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– レシピ – アーユルヴェーダチャパティ

「小麦」は、体や思考が正常にはたらくのに必要な食べ物です

アーユルヴェーダの古典に記されている
“人間にとって必要な5つの食べ物”の中にも「小麦」(新鮮な)が含まれています

良質な穀物は肉体や心をグラウディングさせ、私たちの活動全体をやわらかくします

近年では小麦が悪者扱いされていますが、
“ 小麦そのもの ” が悪い作用をもっているのではなく低品質の食材に小麦が多く使われていること小麦そのものが加工工程で低品質になってしまっていること

が元の原因です

大量の砂糖や塩、卵やほか乳製品を合わせて発酵し焼き上げるパンなどは、事実消化不良にまつわる様々な原因を引き起こします

試しに、普段から発酵パンを食べている人で便秘や下痢、肥満など、の消化不良を感じる人は3週間ほどそれをやめてみてください

症状は著しく緩和されます



滋養になる無発酵のパンアーユルヴェーダで
古くから食べられてきたシンプルな平パン「チャパティ」

チャパティは、原材料も作り方もごくシンプルです

全粒粉と塩とギー、フライパン一つで完成します
食材本来の状態をできるだけシンプルに守っていることで、
体に入ったときに深い滋養を与えてくれます

インドの家庭では一般的に
ナンよりもチャパティが頻繁に食べられているそうです

なんだかんだで、今さらのチャパティレシピですが
ぜひ参考につくってみてください ♪
(使う粉によって出来上がりの色合い、感触は様々です)


レシピ
アーユルヴェーダチャパティ
消化にやさしい無発酵パン

トータル 15 分ほどあれば作れます

– 材料 -( 約4人分 )

・全粒粉 4カップ
・岩塩 小さじ1
・水 適量
・ギー 小さじ 1-2スパイスについて
・体質や好みに応じていくつかのスパイスをブレンドすることもできます
1 – 2 種、ほんの少量の調合がおすすめです
– 「それぞれのスパイスの効果効能」
– 「スパイスの適量について」

粉について
・体質や好みに応じてブレンドをしてもよいです
全粒粉をメインにするとまとまりが良くなります
全粒粉 __ 温、重、ヴァ―タの鎮静によい
米粉 ___ 冷、軽、ピッタの鎮静によい
蕎麦粉 ___ 中間、カパの鎮静によい

– 作り方 –

1 生地をこねる

・粉もの、スパイス、岩塩を入れて全体が合わさるようさっと混ぜます
・その後ギーを入れて、水を少しずつ足しながらひとまとめになるよう生地をこねていきます
・もちっとした生地、固すぎず柔らかすぎず程度になったらOKです
・こねる際は生地を “ ひとまとめにしていく感覚 ” で中心部に向かって回すようにしながらこねるのがポイントです

2 形状をつくる

・まな板などに打ち粉をしておきます
・1 枚につきゴルフボール一個程度の大きさに生地をちぎって、丸めたらまな板において軽く押しつぶし、綿棒を使って円状に平たく伸ばしていきます
・完璧な丸にならなくてもOK、均一に平たくなるよう伸ばしましょう
・縦方向×横方向に 2 – 4 回、裏表に返しながら伸ばすとうまくいきます

3 焼く

・フライパンを熱して少量のギーを垂らし、チャパティを入れて焼きます
・片面 2 – 3 分程度火を通して手のひらでひっくり返して裏面も同様に焼きます、少しギーを追加してください
・ひっくり返したら、表面よりは少ない加熱時間で済みます
・中~強の間程度の火加減か、もしくは鉄のフライパンだと強火で一気に焼けます

【Hale Pule認定アーユルヴェーダシェフトレーニング記はこちら】

Hale Pule 掲載ヒント

・裏面を焼くときは指でも簡単に引っくり返せますし、 フライ返しを使っても構いません。
・大きめのフライパンがあれば、2、3枚同時に焼けますよ。
・焼きあがったチャパティはお皿にカバーを被せて置いておきます。
・お好みでギーを追加してもOK!
・全工程を手で行うことができます。
・ゴムベラやフライ返しなどを使わない方法も試してみてください!
・粉の種類は、全粒粉のみ、全粒粉+米粉、スペルト小麦+大麦粉、スペルト小麦+米粉など様々な組み合わせから選ぶことができます。
・テフと呼ばれるエチオピアの穀物を少量加えると黄金色に出来上がりますよ。
・粉は自分で挽くと、プラーナ(生命力)の面でも、味の面でも最高の状態でいただけます。手動、電動どちらでもOKです。
・スパイスを少し足してバリエーションを楽しみましょう! (例:シナモンとフェンネル、バラの花びらと黒胡椒など) ・クリエイティブに楽しく作りましょう!


創って、食べて、感じる

新たな目線から食事を作り、食べる、・・・

このような体の全経験は、例えば過去の印象や古い記憶を超越して、今あるこの瞬間の美味しさが凝縮されていきます

慣れ親しんだパンとは全く違うものかもしれませんが、体に入った時の感じ方やその後の反応をじっくりと観察してみてください

チャパティはお弁当用に持っていくにもぴったりで、子どもと一緒につくるのも楽しいと思います

基本のチャパティのほか、野菜を練りこんだり新鮮なチーズを入れたり、…様々なアレンジもできます


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