Hale Puleで学んだアーユルヴェーダ料理は、「まったく新しい見方」 で 「シンプル」 に作られました。
作る行為、食べる姿勢すべてが私たちの生命そのものに届き、健やかさへと導いてくれました。
ここに記載された 14日 間のアーユルヴェーダレシピは、どれも “ 創造的なもの ” としてある種のサンプルのように捉えていただけたらと思います。
大切なのは、“ 原理原則を理解すること ” です。
自分の体調や傾向、住んでいる場所の気温・気候、生活全体と仕事のリズムなど、それぞれの生活に “ 合っている ” ことが大切です。
こちらにもその概要を記しています。
忙しく取り巻く現代社会ではおざなりになりがちな、食べること=生きること のつながり・・・
何を選び、どのように調理し、何を感じて食べるか、食べたとき、直後にどう感じるか‥
食事との神聖なつながりを少しでも直接的に感じ、思い起こしてもらえたなら。
ここでレシピを公開する私にとっては、それが本望です。
・
Hale Pule 認定
|
トレーニングが始まって間もなく、
9日の夕食以降からは
参加者全員が代わりばんこでシェフをしました
その日使われる食材をもとに
調理で使用するオイルやスパイス、
調理過程の取り決めを担当します
個々に、座学中に学んだ
スパイスやオイルの効果・効能を考慮しつつ
その日のお野菜と穀物との相性や、
その場の空気や気温なんかも考えた上で
レシピを決めました
考案したレシピは調理開始前にマイラへ確認してもらい、
必要があれば微調整をしてもらいます
それを使うならこの量、とか
これがあるならそっちは要らない、とか
ほんの小さな調整でした
あとは“直観力”と“創造力”、
自分の足元をグラウディングさせて
心をサットヴァにする‥
そうして調理を始めます
参加者全員で担当したのは、
ランチとディナーの調理でした。
担当シェフ名と日付を記載しています。
朝食は
マイラのアシスタントのケルシーが
毎朝 3 時過ぎに起きて
全員分を準備してくれていました。
調理実習中にメモをとったマイラからの教えも
レシピとあわせて記載しています。
調理日ごとにメモを追記しており、
すべてその日にマイラが伝えてくれたことです。
調理に関するアドバイスをはじめとし、
キッチンに立つ上での心の持ち方、
食材や食品業界のこと‥
ヨガの根源とも深くつながる
アーユルヴェーダの智慧について、
実用的な教えをたくさんもらいました。
当記事では
それぞれの料理の具体的な調理法は省き、
使用した食材・油・スパイスを記載しています。
・
2017 / 11 / 7 dinner
◯ キッチャリー
・米
・ムング豆
・ギー
・岩塩
・生生姜
フライト直後のハレプレキッチャリーはまさに万能食‥
2017 / 11 / 8 break fast
◯ クニ
・米
・ギー
・岩塩
・生生姜
・ターメリック
キッチャリーよりもシンプルなお粥
アグニを整えてくれます
2017 / 11 / 8 lunch

◯ シンプルキッチャリー
( 白菜、ケール、人参 )
・白米
・ムング豆
・生生姜
・生ターメリック
・カレーリーフ
・クミンパウダー
・フェヌグリークパウダー
・フェンネル
・ちょっとだけブラックペッパー
>スパイスはパウダーの方が味がぱっと出やすい
>生姜は生だと甘味があり
>生姜はドライだと温性が高すぎて
ピッタを増悪させる
>カルダモンのシードの効能は熱冷まし
>カルダモンのパウダーはシードよりも
もう少し温性が高い
>野菜をかき混ぜすぎないこと
➡️ヴァータのアンバランス
乱れたバランスを料理に含まないこと
頭の真ん中に意識をとどめて料理をする
お野菜を含むキッチャリーは
忙しい人でも作りやすくておすすめです
2017 / 11 / 8 dinner
◯ チャパティ
◯ キッチャリー
>チャパティはまとまったらそれ以上さわらない
>かちかちにまとめない
>さわりすぎると固くなって噛みにくくなる
>強く握りしめすぎない
>形をつくる際は均等に、
縦横二回ずつゴロンゴロンと伸ばす
※やりすぎない
>形はどうでもいい
>少しうすめ(厚すぎない)方が美味しい
>フライパンを温めてギーしいて、
「良い想い」を浮かべて焼く
>焼く時間はその季節の温度や湿度にもよる
>手で触って感じて、真ん中からひっくり返す
>フライパンから煙が出てたらギー入れる
>茶色になるまで焼かない
※必要以上に乾燥した食べ物たべない
私たちは生きてる上で十分に乾燥する要素取り入れてるから
>粉やスパイスは直感力使って計れるようになる
>レシピでは表記を少な目にしておく
>粉のプラーナがあるのはひいてから1ヶ月までがぎりぎり
もう、粉そのもののプラーナがすごいので
シンプルなチャパティがとっても美味しかった
2017 / 11 / 9 break fast

