考える力、生きる力

 

自分自身について知らないとき、
〝考え〟は考えのままにうろつきますが、

自分自身についての解釈や理解が
一定深まり、〝ただ〟そこに及ぶとき、

考えは〝実態〟を伴い、人生そのものに反映されます。



誤認と妄想

私たちが部分的かつ一時的な解釈に留まるとき、
そこへは誤認と妄想とが入り混じった状態で

人生をいうものに幻想を抱くようになります。

過剰な恐れや怒り、悲哀が人生に目隠しをし、
適切に存在することや能動性、生産性を失うようになります。

ラジャスとタマスの延々ルーチン、
自己からの分裂は当然生き心地が良くないものの、

誤認と妄想とが固執すると
私たちはそこから動き出すことを忘れ、

次第にそれに要するエネルギーさえも失います。



考える力と生きる力

健やかな肉体は健やかな精神を養い、
正常な判断や熟慮のもと感情を司るようになります。

私たちは本来この状態で生きるのが普通ですが
現代社会にいける様々な〝副作用〟がこれを阻み、複雑化させています。

考える、それは〝実態〟のある生のさまです。

私たちが「本質を見出すとき」、
そのものの「根源に気づく場面」というのは

人によって様々ですね。

私自身、自ら考えることや選ぶこと、そして決めることを一定〝人並み〟にし始めたのは、
一筋の光さえ一切見えない、暗闇へと真っ逆さまに墜ちたときでした。

私は人生においては割と序盤から「自分で考えること」「自分で選ぶこと」「自分で決めること」を要すような環境下で生きてきましたが、幼少期から〝もっと愛されたい〟と甘えていた私はそれらを〝イヤイヤ〟するしかなく、そのうちに〝不貞腐れ〟るような態度とともに〝怒りや憎しみ〟を抱えながら〝なんで自分がこんなことをしなければならないんだ〟とどこかで思い続けていました。

しかし、真の孤独へと追いやられたとき、逃げ場などないその領域で自分自身が避け続けてきた感情に果てしなく直面して初めて〝本当にそれについて責任を持って考えること〟の意識が芽生えました。

自分がなぜその感情を抱き、
かつ手放したくないのか

そしてそれらの憎しみや苦しみ、悲しみを手放すのは
本当に不可能なことなのか

そう自らに問いたとき、
〝そうではない〟ことが分かったのです。

私は自ら、自分の気持ちや考え方に責任を持って対処することができる、自らの意思で選び決断することができる、

そう気づいたのでした。

圧倒的な苦しみに呑まれきったとき、
私にとって人生は〝すべて〟になりました。

物事は一部分で見れば一部分での解釈しか及ばず、全容的に見ればそれは表裏一体で、多次元に繋がっていることを感じたのでした。

「考える力」と「生きる力」。
双方を繋ぐのは、「今いるその場で実践すること」です。

過去慢性的な身体の不調と機能不全について、改善を機に本質的に何がそうさせていたのか、問題を明らかにしながら緩和・解消へと向かった経緯についての全容 ~ 約 9 年間の実践事項とその背景にまつわる記述 ~ はアーユルヴェーダお便りにてご覧いただけます。


Ayurveda Life 講座

今回、オンライン版コンテンツとして新しく開講するに至った〝 Ayurveda Life 講座 〟は、〝自分と遊ぶ〟のコンセプトのもと制作が始まりました。

開 講 し ま し た

アーユルヴェーダ × 自分。
自分 × 人生。

自分らしさってなんだ?
アーユルヴェーダを取り入れるってなんだ?

‥の、アーユルヴェーダ初心者フェーズから現在実践中にある人の変容をさらに後押しするようなカリキュラムを 5 ヵ月間かけて一から作りました。

もっと今よりも自分らしく生きれる気がしている
アーユルヴェーダでも何でも学ぶとなると頭でっかちになりがちである

そんなフィーリングのある人にマッチすると思います。

アーユルヴェーダ(やその他のウエルネス関連のすべて)を学ぶ誰もが出逢いたいのは〝本当(本来)の自分〟だと思います。

自分と仲良くなって
自分の本調子を支えれる自分に成る。

自分の身体と心を繋いで、ラクに。
困難があっても対処して乗り越えれる自分に、誰もが成ることができます。

それにあたってアーユルヴェーダの原理原則は大変有益で、なかでも忘れてはならないのは「アーユルヴェーダのために」生きるのではなく「自分(とその他のすべて)のために」アーユルヴェーダを寄与させる手立てを学ぶということです。

