【 Ayurveda Holistic 基礎講座 / 第三章 】健やかな心身は日々の暮らしからつくられる

健康に生きるとはどういうことだろう
幸福感を深めて生きるにはどうしたらいいだろう

2020年。

現代社会に生きながら、私たちは〝今の自分にとっての最善の形〟を模索し探求を始めています。

Ayurveda Holistic 基礎講座では、5000年来継承されてきたアーユルヴェーダについて、その原理原則を一から紐解き、自分の暮らしへと – 自分らしく活かしていく術について修得を進めています。

10 月 ~ 開始した今期も、全 5 回のうちの 3 回目を迎えました。

2020 / 11 / 11(水)・14 (土) レポート記事です。



Ayurveda Holisitc 基礎講座 / 第四期 開講
第三章 レポート記事

朝 9 : 30  ~ 開始するプラクティスでは、まず前回から当日までの振り返りとともにアーユルヴェーダの原則を通してそれぞれを紐解きながら【原因】と【結果】のプロセスを見ていきます。

その後で調理編・午後からは講義編に入ります。

>> 第一章「アーユルヴェーダとは何か」
>> 第二章「身体・心を深く理解する」
に次いで、第三章となる今回は「健やかな心身は日々の暮らしからつくられる 」をテーマとしたプラクティスでした。

調理編で「癒しをもたらすアーユルヴェーダレシピ」を作り、一日の終わりに身体を労わるアーユルヴェーダレシピについて実践、皆さんで美味しくいただきました。

Day 3
調理編 / 癒しをもたらすアーユルヴェーダレシピ – 夕食メニュー
講義編 / 健やかな心身は日々の暮らしからつくられる

調理 Menu
ベジタブルキッチャリー

アボカドのハーブディップ
キュウリとエクストラクティブのチャツネ
スパイス入りホットミルク

ベジタブルキッチャリー

アーユルヴェーダの滋養食として古くから食べ続けられている〝キッチャリー〟。ギーやスパイスを効果的に取り入れた滋養溢れるお粥です。
伝統的な調理法をベースに、かつシンプルなプロセスで完成する作り方を実践していきました。仕事終わりで時間の限られた環境でも、できる、続けられる作り方です。
基本となる米と豆。そこへ季節の旬の野菜を入れてバランスのよい内容で調理します。今回はさつまいもと葉物。水曜クラスでは紫サツマイモを、土曜クラスでは鳴門金時を使いました。
食材の性質をみて適切に取り入れることで 6 の味を含むことはもちろん、心身のグラウンディングと浄化を実感できる一品です。炊きあがりのできたては本当に美味しいですね。

アボカドのハーブディップ

時間のないときでも大丈夫、すぐに完成するアボカドのハーブディップはお好みのエッセンスを自由に取り入れて。
アボカドはアーユルヴェーダではオーグメンティング的エッセンスとエクストラクティブ的エッセンスとを適当に含んだ食材です。
ハーブやレモンまたはライム、少々のスパイスをブレンドすることでフレーバーをアグニやドーシャに合わせることができます。形状もマッシュしていただくことでよりアグニに貢献できます。

キュウリとエクストラクティブのチャツネ

キュウリとエクストラクティブ食材を使って身体の内から解毒を促すチャツネ。
キュウリは軽いオーグメンティング的食材で、甘味と水分を多く含みます。
エクストラクティブ食材とオイル、スパイスを融合させたチャツネは味も凝縮されて他の食物との相性も◎
レシピそのものは季節の旬のものを用いてアレンジが可能になります。

スパイス入りホットミルク

1 日を生きてくれた身体を労わりゆるやかにおやすみモードへと誘ってくれる、スパイス入りのホットミルク
神経系を鎮めながら内臓をそっとケアしてくれるギーと、シナモン・カルダモンを使います。甘い香りとミルクの滋養がヴァータのケアにも役立ちます。
よく眠りたいときには夜就寝前に、心身の衰弱には朝に飲むと良いです。


【 健やかな心身は日々の暮らしからつくられる 】

後半の講義編では、アーユルヴェーダの原理原則 × 自分自身の特徴(体質・傾向・個性・長所と短所)について紐解いた先で、双方を繋げていくプロセスとして【 健やかな心身を日々の暮らしからつくる 】ことにフォーカスしました。

>> 健康を支えるサトヴィックな食卓
>> 組織づくりのバランスを支える 10 のエッセンス
>> 健やかさ・消化状況の点検ツール
>> 舌の状態から内臓の状態をみる
>> 女性性と男性性 / マインドの成熟
>> ドーシャごとの PMS 症状とケア方法
>> オージャスが多い状態・特徴
>> 段階的にオージャスを生成し続ける

普段何気なく行っている「食事」においては、本当に必要なものを体感したうえで本当は不要なものを削いでいくことで、自分にとってバランスのよい、満ち足りる食生活を築き上げることがかないます。

私たちがその時々で必要とするもの – バランスをもたらすそのもの自体の〝正解〟はありません。身体は常に動き、心も流動的な変容を重ねているからこそ、その時々での体感・選択・行動が大切なのです。

アーユルヴェーダの原理原則を紐解くことで、
次に大切となるのは〝今の自分〟を知ることです。これらは呼応していることもあれば、別工程での受容が始まることもありますね。

だからこそ、日々、定期的なスペースを設けてシンプルな実践を継続することが重要になります。

消火状況の点検ツールや舌の状態をみることは、自分が自分に向けてできる貴重ことの一つです。継続すればするほど、日々新しい角度でのキャッチアップも可能になっていきます。

またドーシャを紐解いてきた先で理解が深まる「PMS , 生理症状」や「それぞれの対処法」も修得しました。

ここまでのすべてが知恵と実践とを経て自分の体感になると、オージャス = 活力素が拡大していくアプローチも自然とかなっていきます。



プラクティスを経て / 受講者様のフィーリングより

アーマを作らないための食べ合わせについて、理由含め納得した。食べ合わせの悪いことをしていたこともあるので忘れないよう生活する!


