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自分の命を守る方法


>> 【アーユルヴェーダお便り】


命は、どうしたら守れるんでしょうか

命を守るには
命の大切さを知り、
それが「 生もの 」であると理解し
日々扱うことではないでしょうか

命を守るには、
身体 – 心を今この瞬間から大切に扱うことで
かなえられます



心を拓くこと
心が閉ざされたとき、
身体は閉ざされます。

心が拓かれれば
身体への意識と
その活動が反映される人生が展開し、
自然な成長と変容が続いていきます。

 

ただ生きる、

という本能的で本質的なことが
なぜだか複雑で難しく、
それでいて停滞し、怠慢になっていくのは
いつ・どこからか
心が「 拓かれ 」なくなったからかもしれません。

いつかどこかで閉ざしたそれ、
そもそも一度も拓かれたことがないそれ、
または拓きすぎたことで圧迫されてしまったそれ、・・・

本来の私たちは
手法的に何かを学び
何かを得ることによってではなく

心からそれを望み、
スペースを持ち、拓いておくことで

自ずと「 生 」の本性、
真の生き様 – 内からの動的なエネルギーを感じます。

その時すでに、
「 手法 」と言われるほとんどが意味を成さず、

信念に基づいた聖域から
自分の人生を
主体的に生き( 活き )るようになります。

/

私は
生まれて初めて人を愛したとき、
とても安寧であたたかい想いとともに
自分の無力さに心折れ、
またどうしようもないほどの希望に対し
途方に暮れる想いを抱いたことがありました。

この「 愛 」を、
自分は守り抜き、育て上げ、
成熟させることができるのだろうかと

自らを疑い
自らに失望しながら、
わずかな期待をかけたのでした。

そこで、私は想いました。


「 心を拓く 」しかない、
健康に生きて全容的な自分で生きるほかないのだと


これまでのやり方を洗い出し、
習慣化されていた領域に隠された
自分の未熟な本音や意図を探り、
手つかずだった真っ暗な部分において
絡まっていた糸の塊を
一つずつ解く作業をする必要がありました。

 

過去、いつも外側に飛び出しては
常に誰かと – 何かといることで

自分を探すつもりが自我を忘れ続け、
操作されたイメージや情報のなかで幻想を抱いては
現実から逃避するかのごとく、
足元の浮いた生き方を続けていた自分に気づきました。

すると当然身体の健康は脆く、
心はここに在らず、がスタンダードになっていました。

ずっと、
「 何か 」を外側へ「 期待 」するだけで
自分自身は閉ざされたままだったのです。

ただ単に他の「 やり方 」が見つけられなかったので
仕方のない話ですが、

違和感の限界が新たなる在り方を求めるようになりました。

心を拓く必要性と
それによって築かれる健康の価値とを
真に感じられたとき、

「 これまでと違ったやり方 」が、
徐々に目の前で展開するようになりました。

 

 


「 自分の命を守る 」ことは
相手を守り、生かすことに繋がる

個人的体験談にはなりましたが、

健康に生きるということには
それだけ〝 意識 〟が伴うことだと感じた経験です。

私たちは無意識に生きているときに
自分を感じることよりも
外界の情報によって自分をインストールした気になって、
意味のない手段で一時的対処しかしなくなる。

心が拓かれていれば
健康はもっと簡単で、当たり前で、自然な状態なのです。

自分の身体について、
日頃から微細な感性を持てていなければ

近しいひとのそのメカニズムについても
理解するどころか
心配と誤解だけが膨らんでしまうことがあります。

自分が健康でないのに誰かに本当の意味で
〝 身体に気を付けてね 〟と言えるのでしょうか。

 

自分の命を守る方法

「 取っ散らかった生活習慣 – 思考の癖 – 心のアップダウンを整える 」
「 互いに命を支え合い、生きるほどにラクになる基盤をつくる 」

・早寝早起きの定着
休日もそうでない日も関係なく 365 日太陽のリズムに沿って起床就寝すれば神経系が整い体質が整いやがて本来の人格へと回帰します。
五感の多活動は神経系だけでなく体質 – 人格にも影響を及ぼすということの自覚が重要です。
節度を持った暮らしを基盤とする過程に健やかさが拡大し、もっと本質的な個性に沿って活動ができるようになるのです。

