「食の価値観(執着)」は母と子の授乳関係からくる

子供にとっては、幼少期の母親との【授乳関係】でその後の “ 食への好み・価値観 ” の大枠が決まります。

母親が家事などで忙しく、子どもを十分に見られないときに
「これで静かにして」とお菓子やゲームなどを与えることが習慣化すると、子どもの脳内では「母親からの愛情 = 物質的な何か」という印象・認識が植えつけられます。

これが続くと、大人になって以降も
お腹がすいていない時でもお菓子を欲したり、要求すれば何でも手に入るのが当然だという思考が働き、忍耐の姿勢や無条件での貢献、慈悲の精神を養うことが難しくなります



子どもにとって本当に必要なもの334

本来、幼少時代の子供が最も必要としているのは母親からの愛情そのものです。

甘すぎるお菓子や能と神経系に刺激を及ぼす電子機器等を安易に与えれば、子どもの繊細な知覚・器官にそれが深く入り込み、印象と記憶を刷り込ませそれが本人の “ 土台 ” になります。

子どもに “ おとなしく ” して欲しいとき、ついお菓子やゲームを与えてしまう、というお母さんは多いと思います。

子どもに十分な愛情を与えるための子育てとして、生後 ~  3 年間は母親がほぼつきっきりで世話してやり、家事など他のことはなるべく他人の手を借りるのが良いとヨガとアーユルヴェーダの匠は教えてくれました。

古来から伝わる人間による人間らしい子育ての基盤なのでしょう。

(しかし、そんなのムリという声が聞こえてきそうです)

たとえ現実的にはそれが難しい場合も、優先順位を少し見つめなおしながら子どもとの時間をなるべく多く割いたり、子どもと一緒にいるときはせめて子どものことだけに集中する、という認識だけで結果は大きく変わっていくでしょう。

何でもたくさんやって、
大切なことに肝心な時間を当てられない
のは、
アーユルヴェーダのいう「人生の目的」でみてもそれに反します。

子どもといるときに他のことをずっとしている(考えている)と、子どもはそれを本能的に感じ取ります
・ずっとスマホ、SNSをチェックしている
・ずっと外的世界への欲求が多く、予定を詰込みすぎる

…などは、子どもではなく “ 自分 ” が中心になっている、いわば「母親が子ども」である場合によく起こります。

重要視しなくて良いことを日常から排除していくという母親の姿勢も大切ということです。

母親からの愛情そのもの以上に “ 物質 ” を多く受け取って育つ子どもは、肝心な部分、つまり真の甘やかさが不足したままである故に、その後の人生でも “ 埋まらない部分 ” を “ 物質 ” で埋めようとそれを強く求めるようになります。

うまくいかないことがあったら何かを使って自分を慰める、
相手が自分の期待するものをくれなかったら失望する、

ご褒美がないならやる価値を見出せない、…など

“ 食の価値観 ”は食に限らず、人間関係や物事を取り組む際の姿勢にも現れます。

また、アーユルヴェーダで「幼少期」は「カパ」の時期とされています。
カパが旺盛だと食物が大好きでずっと食べていたいということもあるでしょう。
食べさせるタイミングは規則正しく設け、その他は身体を使って遊ばせる、というのもカパな時期の子供には大切です。


時間の質と動機

近年は出産休暇という仕組みがある一方、早くに社会復帰を促されたり、また本人が早くに復帰しいということがあるようですが、

何でも早く、同時にこなすことは
アーユルヴェーダでは “バランスの乱れ ” の最も多い要因になるとしています。

特に命にかかわりを持つ際には
じっとその場に留まり、じっくりと愛でることが大切なのです。(過保護とは違う)

母親のバランスが乱れれば当然子どももその影響を受けるので、長期的な心身の健やかさと幸福、そして子どもと自分のゆるぎない関係性、成長を望むのなら “ じっくり育てる ” ための時間と空間はとても大切なのです。


私の幼少期のこと390

私が幼い頃、家族と定期的に祖国ベトナムへ帰省していた時の話です。

出かけ先でも誰かのお宅へお邪魔したときでも、私は常に何かを手にして食べていることが普通でした。
以来甘い果物が大好きになり、母親はいつも私にそれを持たせてくれていました。

私はそれがあればどこへでも黙ってついていきました。
ポケットにはいつもライチをパンパンに詰め込んでいました。

大人同士が話に盛り上がっている最中も、ただただ一人でずっとライチを剥いてかじって食べていました。
それに慣れると、街中で果物やその他屋台を見つけるたびに「あれが欲しい」といっていつも母親にそれをねだって買うよう要求するようになっていました。

この頃から “ 間食グセ ” が身についていたことがわかります。

母親からの愛情は = 果物や何かとつながっていました。

>> 《 私の甘味との関係 》にその後について詳しく記載しています


今を経験するということ

アーユルヴェーダやヨガの智慧は、それを取り組む過程で「今」に居るようにと伝えてきます。
自分自身の深部いある古い印象や経験を観察し、手放すことの重要さを教えてくれます。

そこから本当に必要なことは “ 癒し ” であることも見えてきて、“ 今 ” に居ることに改めて安堵感を見出すのです。422


アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i

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