴェーダは、生命の幸福を思う心から芽生えた愛の医学です

快適で痛みのない肉体的健やかさと、心の幸福感のためには何が大切なのか、
アーユルヴェーダには、人間である限りどの側面からでも取り入れられる包括的な智慧があります


健やかさの土台を育む
子どものための食事と生活
451

生まれたばかりの子どもの肉体的、心的な成長を支える「食事と生活」について、アーユルヴェーダの原則をもとにお話します

ヨガとアーユルヴェーダの匠マイラより、
トレーニング時に伺った“子どものための食事”でのプラクティスの話をベースにしています

————————————————————

子どもの全組織、器官は誕生した瞬間ゼロの状態始まり、徐々に創り上げられていきます

理想は 8 歳前後で安定した消化機能、免疫機能、組織全体が出来上がることです

アグニ(消化力)の形成に伴い、食べ物は純質なものを中心に、徐々に与えていくことが肝心です


* 0 ~ 1歳

[すべてお母さんとリンクしている時期]

・この時期はお母さんのドーシャバランスが良ければ母乳がベストです

・健康なお母さんの母乳にはIgAが含まれていて、これが赤ちゃんの免疫力を高めるのに必要とされます

・お母さんのドーシャバランスが乱れていると、それが母乳に現れて赤ちゃんは母乳をぺっと吐き出します

ヴァ―タ過剰時の母乳の味
苦味の強い母乳が出ます

ピッタ過剰時の母乳の味
酸味の強い母乳が出ます

カパ過剰時の母乳の味
粘液が口の中で絡まる母乳が出ます

・お母さんのヴァ―タが増悪していると、母乳が出にくく満足に授乳ができないことがあります

・母乳が出ない場合にはノンホモのミルク(ベストはヤギのミルクといわれています)や、生乳を加熱して飲ませると良いそうです

・アーユルヴェーダでは、母乳は1歳半くらいまで続いてもよいとしています

この時期赤ちゃんに何か不調があれば、全てはお母さんからの治療が必要です
生まれたての赤ちゃんにはアグニがなく、お母さんからのドーシャの状態をダイレクトに受けているためです


* 1 ~ 1 歳半
1 歳を迎えた頃の食事と生活

[白米だけで充分な時期]

・赤ちゃんがいつもハッピーでいること
・毎日うんちがちゃんと出ていること
2つの条件をもとに、この頃から食事に変化を取り入れていきます

アグニを育て始めるのにはシンプルな食事をさせるのが肝心です

・白米を「少しのギー」「ひとつまみの岩塩」と炊いてブレンダーで砕いたもの
これを離乳食としてあげてみます

ギーは赤ちゃんの知覚を高めてくれます

・1歳半~ではここへ「少しのすりおろした生姜」を加えてみます

その他は何も食べさせません

・生後1歳以降からは赤ちゃんへのオイルマッサージもすすめられます
皮膚を強くし、病気を予防します
赤ちゃんのマインドの安定をもたらします


* 1 歳半 ~ 2 歳
1 歳半 ~ 2 歳を迎えた頃の食事と生活

[少しのオーグメンティングを与え始める時期]

・これまでの食事内容に「少しのオーグメンティング食材」(芋や南瓜)とクミンパウダーを加えてみます

この時期からスパイスを与えるということになりますが、トリドーシック(すべての体質に適した)なスパイスであるクミンを主として“ほんの少し”だけ加えて調理します

[オーグメンティングの食材リスト一覧]

調理の際、水分を調整し食べやすいゆるさにします


* 2 歳~
2 歳を迎えた頃の食事と生活

[少しのエクストラクティブを与え始める時期]

これまでの食事内容にエクストラクティブの食材(緑野菜など)を全体の5%ほど加えてみます

[エクストラクティブの食材リスト一覧]

*果物について
果物は 8 歳以降まで不要です

果物はこの時期の子どもの体にとって脳や組織の滋養にならず、成長を促進しないため不要とされています


* 3 歳~
3 歳を迎えた頃の食事と生活

[そのままの食事続けて、ヨガを取り入れる時期]