アーユルヴェーダは暗記ではなく芸術であると説いてくれた恩師マイラは、食事や暮らしの全過程にそれらのエッセンスを散りばめて生活していました。
そこには真の創造的力があり、やわらかな規律が共存していました。

私自身アーユルヴェーダと出逢って 4 年が経過し根本から体質が変わってきたのを実感し、このタイミングで思うのは「これまでのすべてが今を作り、今この瞬間が同様にこれからのすべてに成る」ということです。

16 歳から社会人として働き出すなかで何の模範もないままに操縦不能で非生産的に過ごした日々で、ときに〝大きな痛手を負うこと〟は私が真に〝知りたい〟と強く感じていたことでもあるのです。

物事について何も知らないとき、それを知ろうと無謀なやり方をするのは一つ私が有す特性でもあったのだと、後のアーユルヴェーダに出逢った際に理解が及びました。

・・・そのようにして、〝自分の現在地〟が明らかになることで〝進む方向〟に向かって取り組む意義のある事柄をスポットのように照らし出すのがアーユルヴェーダです。

アーユルヴェーダに少しでも興味を持っているあなたなら、今ここでそのツールを生かしてより深く人生を探求していけるはずです。

【 ア ー ユ ル ヴ ェ ー ダ ラ イ フ 講 座 】

自 分 と 遊 ぶ
自分らしくアーユルヴェーダライフを創造し生きるための新・特別カリキュラム

◇ A y u r v e d a  L i f e 講 座
受 講 に 際 し て の ガ イ ダ ン ス

構 造
A y u r v e d a・伝 承 医 学
健康の柱・体と精神の個性について理解する

解 釈
A y u r v e d a・伝 承 医 学・現 代 を 生 き る 私 た ち
五感の扱い方・整え方の具体的なアプローチ
健やかさを改善し支える直接的課題の実践


創 造
A y u r v e d a・現 代 と 今 後 を 生 き る 私 た ち
日常で自分らしさを築くための
根本的なルールと実態を伴う継続的な実践ツールの活用


Ayurveda × あなたの形
唯 一 無 二 の 持 続 的 感 覚
健康と幸福へと続く〝必然的な生き方〟を自分のペースで築く

* カリキュラム内容・受講形式については概要ページをご覧ください。

>> 講座コンテンツにて提供される全ツールはご受講 ~ 永久的にお使いいただけます。
WEB テキスト / PDF データ資料
コンテンツガイド動画
各実践式課題ツール


 

講 座 コ ン テ ン ツ に つ い て

専用 WEB 画面テキスト
:PDF データ付属にて印刷も可能なもの

【日常で起こるすべての出来事からアーユルヴェーダ的観点を通じて原則を理解する】
>> 実生活において広い視野からの選択肢と意識付けを深めていくのに適した直接的体験を軸とした特別テキスト

【自分の体質や傾向、感情等の傾向をアーユルヴェーダの原則から汲み取る有益な各章における課題ツール】
>> アーユルヴェーダ・ヨガカリキュラムから体得した直接的実感と学びを基に構成されたもの
* 修得項目の詳細はページ下部よりご覧ください

Ayurveda Life ガイド動画
:繰り返し視聴可能

【受講にあたってのサポート講話を収録した専用動画】
>> アーユルヴェーダライフ ~ あなたのためだけの遊び場をつくるうえで大切に考えたいこと ~ プラクティショナー Kaori による講話収録

【自分と人生を繋げるフィードバックシート搭載】
>>
アーユルヴェーダライフマップ / アーユルヴェーダ体質診断シート / 心身の健やかさを推し量るチェックシート / 毎日をもっと遊べるようになるジャーナルシート

近日開講します
開 講 し ま し た


アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i

あわせてご覧ください

  1. 支えに成るもの、活かすこと

  2. 自分の体と心の愛ある実験

  3. もっと楽しく元気になる / 旅先での心得

  4. 女性と子どものためのアーユルヴェーダ WS / Vol . …

  5. 【質問 9 】 食べ過ぎないための工夫はありますか

  6. 朝一番に身体を温める

最新記事 おすすめ
  1. Karuizawa Asobi

    2023.05.30

カテゴリー

ブログ 購読