食べたもので精神はつくられる【 後半 】

今さら感はありますが、
アーユルヴェーダの教え・自然との繋がりからみる「 食事 」とその捉え方について
【 前半 / 身体編 】【 後半 / 精神編 】でお届けします。


食べたもので精神はつくられる
【 後半 】

タマシック ( 古い、死んだ ) な食べ物ばかりを食べていると
精神にも重さや鈍さ、だるさが増大していくのが人間です。

神経系に浸透する滋養や生命力は
たちまち内臓に行きわたり、
それがヒラメキや温かさとなって精神によって肉体を機能させるからです。

以前にアーユルヴェーダ医が在中する
ハタイクリニックへ問診で伺った際、

「 あなたはタニモトカオリをつくりなさい 」に続いて
「 プラーナのあるものを引き続き食べること 」と言われました。

何か活動意欲のある人、
またそのヴィジョンのある人は

是が非でもプラーナのある食べもの

新鮮で、とれたてで、作り立てで、
絞めたて(!)のものを軸に食べるべきだということです。

( 人間が本来食べてきたものそのもの )

そうでもしなければ精神も肉体も同等に
〝 エネルギー不足 〟になり、

あらぬ方向に飛び散り、
または行き違いを起こし、
その意欲やヴィジョンは撃沈してかなわぬものになるから。

・・・
大袈裟に思う方もいるかもしれないが、

実際に過去自分のフィーリングを振り返ってもその通りでした。

風邪を引いて心身ともにやる気をなくしていたとき、
魅力的に感じて目に映ったのは

〝 すでに調理が済んだ、パッケージされたお惣菜 〟でした。

防腐剤がしっかり含まれていようが
そのことなど考える間の前に
〝 美味しそう 〟に感じたのでした。

鮮度がなく
加工されすぎたものが中心となった食生活では、
創造的かつ意欲を保ったうえでの活動は難しくなります。

充分に消化吸収できないものは
消化管で留まって未消化物となり、酸化するだけです。

無事に〝 排出 〟されたとしても
実際は〝 それだけ 〟で、良いエネルギーを心身に蓄えません。

例えば、過剰なコゲに生じる
〝 香ばしさ 〟は味蕾や嗅覚にとって中毒性を引き起こします。

そこからなんとなしに
「 揚げ物を食べないと気が済まない 」
という依存症にもなり得ます。

そのようにして精神はありとあらゆるものを感知し、
察知し、必要に応じて変換し、
思考や感情にそれをインストールします。

鮮度が高い食材を調達して、
とれたての食材をセレクトして、
炊き立てで食べるご飯には

それだけで滋養がたっぷりで、そのものにある
オージャス( 活力素 )や
プラーナ( 生命力 )を豊富に得ることになります。

食物に対する愉しみが不振で
食べる行為に自然界との繋がりを感じ得ないとき、
私たちの精神は飢餓状態にあるでしょう。

「 痩せるか、太るか 」などといった強迫観念は
すでに食物との関係性が閉ざされている状態を表します。

食物は本来、生きるため、
活きるために食べるものです。

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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i

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