◯ キッチャリー
・大麦
・バスマティライス
・ギー
・岩塩
・ココナッツオイル
・生ミント
・カルダモン
重さのある大麦と軽さのあるバスマティライスで
はじまりの朝にぴったり
2017 / 11 / 9 lunch

◯ インディアンバスマティライス
・ターメリックパウダー
・岩塩
・米と水は1:2
◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・すりおろした生生姜
・クミンシード
・アサフェティダ
・ブラックペッパー
◯ 紫さつまいも
・ココナッツオイル
・岩塩
・カルダモン(種)
・パクチー
◯ 葉野菜
( カラードグリーン )
・ひまわり油
・岩塩
・ひじき
・フェヌグリーク
>ひきわりムング豆
ムング豆と水は1:3 でとろとろになる
お好みで水分量調整してひたひたしたスープにもなる
>オーガニックのマークはあまり意味ない
自分にとってのエネルギーを考える
>アーユルヴェーダの食材というものはない
原理原則に当てはめて料理をすればよい結果になる
>海塩は通常良くないが、ヒラヤマ海塩はOK
(乾いたところから採掘しているため)
>ふつうの食卓用食塩(海塩)は熱が高すぎる
(処理の過程によって)
>ネティ(鼻洗浄)には海塩のほうが進められる
>鍋について
テフロンは使っているうちに欠けてくるから良くない
>日本では純ステンレスは少なく高いけど
欲しいものをリクエストすること
「ないの?ないの?」と
大勢の人が言えば企業は作ってくれる
>消化を助けるスパイスは冷性より温性のもの
>あずきや緑豆は圧力鍋で圧力かかってから
22~26分くらいおく
THE ・ ハレプレボウルです
ほんとうに美味しい
2017 / 11 / 9 dinner
chef : Minami,Maike,Heather,Yuka
◯ インディアンバスマティライス
・ギー
・岩塩
・レモングラス
◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・カレーリーフ(1枚)
・アサフェティダ
・フェヌグリーク
・クミン
・コリアンダー
◯ きゅうり
・ひまわり油
・岩塩
・生パクチー
・ディルシード
・搾ったライム
◯ ブロッコリーの葉
・ひまわり油
・岩塩
・生生姜
・昆布
・ターメリック
・マスタードシード
◯ バターミルク
・バターミルク
・水
・ギー
・岩塩
・ブラックペッパー
・クミンパウダー
>バターミルクは
消化官のバランスを整える
マイラは近所にすごい愛されてる牛がいて
そこから生乳を買っている
2017 / 11 / 10 brak fast

◯ ほっとバナナ
◯ パパイヤ
◯ オレンジ
◯ パナマベリー
>ほっとバナナ
皮なし(ギーあとがけもあり、入れすぎは注意)
火を通しすぎない、温める程度でよい
・バナナのラサは甘味
・バナナのヴィパークは酸味
>その他入れてもよいもの
(バリエーション)
カルダモンシード
オールスパイス
バラの花びらもよい
寒いときはほんの少し生姜をすりおろしていれても◎
夏ならココナッツ、ミント、フェンネルもよい
>オーガニックのバナナが理想
商業バナナはガスかけて青色から黄色くしている
>化学物質なら皮なしでもよい
やわらかさは好み(カスタードくらい柔らかくしても)
>ギーを使えば消化力アップ
>バナナの皮にはカリウムがあるから
一緒につけたまま蒸すとよい
>バナナの皮は食べない(渋味が強いため)
>ほっとバナナは完熟してるバナナがよい
>鍋(フライパン)には横向きから入れていく
>1~2分蒸す
2017 / 11 / 10 lunch
chef : Sheryl,Sanae,Ai