・2歳~の食事をそのまま続けます

・3~4歳でダートゥ、精神、内臓が食べ物の消化や今いる環境に慣れて適応し始めます

・子どものが食べ物を欲しがらないときは何かしらのドーシャが乱れている可能性があります
どのドーシャが乱れているかによって対処法が変わってきます

・この時期からお母さんと一緒にヨガアーサナを取り入れるのも良いです

簡単なアサナ、動物のポーズをまねるなどの動きは赤ちゃんの創造性を飛躍的に向上させます

・この時期から両親とともに早寝早起きを身につけさせます


* 5 ~ 6 歳
5 ~ 6 歳を迎えた頃の食事と生活

[大人と同じ食事をし始める時期]

お母さんの食事・身体の状態が整っていたら
この時期からお母さんと同じものを食べさせます

今日から始める「アグニを整える」こと
「食べ物がなにであるか」より大切なこと
なぜ体によい食べ物を食べるのか/外食とのつきあい方

・食事の間隔を十分に保ちながらおやつも与えます
ながら食べ、だらだら食べはさせず、決まった時間に食べさせます

サットヴァなおやつ

生姜の前菜なども取り入れて良い時期です

この時点ではまだアグニは完成していません


* 8 歳~
8 歳を迎えた頃の食事と生活

[土台の安定を続けさせる時期]

・これまでの食事を続けます
生姜の前菜やジンジャーティ、おやつは自然の甘味のものを習慣化させます

この頃でおおよそアグニ(消化力・免疫力)が整い、安定していることが理想です

※最近の子供はこの時点ですでにアグニが乱れていることが多いといわれています
(ニキビなどの肌荒れ、注意散漫、肥満など)


* 12 ~ 13 歳
12 歳 ~ 13 歳を迎えた頃の食事と生活

[土台の安定を続ける]

・食事の間隔を十分に保ちながらおやつも引き続き食べます

・一日4~5回の食事をすることもあります

・親が食事の土台を固めてあげましょう
* できてたの食事を与える
食事のバランスをシンプルにする
* おやつの質、鮮度を意識する

・できるだけ長い間を良い状態で過ごせるよう、日の食事・生活にてケアを続けます

この時期で組織の土台が整っていると、外でのジャンクフードやその他タマスな食べ物を経験することがあっても「自分は何をたべたいか?」を子どもは自分で考えれるようになります

また、この時期は両親からのエネルギーも敏感に受けます

両親の言ってることとやってることが違うと、子どもは「やだ、それやりたくない」と言い出します


子どもに教えられること453

子供の育て方に対し、アーユルヴェーダでは
「3歳までは神のように、16歳までは召使いのように」
扱うと良いといいます

上記に述べたような食事・生活を子どもに伝えるには、
最も近い存在であるお母さん自身の姿勢が前提になってきます

お母さんから
「あなたは今成長期にあって、体と心が準備を整えているの」

「あなたのアグニは今、ゼロからつくられていて、
これらの食べ物から必要な栄養をもらっているの」

などといった 真の導きが肝心になります

子どもはそのような教えを頭ではなく“魂”できちんと聞くのだそうです


子どもは親に導いてほしいもの
20171108_083427562117011774.jpg

・親は子どもの決定権を持っています

・子どもがやりたいことを何でもさせる、そういうことはしない

・それには親が身をもって示せるようであること

恩師マイラはそのように教えてくれました

続けて、

一番難しいのは、育ってから変化することです

とも

実際、私自身25歳でアーユルヴェーダと出逢い
そこからあらゆる変容を継続して体感していますが
たしかに「育ってから変化すること」は、
意識的な部分に気づくことも、習慣から抜け出すにも
ある程度の時間が必要です、それと強い意志も
詳しくはこちらに書いています


あわせてご覧ください
妊娠したら/お腹にいる赤ちゃんのためにできること

バランスをもたらす食事
食材のセレクトと調理法と食べ方のこと
「おいしい人生」のための
アーユルヴェーダお料理教室を開催しています

cooking / practicescreenshot_20181026-1218412093312485.png

いつも愛をここに

“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori

関 連

  1. 「最も正直なもの」思考回路と感情の矛先

  2. 「食べ物がなにであるか」より大切なこと

  3. 消化力を弱める習慣 / お昼寝に気をつけてください

  4. お酒を飲まなくなって 1 年

  5. アーユルヴェーダお弁当お届け- 3日目 –

  6. -レシピ-アーユルヴェーダ HOTミルクでホッと温まる

最新記事 おすすめ

ブログ 購読

ツールバーへスキップ