私たちの身体は
今この瞬間もエネルギーを消費して生きています。
体、心、思考が正しく( 自分らしく )活動 – 循環するには、
バランスのとれた食事が肝心であるとアーユルヴェーダはいいます。
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安定・強化をもたらす食物
循環・浄化を促す食物
アーユルヴェーダでは
食物の作用・役割について大きく「二つ」に分けてみています。
「安定・強化」を与える食材をオーグメンティング、
「循環・浄化」をもたらす食材をエクストラクティブといいます。
たった二つというと
シンプルに聞こえるかもしれませんが、
それぞれの作用と性質を統合するとそのような見方ができると思います。
食事のなかでエクストラクティブが「6」
オーグメンティングが「4」で構成されると、
心身に程よい重さが与えられる一方で適切な循環と浄化、その結果として排泄が行われます。
排泄、というと現代ではしきりに
「 デトックス 」= 浄化を謳う場面が在りますが、
心身の排泄には「 出す 」だけでなく「 入れる( 在る )」ことも重要なのです。
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オーグメンティング?
エクストラクティブ?
* オーグメンティング食材は、
神経系を緩和し、組織をグラウディングさせ、肉体とマインドをやわらかくかつ強化してくれます。
多すぎれば太る原因にもなりますが、適切なオーグメンティングの量は生きる上で必須です。
* 対してエクストラクティブ食材は、
体内の循環を促進し不要なものを分解処理、浄化させる作用があります。
エクストラクティブ食材は主に苦味渋味、わずかに辛味を伴います。
多すぎれば身体が冷えたりマインドが浮ついて散漫の原因になりますが、
適切な割合で食べていると体がクレンズされて心身共にみずみずしさを維持します。
ちなみに、肉魚は身体にとって消化が重く、
エネルギーも時間も要すためアーユルヴェーダ的には「タマス(死)」な「エクストラクティブ」として分類されます。( 肉を食べるなら、よく走る動物の肉、しめたてであることが薦められます! )
食べる際には消化に良い調理法を施し、
エクストラクティブの「4」に収まるようバランスを構成すると消化もうまくいきます。
「4」のうちで肉魚のほかに緑野菜等が入るということは、
全体としては「2」ほど = 食事の 20 – 30 %以内が良いでしょう。
[オーグメンティングとエクストラクティブ ]
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i