・食事は人間的なものにする
アーユルヴェーダの原則がそのままに役立つ側面です。
朝昼晩同じ時間帯に食べ、内臓が正しく食事を消化するサイクルを覚えさせましょう。
リズムが健康を創ります。
ひとの手で直に作られた食材を調理したてのホカホカにて食べること、これは免疫に貢献できる重要な行いです。
食事中は興奮せず憔悴もせず、穏やかに楽しい気分で。よく噛んでから飲み込みましょう。唾液 – 消化液は丈夫な組織をつくるうえで重要です。
固形物で飲み込まれたもの、悲しみや怒りによって食されたものは正常に消化されません。

  * ヒント  

白湯・ギー・旬の野菜・蒸し焼き調理したもの( 揚げ物は頻繁に食べるものではない )・穀物・豆・肉魚は消化しやすい調理を施して・天然の薬であるハーブやスパイスを適量 – 体質に応じて用いる・スパイスティ・ほか自然由来の食物全般を食事の基盤とする

今の時期に限らず、アーユルヴェーダでは「 命を守る方法 」を様々な場面で提唱していますが、以下は現在の状況を沈下させるべく、インド政府より発表されたものです。

  インド政府発表 AYUSH省より  
COVID19の危機の時期にアーユルヴェーダの免疫力を高めるセルフケアの方法
(2020年3/31の午後2:31にPIB Delhiによって投稿)
アーユス省は以下の予防策そして特に呼吸器の免疫力を高めるセルフケアのガイドラインを推奨しています。

これらのガイドラインは、アーユルヴェーダの文献や科学的な文献に裏付けられています。

*一般的な対策
・一日を通してお白湯を飲みます
・ヨガアーサナ、プラナヤマ呼吸法、瞑想をAYUS省(#YOGAatHome #StayHome #StaySafe)のアドバイスに従って、少なくとも毎日30分間練習してください
・Haldi(ターメリック)、Jeera(クミン)、Dhaniya(コリアンダー)、Lahsun(ガーリック)などのスパイスは料理におすすめです
*アーユルヴェーダの免疫促進策
・Chyavanprash(チャヴァナプラーシュ)10gm(ティースプーン一杯)を朝に服用します。 糖尿病患者は無糖のチャヴァナプラーシュを服用してください
・Tulsi(バジル※1)、Dalchini(シナモン)、Kalimirch(黒コショウ)、Shunthi(乾燥生姜)、Munakka(レーズン)から作られたハーブティー又は煎じ薬(Kadha)を1日1〜2回飲みます 必要に応じて、jaggery(天然砂糖)及び/又は新鮮なレモンジュースを好みに合わせて加えます
・Golden Milk – ティースプーン半分のHaldi(ターメリック)粉末が入ったホットミルク150 ml を1日1回又は2回飲みます

*簡単なアーユルヴェーダの実践法
1,経鼻法(プルティマルシャ・ナスヤ)
鼻腔内(鼻の中)にごま油やココナッツオイルやギーを朝、夕に塗ります※2
2,カヴァラ(オイルプリング・セラピー)
ゴマ油やココナッツオイルをテーブルスプーン1杯口に含み(飲みこまないように)、2.3分左右に動かします。その後吐き出して、ぬるま湯で口をすすぎます。
1日に1~2回行うのが良いでしょう。

*乾いた咳やのどの痛みがあるとき
1,新鮮なプディナ(ミント)の葉やアジョワンを水の中にいれてボイルして、その蒸気を日に一度吸引します
2,咳やのどのイガイガがある際は、クローブの粉末に天然の砂糖や蜂蜜を混ぜて1日に2~3回とります。
3,これらの方法は通常乾いた咳や喉の痛みに有効ですが、続けてみても症状が続く場合は医師に相談することをお勧めします。
上記の対策は個人の都合に応じて可能な限り実行されると良いでしょう。
免責条項: 上記の助言はコロナウイルスの治療法となると断言するものではありません。

 

・「 軸 」は内側に

何か大切なことを決めるとき、行動に移すときは動機をシンプルにしましょう。
深刻さと慎重さは意味が異なります。
人目を気にしてそれを選ぶのではなく自分が考えて納得したもの( 結果誰かのためになる )を選ぶことです。
そして〝 なぁなぁな理由 〟しか浮かばないときは、何かを決断するうえで最善の時ではないということを自覚しておきましょう。

* アーユルヴェーダの古典には【 考えすぎは良くない、考えなさすぎも良くない 】とある


ここで匠マイラの言葉がよぎりました

「 正解不正解なんてないの。
  あなたが自分のすることにどれだけ意識的で居られているか、ただそれだけ。 」


 


アーユルヴェーダ省察プラクティショナー

K a o r i

 

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