【キッチャリーづくりお料理教室】凛と美しく自分らしく

アーユルヴェーダの目的は「痛み、不調、乱れを取り除くこと」と「さらなるバランスをもたらすこと」。

取っ掛かりは様々でも、入り口としてまず行いたいのは自分の状態 =「消化力」について知り、ケアすることです。

消化力(アグニ)とは、
人生のうちで外的であれ内的であれ、「取り込んだものを処理する力」のこと。

アグニを整えるのに最適なアーユルヴェーダレシピに、キッチャリーという伝統的な滋養食があります。

長い梅雨が明けて
しっかりと暑い日々が続くこのときに、
アーユルヴェーダの土台的なエッセンスを網羅しているキッチャリーのレシピをお伝えできてよかったです。

お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。



芯から回復する滋養食を創る、食べる

2020 / 8 / 5 (水)
キッチャリーづくり お料理教室
– R e c I p e –

この日 作ったお料理

《 滋養を満たすプレーンキッチャリー 》
《 無発酵平パン チャパティ 》
《 アボカドのハーブワカモレ 》
《 夏野菜のモイスチャーサラダ 》
《 消化力を高める生姜の前菜 》

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以下、2020 , 8 , 5 (水) の調理の様子&メモを記載します。
* 夏のアーユルヴェーダレシピ概要については、先日開催されたこちらのレポート記事も参考にご覧ください。

キッチャリーづくりのプラクティスでは、様々なバリエーションに応用が効く定番のキッチャリー作り方をお伝えしてます。

お米と米とその配合バランスや、適当な水分量。
基本的に必要なスパイスの種類とその調理法(時間のある時 or ない時とのやり方)を一度体験していただくとその他の時期や体調に合ったキッチャリーを作れるようになります。

シンプルで簡単なプロセスこそ、その「加減」によって仕上がりが大きく変わってくる。‥火加減や加熱時間、調理器具との〝阿吽の呼吸〟も、ある意味でとても大切です。

作り立てのキッチャリーはプラーナが最高潮で香りも大変よく、口に入れたとたんに滋養が満ちて溶けていくようです。
食べたあとは心身に良い充足感が満ち、数時間後には無事に消化がかない、翌朝はスッキリと目覚められるはずです。>> キッチャリーの作り方はこちらからもご覧いただけます



チャパティは、
アーユルヴェーダでは定番の〝無発酵の平パン〟。
穀類と岩塩、(&ギー)を混ぜ合わせ、熱したフライパンでギーで焼きます。
使う粉によっても触覚や風味が全く変わってくるのでその時々で楽しみたいフレーバーを。
手で作り始めて手を使って焼いて完成する、直観力と愛情が大切なポイントのお料理です。>> 消化にやさしいチャパティの作り方はこちらからご覧いただけます


毎日でも手軽に作れるアボカドのワカモレは、

オーグメンティングとエクストラクティブの両要素を持つアボカドを使って、旬のハーブや天候・体質に合ったスパイス等を合わせて完成。
この日はチャービルやスペアミントにキュウリも。アグニを元気にするブラックペッパーパウダーも少しあわせてトリドーシックなライムを絞ってつくりました。


夏のモイスチャーサラダ
は、旬野菜をふんだんに使いました。
夏に適しているココナッツオイルや冷のスパイス、消化を促進するスパイスを使ってズッキーニ、キャロット、茹でたトウモロコシ、小松菜等をソテーしました。
仕上がりにすりおろした生姜やライム、大葉をあわせたら香りが凝縮され一気にすべての旨味が高まります。
噛むとトウモロコシの甘さが広がって、小松菜のエクストラクティブ的ラサ、辛味苦味も同時に味わえるあたたかいサラダでした。

/

食欲のない時、代謝が落ちているときなどに是非取り入れたいのが〝生姜のアペタイザー〟。
6味をバランスよく含み、食前によく噛んで食べる事でアグニを目覚めさせ、食事をおいしく味わえることにも繋がります。>> 生姜の前菜の作り方はこちらからご覧いただけます


ギーづくり
リクエストをいただきましたのでお伝えしました。
こちらは IH なので、ガスコンロの環境で作られる方へはその場合での注意点も抑えつつ、火加減や加熱時間、バターがギーになっていく工程について観察しながら体感していただきました。
ポイントを理解しておくと、実践がしやすくなりサットヴァで美味しいギーが身近になりますね。>> ギーの作り方はこちらでも紹介しています



私たちは、生きている。

長いようであっという間の人生を生きるとき、私たちは〝自分〟に出逢い、直面する時があります。

身体にムリをさせすぎていたかな、
心をないがしろにしてしまっていたかな、

など、〝本当のこと〟に目を向け始めたとき、私たちはもっとより良い生き方を選択する機会を与えられているのだと思います。

深めることは、気づくことと同時に訪れ、私たちの生命感を深くに根付かせ吹き返そうとします。

消化力を整えることは、命を生かすことそのものです。

消化できなかったものはただ出ていくか、未消化物や毒素として留まります。

無事に消化できたものが滋養となり、満足を生み、充足感を拡大させます。

循環、変換、統合は重要なのです。(ヴァータ・ピッタ・カパ

環境からの様々な影響を受け生きる私たちだからこそ、

その時々で必要なケア、選択をしながら生命の時間を重ねていきたいものですね。

また佳いときに、皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

次回プラクティスは 8 / 22 (土)の Ayurveda Lunch 会です。
旬の食材とやさしいスパイス、ハーブやギーを使った、できたてのアーユルヴェーダランチ(全 4 – 5 品)をお楽しみいただけます。身体に有益な食事と心のゆとりをもたらすお時間をお過ごしください。

>> アーユルヴェーダランチ会のレポート記事



受講者様のお声


今 後 の 開 催 予 定

アーユルヴェーダ ランチ会
8 / 22 (土) 11 : 00 ~ 13 : 00

Ayurveda Holistic 基礎講座
9 /26 (土) ~ 9 / 30 (水) 5 日間集中

10 / 14 (水) ~ 12 / 16 (水) 定期受講
10 / 17 (土) ~ 12 / 19 (土) 定期受講


“ 自分を知ることによる幸せ ”
アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i

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