◯ 白米とキビ
・ギー
・岩塩
・ブラックペッパー
・フェンネル
◯ ホールのムング豆
・ギー
・岩塩
・生生姜
・クミン
・ターメリック
◯ ベイクドかぼちゃ
◯ ケール
◯ ココナッツチャツネ
・ココナッツオイル
・岩塩
・ブラウンマスタードシード
2017 / 11 / 10 dinner
chef : Yuka,Minami,Eri

◯ 白米
・ギー
・生姜
◯ アーモンド入りさやいんげん
・ギー
・塩
◯ 人参スープ
・ギー
・岩塩
・生生姜
・ターメリック
・マスタードシード
・クミン
◯ 白菜
・ギー
・岩塩
・カルダモンシード
・昆布
◯ チャパティ
2017 / 11 / 11 break fast
◯ クニ
・米
・ギー
・岩塩
・生生姜
・ターメリック
2017 / 11 / 10
◯ 新鮮なパニールチーズづくり
>発酵して時間がたったチーズよりは
生乳で飲むほうがよっぽどよい
>生乳は寝る数時間前に飲むのがよい
>太りたい人は朝、食事の前に飲むとよい
2017 / 11 / 11 lunch
chef : Hitomi,Satoko,Sheryl

◯ アーユルヴェーダピザ
[生地]
・小麦
・塩
・アマニの種全体の10%くらい
(便秘さんのために)
・少しのブラックペッパー
・ギ
・水 (ハーブティーでもあり)
・ペタペタくらいになる水入れる
[具材]
・野菜
(ブロッコリー・ズッキーニ)
・ペスト
・パニールチーズ
◯ ペスト
・ブラックペッパー
・岩塩
・ピーカンナッツ
・生バジル
・オリーブオイル
・水
◯ ココナッツミントディップ
・生ミント
・ココナッツ
・水
※プラスチックに熱いものは入れない
冷ましてから入れること
>葉野菜は「固形物」のときは
とくにきちんとひっくり返して火を通す
>チャパティもだけど、
生地は時間おいた方が軽くなる気がする、
という人もいる
2017 / 11 / 11 dinner
chef : Nancy,Maike,Yuka

◯ バンブーライス
(竹のお米)
・ギー
・サフラン
◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・ブラッククミン
・すりおろしたターメリック
・フェヌグリーク
◯ かぶ
・ギー
・岩塩
・すりおろしたターメリック
・生姜
◯ ケール
ブラックマスタードシード、
クミンシード
すりおろした生姜
パセリ
◯ アボカド
2017 / 11 / 12 break fast

◯ ほっとバナナ
◯ パパイヤ
◯ スターフルーツ
◯ パナマベリー
2017 / 11 / 12 lunch
chef : Sanae,Heather

◯ パンケーキ
・黒ごま入り
◯ ひきわりムング豆
・ギー
・昆布
・塩
・シナモン
・コリアンダー
・カルダモン
・アサフェティダ
・ブラウンマスタードシード
◯ キャベツ
・ココナッツオイル
・岩塩
・生生姜
・カレーリーフ
・クミン
・生ターメリック
◯ 人参
・ギー
・岩塩
・すりおろした生姜
・アジョワン(インドのセロリ種)
◯ ココナッツチャツネ
・生ココナッツ
・タイバジル
・絞ったライム
>微細さを感じる舌を育てる
2017 / 11 / 12 dinner
chef : Satoko,Hitomi,AI,Nancy

