何かを変化させるとき、
〝 自分のなかの何かを変えたいとき 〟は
まず外的な環境から変化させることが前提とされる。
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アーユルヴェーダやヨガと出逢った当時、
ヴァータやピッタが増大・増悪していた私にとっては
日常において〝 静かに 〟過ごすこと、
刺激的ないしは雑多な
〝環境、空間、モノ〟から身を引くことは重要だろうと思いました。
自分について〝少し〟でも知らなければ
このような選択肢は思い浮かびませんでした。
性質や体質によっては、
改善や治癒のために〝 活動 〟をたくさんした方が良い人もいます。
が、私自身の性質や体質ではそうではなくて
むしろ〝 無活動 〟に方向性をシフトした方が適切だということ。
過去、〝 実態が伴わないもの 〟であったとしても
とにかく私の思考は外界に向きがちでした。
例え内側でそのことを消化しきれていなくても、
外界に向かう以外に
やり方や生き方を見つけられませんでした。
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今、私が外側 – 外界へアクセスするとき、
内的な繋がりを持ってしてそれをしていることが増えました。
以前と違うのは、
少なからず〝土台〟のもとでそれを成しているという実感です。
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2011 年 ~ のマイアーユルヴェーダ期間で
これらの原因と結果について考えるようになり、
2016 年ヨガ留学では、このことが確信に変わっていきました。
確信したものが頑固さを帯びるのも安易で、
そこから初めて〝 生きることの調整 〟が始まっていったのです。
生きている限りは、人生に存在していたい。
そのためにアグニ( 消化力 )を整えよう
そのためにオージャス( 活力素 )を蓄えよう
そこから日々の行動を選択し新たな道を探求し始めました。
自分が何をするべきか、どう在りたいかは
自分が一番よく知っていたのです。
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大切な人からの言葉。
アーユルヴェーダお便りの配信を機に、
古くからの親友、近くで見守ってきてくれていた人からの言葉をもらえました。
・中学時代からの親友で、私が成人時にアルコール依存症予備軍状態にあったとき間近でその様子を見て本気で心配し叱咤してくれた彼女は、テキストを読んで〝当時の私 (かおり) を思い浮かべた〟、と。
続いて、〝当時の自分を客観視すること、そこから正していけることはすごい。これを見て、変わりたいと思う人や勇気づけられる人がたくさん居るだろう〟と言葉をかけてくれました。
人生は、人間関係で出来上がるもの。
改めてそのことを感じました。
最悪のときにも傍に居て、本気で叱ったり励ましてくれる存在は希少で、だから自分が生きれる、今まで生きてこれたのだと感じます。
そしてそれなしには、ヨガやアーユルヴェーダに出逢うこともなかった。
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・この 10 年最も傍で私の〝 全容 〟を見てきたパートナー。
ともに暮らし、アーユルヴェーダレシピやアーユルヴェーダライフを歩みながらも私の個人的な〝原因〟と〝結果〟の探求の道のりを彼はいつも最も近い距離で見てくれていました。
ときに私が双方のバランスを乱したとき、
じっと見守ることもあれば的確でかつ厳しいことも伝えながら、今日まで寄り添ってくれています。
男性的な目線からではとうてい付き合いきれないと感じる部分もあるだろうに、私が彼を尊敬しているのは、どんな時も決して諦めずに実直に相手や物事に向きあうという姿勢です。
マイラ同様、彼は彼の次元で、永遠の魂を知って生きる人です。
今回、アーユルヴェーダお便りが完成したときに
一番近くでアーユルヴェーダライフをともに歩んできた存在として
「何かアーユルヴェーダへのコメントを」と頼んだところ、彼なりの視点からアーユルヴェーダへの推薦理由について、貴重な言葉をもらうことができました。
パートナーや家族間で健康を育むということ、
現代社会において働く男性からの目線で見るアーユルヴェーダ、
‥そんなことを感じれる内容です。
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i