身体だけじゃない / キッチャリーがもたらす心の変化

5000年以上にもわたって継承されてきたアーユルヴェーダの智慧は、食事に限らず生活全体を通して癒しをもたらし、私たちの「本来の姿」へと戻してくれます

さすがはアーユルヴェーダ、です


キッチャリーを食べて
変わっていく「心」

今すでに多くの人に食べられるようになったキッチャリー

キッチャリーやほかアーユルヴェーダのお粥全般の効果効能について、アーユルヴェーダの最古典「チャラカサンヒタ」には以下のような記述があります

食欲増進、駆風(ガス抜き)
循環経路の柔軟化、発汗作用
消化力増進、軽性の性質があるため
減量療法や浄化療法を受けた人、
油剤が消化されて
のどの渇きを感じている人にとって体力・生命保持する

上記のような身体的変化に加えて、
キッチャリーの調理、食事を定期的に繰り返していくと心の面でも、何かこれまでと違う、新たな変化が起こるのを感じる人も多いと思います

人によって様々な感じ方があると思いますが、私はヨガ留学中にキッチャリーだけを続けて 5 日間食べたことで自分がいかに食物に偏った執着があるかに気づかされました

それ以降、自分のなかで強く執着していた食物への向き合い方を変えて生きました

物事をどのように感じ・考えているか、どのような行動を起こしているかによって、‥

このような重要な面での変化、「食事への考え方」については一時的なデトックス等の先にある、人生を通して軸となる学びや経験になると感じています


食べ方から
心全体が養われる
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私自身の経験から言うと、
「キッチャリーを食べること」は “手放し”の修練でもありました

初めこそ、「味がしない… あれ食べたい これ食べたい」と心の声がざわつくものの、身体に起こる反応の方がすぐそれに勝りました

キッチャリーを継続して食べている間、
3 日目くらいから自分の身体がラクになっていること、毒素が出ていくことで心も穏やかになっていることに気づきました

「私を元気にする食事はこういうものね」
「こんなに新鮮でおいしいものを食べれるなんて幸せ」
「この食べ物のおかげで今日も一日を健やかに過ごせる」

そのように感じられるまでにたった 3 日ほどでした

その後は、また体と心、食事間での微調整を改めて要しましたが、結果 3 年経った今もキッチャリーを定期的に食べていて、ほかの食習慣 – 暮らしのコツにもそのエッセンスが活きているのを実感します

>> 心を養う「アグニ」のこと


キッチャリーの
「食べ方」のこと

私が自宅でキッチャリーを食べる際はこうしています、というポイントについて

・前菜にアペタイザーを食べる >> 作り方
・食べる量 = 自分の両手を器状にあわせた大きさ
・食べる前に胸の前で両手を合わせて目を瞑りお祈りする
・床で達人座、もしくは椅子に座って真っ直ぐな姿勢で食べる
・一口ごとにスプーンをおき、終わってから次の一口を運ぶ
・口のなか、体のなかでよく味わって食べる
・食事中は無言・無音、か、ほどほどのおしゃべり
・食後2~3分ほどはそのまま座り消化を見届ける

キッチャリーは夜や昼食に取り入れることが多いです

昼食のお弁当ではシンプルなキッチャリーと、野菜のおかずを持ち運ぶことが多いです

大型連休や季節の変わり目には3日ほどまとめた期間を設けてキッチャリーを食べることもあります


Ayurveda お料理教室では
体と心にバランスをもたらす
アーユルヴェーダレシピをレクチャーしています

>> 季節の要素に沿った食事内容の調理
4 – 5 品

>> アーユルヴェーダの滋養食「キッチャリー」
副菜 2 – 3 品


アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
k a o r i

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