◯ お米とムング豆
・ギー
・岩塩
・バスマティライス
・ひきわりムング豆
・ローリエ
・アサフェティダ
・生ターメリックほんの少し
◯ きゅうり
・ギー
・岩塩
・しそ
・フェンネルシード
・カレーリーフ
◯ ブロッコリー葉っぱ
・ひまわり油
・岩塩
・フェヌグリークすりおろし
・生ターメリック
◯ アボカド
・パクチー
・水
◯ バターミルク
・ターメリック
・ギー
・マスタードシード
◯アムラ
>きゅうり
この薄さだったらすぐに火が通るので最後で大丈夫
きゅうり自体の水分も出る
>冬のオーグメンティングの野菜
さつまいも、かぼちゃ、カブ、
ビーツ、里芋、れんこん、人参、
ヤーコン、冬瓜、タロ芋
>辛いカブはオーグメンティングでもラジャスが増える
>れんこんはちょっとオーグメンティング寄り
とてもいい野菜
>ヤーコンは少し火を通すことでプラーナが宿る
>アムラ
アーユルヴェーダでは薬用として使われる
少量を食べることはとてもよい
ピッタドーシャ・アグニの再生によい
生だと黄緑色をしている
>料理もヨガも準備のために時間を割く
人生も一緒のこと
計画と準備の過程を楽しむ
>1970年代に歪められたにんにくの用い方
この頃から外食産業でニンニクが大量に入れられた
>フムスは本来、ニンニク入れないものだった
フムスはニンニク入れてないも
>さやえんどうはエクストラクティブで
食べ過ぎると乾燥し、便秘になりやすい
2017 / 11 / 13 Break fast
◯ キッチャリー
・ギー
・岩塩
・白米
・蕎麦の実
・シナモンの皮
・生生姜
・フェンネル
2017 / 11 / 13 lunch
chef : Sanae

◯ 白米と玄米ハーフハーフ
・ごま油
・塩、昆布、
・ブラックペッパー少し
◯ さつまいも
・ココナッツオイル
・岩塩
・アジョワン塩
◯ キャベツ
・生姜
・ターメリック
・ナツメグ
・レモングラス
◯ ひきわりムング豆
・ギー
・岩塩
・アサフェティダ
・フェヌグリーク
・ベイリーフ
>アサフェティダとフェヌグリークは性質似てる
ラジャスが強めだから、入れすぎないこと
>アジョワンも強い
>サフランは微細な味だから
他とごちゃごちゃ合わせないこと
>スパイスとの関係性を築く
香り、感じ、口あたりがどうか?
そこから性質を考える
まずそのものをじろじろ見て、感じてみる
>生のオレガノはトロピカルでフレッシュな香り
>調理過程でどうやったら自分にとってラクになるか?
便利に設置し“サットヴァ”な空間をつくる
>大事なのは白黒はっきりつけようとしないこと
原則を応用すること
>今を心配する
未来を心配する
過去を心配する
どれも現在にいない証拠
ヴェーダに抵抗する術を身につけること
そうすれば人生がずっとラクになる
ヴァータは
「やりたいようにさせてよ」というけれど
これは嘘つきです
時間をかけて健康とバランスを取り戻すこと
バランスをもたらすものは何か?
これは欲望を満たしてはいけない、とは違う
2017 / 11 / 13 dinner
chef : Yuka

◯ 寿司ライス(白米)
・ギー
・岩塩
・昆布
・すりおろした生姜
◯ 葉野菜
・ギー
・岩塩
・ムング豆
・コリアンダー
・クミン
・ターメリック
◯ 人参
・ココナッツオイル
・岩塩
・シナモン
◯ 葉野菜
・ひまわり油
・岩塩
・フェヌグリーク
・刻んだミント
◯ アボカド
◯ 味噌汁
・有機麹、塩
>オーツを押しつぶしたもの
➡️押し麦
市販の押し麦は機械でやってるから
性質が必要以上に熱くなる
>発芽玄米は重く、消化しづらい
2017 / 11 / 14 break fast

◯ キッチャリー
2017 / 11 / 14 lunch

◯ ワイルドライス・バスマティライス
◯ さつまいも
◯ 葉野菜
◯ アボカド
2017 / 11 / 14 dinner
◯ お米とムング豆
◯ キュウリと葉野菜
◯ アボカド
◯ バターミルク
ドーサやラブローフ、ビーツのローストなど
– 後半 –
2017 / 11 / 7 ~ 14
シェフトレーニング/14日間の食事レシピ公開
認定アーユルヴェーダシェフトレーニングへ行きました
いつも愛をここに
“自分を知ることによる幸せ”
ヨガとアーユルヴェーダと食事
全米ヨガアライアンス認定 ヨガ指導者
Hale Pule 認定アーユルヴェーダシェフ
kaori