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何を感じるか? / 食後にやってくる正しい感覚のこと

アーユルヴェーダを通して、
私が日々感じていることは
物事をホリスティックにみる、ということです

食事を意識的に行うことはもちろん大切なことで、

もう一歩進んで見ていくと、
そこにあるのは食事そのものよりも
むしろ自分の人生をどのように感じたいか?‥
このことを実践しているように思うのです


食事における楽しみは
食後にも続いている

食べる だけが食事ではありません

アーユルヴェーダの食事における楽しみ6つのうちのひとつに
「消化を見届ける」があります

食べ終わったそのとき、心がどのように感じるか、
体がどう反応しているか?

このことと向き合うようになると
「自分が今、どう生きているか」を実感させてくれます

例えば、重い食事をすれば
食後は確かに満足感があるかもしれませんが
食後に感じるのは重苦しさ、だるさ、眠気などではないでしょうか?

刺激性を感じて興奮もあるかもしれません
アーユルヴェーダに基づく心で、美味しい料理を食べると
それとは全く違った感覚がやってきます

幸福がなにか
健康がなにか

アーユルヴェーダの無尽蔵の教えは
「健康と幸福」に根ざしています

食べたときに美味しいのはもちろんのこと、
食べ物を感じる、落ち着く、やさしい気持ちになる

そういう食事が私たちを生命レベルで養うのです

食べるものがあること

それを調理する環境があること

自分の手で料理ができることと

それを感謝の念をもって食べれること

すべては私たちの感覚、
すなわちハートから始まります

ベストを尽くすこと
恩師マイラはこのことを知らせてくれました

自分の健やかさを養うもの(こと)と
そうでないもの(こと)に意識的になる
のだと

健康で幸福になりたいからと
何も急にすべてを変える必要はないのです

自分の体質、体調、傾向をみてみる
近くに直販所があるか探してみる
治癒力を引き出すスパイスを1~2種手にしてみる
調理方法をやさしくしてみる
調理開始前に目をつむり、マントラを唱える‥

そんなことでよいのです

私たちのハートは何が心地よいのかを知っています
ハートが感じたことは体にも影響します

アーユルヴェーダの智慧をもとに感覚が研ぎ澄まされると、
出来上がる料理の質はうんと変わりますし
食後に感じる感覚もこれまでとは違うものになります

すると、とても「良い状態の自分」と会えます


食べて、生きている

食べた結果、体が快適に心が穏やかになっていたいです

食べたその直後で無気力になったり興奮気味になるのは
私たちの本来の姿とは程遠い状態です

極端に外側に意識が向いたり、
低いエネルギーにマインドが引っ張られるのは
何か自然でない習慣がもたらしているからです

食事をしたことで自分がよりよく生きられる感じがする、
そうできたら一番だと思います

どんな食事か、そのことよりまずみたいのは
自分の意識や感情、態度、姿勢です

何を感じたいか、何でいたいかを、
私たちは望んで選べるということです


4度みる

1 食事中にどんな感じがするか、
2 食後どんな感じがするか、
3 3~4時間後どんな感じがするか、
4 翌朝体がどのような状態か

食事そのものは、こんなにも味わい方があるのです

お腹の状態はどうですか?
極端なハリがあるときは前回の食事の未消化物があるかもしれません

消化器官はどうですか?
げっぷやおならは内臓で膨張が起きています
緊張していたり、食べ過ぎていたりのサインです

舌はどうですか?
肌は?髪は?瞳の輝きは?‥

食べたもの、日頃摂取している経験や感情が
私たちを創りあげています


食事は瞑想、の意味

忙しい社会では、「食べる」だけに焦点が当てられがちです

何かをしながらの食事が当たり前になりがちですが
それはとどまって今に居れていない証拠です

大切なことは「今していること」にとどめましょう

電子機器や頭の忙しさから離れ、
口の中も心の中も体の中も、すべてをやわらかくして
食事をいただきます

何もせず、ただ食事をたのしむことで
私たちの魂は成長します

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“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
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