舌磨きを毎日していて、舌の色や舌苔の状態が日々違うと感じるが、それが意味することについて理解できた。


出来立てのキッチャリーからは大きな穏やかなエネルギーを感じた。小松菜を後から入れることで、小松菜の味や触感を存分に感じることが出来、満足感が高かった。それぞれの食材の味や香りが引き立っていてとても美味しかった!!


自分が整っていないと人のことも考えられないし、ケアできない!自分を整える術を知り、実践し続ける。
アーユルヴェーダを学びたい、と思った理由を思い出し、原点に帰ることができた。


つい最近まで、自分はこうでないといけない!
特別な存在でないと価値がない!
あの人みたいになりたい!など外に目を向けられていて、キャパオーバーなことをしたり、自分に向いてないことをしていたと思う。( 不安や恐れがあった ) 執着があり、手放すことをしていなかったように思う。
最近では、自分のキャパ以外のことは何か、向いていることは何か、考え執着を少しずつ手放すことができていると感じる。


体の状態を理解してから食事をする事が大切と分かりました。
今の自分の体の声を聞き、何が必要かを知り、消化力を上げ、いい状態へ体を作り上げる事。


キッチャリーの作り方は何度か学んだのですが、今回の工程はシンプルで日常に取り入れやすいと感じました。
またキッチャリーになぜ、芋と葉野菜を入れるのか今まで分からなかったのですが、オーグメンティングとエクストラクティブのバランスを取るためだということも学べました。


18 : 00 以降はサットヴァな時間。例え仕事中であっても、気持ちを切り替えることから変えてみよう。


シンプルであるための「引き算」
食事は体を生成する重要なツールであるという原点を改めて意識することで本来の目的を取り戻し、執着( 何が食べたいなどの欲求 )から解放されるイメージができて、日常に少しずつ取り入れることができそう。


継続が苦手なのは、極端に変化させようとしているからかも、と気づいた。


自然と自分が整って元気であれば心に余裕もあり、自分軸をしっかり持ち、受け流したり受け止めたり、受け入れたりできる。


PMSでは自分は少し気持ちが落ちること、やや否定的な考えになりがちなのが自分でも良く分かり嫌なのですが、PMS症状とケア方法を学びましたので、やってみたいと思います。


何を優先順位とするかでも決まるし、目的 – 意味付けが重要になってくると思う。ジャッジするのではなく、その目的をするために何が必要か、が重要になってくると思う。


バランスの良い食事は食べた後、量を食べても軽くて満足のできる食事になる。


「健康を支えるサトヴィックな食事」では「 1 ~ 10 のエッセンス」の大切さを改めて思いました。


食事って自分をつくる大切な事。ここを大切にすることで自然と自分を大切にするのに繋がっていくと思いました。


鼻の詰まりで消化が分かるのもとても興味深かったです。
舌の状態で自分の内臓の状態を知ることができるので、その時間を習慣的にとっていきたいと思いました。


急ではなく自分の生活スタイルの中で徐々に取り入れ、続ける。その際、心と体の反応を観察する。


慣れていてラクなことを選びがち、それは幸せを本当に純粋に選んでいるか?「今」は習慣の結果。


時間がとれない、アーユルヴェーダに沿った食事がとれないなど日常的に難しい事があるが、まずは一番自分が好きな事、自分が満足する事を優先することが大切だと改めて気付けた。
出来ない自分ではなく、満足している自分でいる事だと感じた。
今の自分の生活にアーユルヴェーダを無理なく取り入れられたらいいと思えた。


動じない _ 自分の中心を持って、揺れた時も中心に戻ること。


日々コツコツ積み上げてきた事が未来の自分になるので、今やるべき事を大切にしていきたいと思います。日日是好日の言葉が好きです。


休日何もしない、という予定を立てて 18 : 00 には食事が終えている。これを試してみたい。


定期的にリセットする時間を持つことを取り入れる。(目を瞑って深呼吸、歩く、太陽、空からのエネルギーを取り入れる)


目を瞑って流す。頭の中にゴミが溜まり過ぎないように適度に流す。良い思い込みもある。エネルギーの使いどころ。まずは残像を洗い出す。


必要な種を撒く。自分の思い込みを洗う。
感覚を使って感じて、過去未来を引っ張らず今を感じる。


「人生は自分が信じてることの表現の場」
どんな未来が欲しい?今が望む未来なら、どんな表情でどんな声でどんなことをしている?

Ayurveda Holistic 基礎講座・受講者様から寄せられた全フィードバックをご覧いただけます。

次回、第四章では「日々の暮らしからつくる」先で「健康レベルを高めて生きるほどにラクになる」ための具体的な – 日常での実践ツールについて学んでいきます。

ディナチャリヤ – 身体の叡智に従う 1 日の過ごし方
セルフで行う解毒習慣
ウエルネスジャーナルで自分自身と向き合い気づきを得る
自宅スペースを至福の場所にするために

いつも真摯にプラクティスと向き合い、ここでの時間を創造的に過ごしてくださる皆さんに感謝しています。


2021 年 の基礎講座 開催日程

2 / 3(水)~ 3 / 24(水)定期受講
2 / 6(土)~ 3 / 13(土)定期受講
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4 / 25 (日) ~ 4 / 29 (木) 5 日間集中
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5 / 19(水)~ 6 / 23(水)定期受講
5 / 22(土)~ 6 / 26(土)定期受講
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9 / 19 (日) ~ 9 / 23 (木) 5 日間集中


 

アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i

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