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アーユルヴェーダの基礎理念を一から紐解く
Ayurveda Holistic 基礎講座 第二期 2020 . 3 ~ 開講
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第四章が行われました。
アーユルヴェーダの土台となる原理原則をゆっくりと紐解いた先に見る「将来自分のなっていたい姿」に向かうための真髄を掘り下げる章でした。
私たちは自分自身を感じ、日々の身体と心と直接的に交わる過程が根付くと
これまでと「同じ」ことをしても「違う」感度を得たり、「今」していることが「すべて」なんだと理解できるようになります。
この気づきがもたらす健やかさは底知れず、永続的に展開する心身の平和を支えます。
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これまでに寄せられている皆さまのお声・これまで難しく感じていた「腹八分目」が自然とできる日が多くなっている
便通の改善は途中にあるけれど、腹部の膨張感やガス感はまったくなくなってきた!
・食べ方において「楽しみを独り占めしない」歓びを共有すると良いとのお話がありました。
人との関係性において、「楽しみを共有する」「分け与える楽しみ」から作られる人間関係。そこから広げていくと喜びでいっぱいな時間、空間‥人生。悪くないな。
・実感として、残像の解消ができるようになった。
身体に現れることは食事や食べ方と、それだけでなく見るもの、行う習慣や思うこと、すべてトータルだということを忘れがちでいた
・実際に作る工程を調理編で見ることで、自分の曖昧だった部分ややり方の違いが分かる。
・地球に優しい世界であってほしい。人間が自然や神聖な場所を壊しすぎないでほしい。人は死ぬまで学ぶことができるので、しわしわのおばあちゃんになるまで生きて、ヨガとアーユルヴェーダを続けていきたい。時々、人に伝えたい。
・「ちょうど良い」を見る、聞く、感じることの心地よさを知った
・頭で考えるよりも体感する。経験することの大切さ。
・こちらの講座で久々に食べる食事のおいしさに感動。
一口目から最後まで身体にいきわたるのを感じます。
自分で作る料理も好きだけど、作るときのグラウディング、
野菜のプラーナについてもう一度意識するクセをつけていきたい。
・世の中にある出来上がっているものはとても便利だけどプラーナがないので、新鮮なもの、ちゃんと感じることをできるものを身体の中に取り入れるように心がける。
・毎日自分自身に「これは本当に必要?」と問いかける。
・心をこめて料理をする。自分を許す。完璧ばかり求めない。
「ウエルネスジャーナル」で自分自身をまずよく知ることから始めてみよう。
Ayurveda Holistic 基礎講座 第二期
水曜クラス 第四章>> 土曜クラスレポート記事はこちら
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調理編:
アーユルヴェティックなレシピを習う調理編では、いつ – どの時も心身にバランスをもたらすための食事を実践しています。
アグニ – 消化力を支える調理法、
心を開放するために「まず、」意識を留めることから始められます。
食材は「手に入るもの」で、「ちょっとした工夫」と「最大限の創造性」をもって。
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朝食、昼食、夕食レシピと続いたあと、
今回は【アーユルヴェーダベイク】。
私たちの組織・脳・マインドに欠かせない「甘味」を、健全な形式をもって取り入れることは重要です。
正しく、優しく取り入れたそれは
私たちの心身を芯から満たし、グラウディングさせます。
・アーユルヴェーダクッキー
・無発酵のアーユルヴェーダブレッド
・ひよこ豆とサツマイモのハーブサラダ
・ズッキーニのグリル
・季節の果物シチュー
ベイクレシピは、すべて卵バター牛乳等不使用です。
粉ものには米粉やひよこ豆粉を使い、ギーとスパイス、デーツやナッツ類のみで、ほとんど「手」を使いシンプルに、おいしく仕上げます。
食べたときに「本当に満たされる」、
食べたあとで「正常に消化される」が大切な掟です。
ひよこ豆とさつまいものハーブサラダは、食べごたえとグラウディングが充分でありながらハーブや葉野菜のフレッシュさもマッチしたレシピです。
この日は新鮮なわさび菜が入手できましたので、それを使いました。
ハーブは、クレソン、パクチー、チャービルです。
加えて今回はギーづくりも行いました。
肝心なのは「火加減」と「火の止めどき」ですね。
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講義編:
・ディナチャリヤ – アーユルヴェティックな日々の暮らし方、時間の使い方
・生活空間 – リビングやクローゼットに平安と甘やかさを保つには
・ドーシャに見合った持ち物、衣類、アロマなど
第四章では、「大きな何か」で人生を変化させようとするよりも
「小さく微細なこと」にこそ変化 – 変容の機会があることを発見する、ことを今一度習得しました。
_毎日の過ごし方で体や心が形成され、体や心が人生を経験する。
私たちは自分の身体をもってして世界を経験し、
人生を過ごしているとすれば、一番にすべきは自分自身の内側 – 土台を快適にしておくことです。
生きる上で「健康である」ことは
個人レベルにおいての安定感を得ることになり、
巡り巡ってそれが地域 – 全体への健やかさを後押しするでしょう。
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アーユルヴェーダでは「部分」でなく「全体性」からそれに取り組みます。
例えば、病気は「部分」でなく、「根源」にフォーカスすることで本人の治癒力そのものを引き上げるやり方をとります。
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人生の「目的」を図るとき、
その「過程」すべてを大切にしましょうということがここにあります。
アグニが良好で体と心に安定した土台ができるとき、
人は集中しやすくなり、
適切な休息をとりやすくなります。
意図したことは淡々と進み、
困難が立ちはだかれば
それらを自分で対処するだけの力を持てるようになります。
人を許したいときには
それに踏み込むだけの勇気と寛容さが身につくだろうし、
自分に許可を出そうという場面においても、
勇気と創造性とを持ち合わせられるのです。
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私たちが「生きづらさ」を感じる大半の場面は、
身体と心の繋がりが乏しく
そこに乱れや不調、痛みが生じているときです。
自分の暮らしと食事をサトヴィックに象って、未消化物を洗ってアグニを高める。
ここにすべての人に通ずる「生きやすさ」があります。
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“ 自分が最善でいるための許可を出す、ただそれだけです ”
と匠マイラはいいました。
_「ただそれだけ。」
原則への本質を掴むと、
私たちは毎日をより自分らしく – 本来の姿で過ごしていくようになります。
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次回はいよいよ最終章。
これまでの各章ごとに触れたこと、
五大元素 – ドーシャ – グナ – アグニ – アーマ – ダートゥ – 健康と病気の段階 – 健康の定義 – 男性性女性性 – 生理 – オージャス – 胎児・・・
ディナチャリヤ、生活空間の整え方。
そこから照らし出す唯一無二の命の行方を見つめていきます。
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いつも貴重な時間をここでの学びに充てている受講者の皆様に、心から感謝します
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i
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* 第三期 5日間集中クラス
2020年 9月26日(土) ~ 9月30日(水)
:満席・キャンセル待ち
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* 第四期 定期受講クラス
2020年 10月14日(水) ~ 12月16日(水)
2020年 10月17日(土) ~ 12月19日(土)
:お申込み受付中