体質改善が “ 健康ブーム ” の一環で定着しています
「健康」の根っことして、まず “ 体質の改善 ”
そう思うところによれば、
私たちは自分の体が本調子でなく、
改善の余地があることを自覚していることになります
・
「自覚している症状」をみるとき、
アーユルヴェーダでは それらが「なぜ起きたか」をみていきます
乱れや不調、病気は
その症状を和らげる以上に
「なぜそうなったのか」、
その根本を断つことの方が長期的には大切だからです
・
本当に起こる
「体質改善」のために
私たちには、元々生まれ持っている「体質」(要素)があります
体質が分かると、そこから起こりやすい不調や乱れの傾向がおおよそ分かり、その緩和法も見合ったものを施せるようになります
「体質」をアーユルヴェーダではドーシャといい、ドーシャバランスによってその人の特質、本来の体型 (骨組み) や肉付き、長所・短所等の枠組みが決まることを前提にみています
・不眠
・便秘
・冷え性
・肌荒れ
・胃腸の不調
・肥満、浮腫み
・血圧トラブル
これらは「ドーシャ」がそれぞれに増大し、乱れたことによる “ サイン ” を意味します
・
上記のような症状を
一概に「体の不調」としてみるだけでは、
根本的な改善法、最適な治癒方を見逃すことがあります
・
やはり大切なのは、根本からの改善であり「体質改善」が健康においては理にかなったアプローチなのです
ドーシャごとに、生じる乱れや不調は異なります
例えば…
ヴァータドーシャ
…空と風のエネルギー
渇・速・冷・荒 等の性質から成り、これらが元々体質に多く持ち合わせている人は基本、細身で長身または短身です
ヴァータが増大・増悪すると
便秘や腹部のガス感、注意散漫、緊張、不眠等の症状が現れます
ピッタドーシャ
…火の水のエネルギー
熱・油・流・鋭 等の性質から成り、これらが元々体質に多く持ち合わせている人は基本、中肉中背で筋肉質です
ピッタが増大・増悪すると肌荒れ、胃腸炎、結膜炎、イライラ等の症状が現れます
カパドーシャ
…水と地のエネルギー
重・冷・鈍・固 等の性質から成り、これらが元々体質に多く持ち合わせている人は基本、大柄で骨太の体型です
カパが増大・増悪すると浮腫み、鼻水、扁桃腺の腫れ、肥満、怠惰等の症状が現れます
このように、体質の傾向が分かれば – 体質に適したアプローチができるようになります
風邪の症状でも、喉が痛むのか、鼻水か、咳かによってアプローチするドーシャ・緩和法が変わってきます
またそれぞれに見合った緩和法・ケアができることで症状は早くに治まり、根本的な治癒になるため、その後の身体全体の回復も早まります
体調を崩したときほど
「自分の体を知る機会」
普段は見逃しがちなことでも、長所ないしは短所が著しく現れるときには自分という存在、個性を理解できる機会になります
そこで、心身の真意 – 内側に起きていることを聴けるようになることが大切です
乱れや不調、慢性的な病 などを、
単に「生まれつき」や「季節の変わり目だから」とか
「ストレスでね」や「なんでだろうね」などと曖昧な概念だけで片付けることなく、
・どこの不調なのか、
・何による乱れなのか
を知り理解が深まれば、自分自身や人生そのものへの受容につながります
アーユルヴェーダの基礎理念を実生活に役立てる講座
Ayurveda Holistic 基礎講座は、全 5 日間 – 1 日 2 部構成で行われます
〈 調 理 編 〉と〈 講 義 編 〉の両面から、自分とその環境に見合った食事や暮らし方を習得します
朝 – 昼 – 夕 / ドーシャごとに適した食事内容、アーユルヴェーダにおける体質理論、性質の捉え方からみるセルフケア方法、ほか
“自分を知ることによる幸せ”
アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
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