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Q・7
摂食障害です
お米に拒否反応があり、過食してしまいます
全て 1 から始めるには?
A・お米に拒否反応があるのではなくて、
生きることに拒否反応を起こしていませんか
大丈夫、あなたは今日まで生きてきました
この事実を、まず噛みしめてほしいと思います
(そうしたら、お米もおいしく噛みしめることができるようになります)
私たちは人生のどこかで – 何かの拍子に恐怖(または怒り)を感じたとき、それを真正面から見ようとせず、とっさに押しのけたり、または支配しようと “過食” したりします
身体に緊張が走っていると、
その食物をうまく – 受け入れ – 消化することができません
緊張が慢性化していると、
自分では緊張していると分からない – 気づかないという人も多いですが、本来 食事はリラックスした空間で、やさしい気分で食べるものです
それこそがすべての緊張をほどき、消化に向かう経路を拓きます
同時に、力んだ拒否反応を緩和させていくということ
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アーユルヴェーダでは、食事は「消化しやすいもの」を推奨していますが
これは単に食材がどうとか、調理法がどうとかだけでなく
「その人が、心から食べれること」にもフォーカスしています
緊張(恐れや怒り)が高いということは、= 消化力が弱くなります
身体にも心にも「空」「風」といった乾きや冷え、神経系の乱れが生じている=ヴァータが増大している人には、それらを鎮静させ、= 体と心をやわらかく、潤うような食事を勧めています
・安心して食事できる人と一緒に食べる
・食べる前には深呼吸し、目を瞑ってやさしい気持ちになってから食べる
・好きな、お気に入りの食材を食べる
・お米は水分量をやや多めにしてギーを少々一緒に炊く
・食物は徹底的にかみ砕いてから飲み込む
・どんな味、触感がするかをよく味わう
・一度の食事量は両掌をあわせてそこに乗る量、を目安に
・固形物と汁物とを同時に食べる(流し込み、飲み込むことはしない)
(食事中の水分補給は控えめに、消化液を薄くしてしまいます)
その他にできることもあります
お米に拒否反応を起こし始めた頃の記憶を一掃してください
匠マイラは、ヨガの哲学をアサナだけでなく食生活へも活かすよう導いています
やり方はとても簡単です
日々様々なシーンでこの取組みが役に立ちます
>> 目を瞑って、目の奥から背骨の裏を通って
尾骨の下=地球に向かってそのエネルギーをどばどばと流しきます
そのエネルギーは
これまでのあなたの一部ではあったかもしれないけれど、今のあなたとはほとんど関係がありません
それらを一掃していき、代わりに、自分のために(愛する人のために)食べるという甘い動機をつくってください
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次回の質問回答記事もぜひお楽しみに。
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